ワンピースネタバレ890話891話確定あらすじ考察と感想!ゼウスとプロメテウスの関係性について

889話では、ビッグマムがゼウスとプロメテウス、ナポレオンと一体化して、
真の姿を見せていました。

元々ビッグマムの魂を分け与えて生まれた、
ホーミーズであり、元の姿に戻ったとも言えますが、
その異様な姿には衝撃を受けました。

そして、なんといってもそこからの・・・
ジンベエが男気を見せて、船を捨てる覚悟を指示しながらも、
自分が率先してビッグマムの前に立ちはだかる姿を見せます。

魚人海賊団元船長としての威厳を見せつつも、
ルフィの船を守るという徹底した役割意識を持っています。

正に仁義を通す生き方です。

今回890話ではそんなビッグマムvs麦わら海賊団との攻防第一弾が開始となりました。

ポイントは「ゼウス」と「プロメテウス」です。

この二者間の関係性が今後の戦いを左右すると思われますが、
ビッグマムとの戦いはどのような形で収束していくのでしょうか。

890話「船の上のビッグマム」について考察をしていきます。

ビッグマムが腹が減りすぎて暴れ周った結果・・・
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前話889話のあらすじはこちら。
→889話のあらすじ考察はこちら

プロメテウス、ゼウス、ナポレオンの3つを従えて、
一体と化したビッグマムがついに麦わらのルフィの船に到着します。

遂にビッグマムがサニー号を捕えた決定的瞬間とも言えます。

これまでの歴代のワンピースの展開を見ても、
船に敵が上陸した例というのはほとんどありません。

強いて言うならば、ニコ・ロビンがルフィ達の船にいつの間にか乗船していて、
窘めるような言葉を残しつつ、
ルフィたちを泳がしたことがありました。
(・・・その結果クロコダイルは倒されることにも繋がるのですが)
または、敵ではありませんが、
なぜか、バーソロミュー・くまがサニー号をシャボンディ諸島で2年もの間守っててくれました。

この時が、ある意味で、救世主とも言えますが、
一番のピンチだったとも言えるかもしれません。

何が一番お伝えしたいのかというと、
今までかつてないほどのことが起きているということです。

四皇のビッグマムがサニー号に乗っているということは、
すなわち、最大のピンチとも言えるのです。

だからこその、タイトルに「船の上のビッグマム」となっているのです。
(タイトルの重要性についてはこれまでもお伝えしてきましたね)

ビッグマムが船の上にいるということは、
これだけでも麦わらの一味にとって絶体絶命のピンチなのです。

それで、早速ビッグマムが船の中を荒らしまくっています。

ビッグマム
「どこだい、ウェディングケーキは!」

そう言って船の中で暴れまわるビッグマム。

不幸中の幸いとして、船を壊すことを目的としていないところでしょう。

ビッグマムはケーキを探しているので、船を全壊させないようにしているのです。

ここで船を木っ端微塵にすれば、ルフィの海賊王の夢も(当分は)潰えてしまうことにも繋がりますが、
そこは紙一重でなんとか首の皮一枚で残っている状態です。

ただ、船の所々は破壊されていって、
誰が死んでもおかしくはない状況は変わりません。

そこで、ジンベエが男気をみせまう。

ジンベエ
「この船にケーキはないぞ!」

ビッグマム
「おれの息子があると言ったんだよ
もしなかったらおれは息子の命をこの手で奪わなきゃならない」

という謎のセリフ(笑)

単にムカつくから殺すっていうだけですが、
ウソも方便でなんとか切り抜けようとしていたペロス・ペローも覚えてて、ショックを受けます。

肝心なところはしっかりと覚えているビッグマム。

確かにどこまで意識があるのか、気になるところでもあります。

一種の催眠状態とも言えますが、ビッグマムのこの状態は潜在意識的に、
確信犯とも言えるのかもしれません。

過去のトラウマから発動している、
食い煩いですが、過去のインナーチャイルドを食い止めるために、
わざと「アホなふり」をしているだけともいえますね。

つまり、脳科学的に言うと確信犯で行動しているということです。

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↑こういった行動も、自分が満たされない想いを、
周囲から奪うために、わざと起こしているとも言えるのです。
(とは言え、周りからしたらたまったもんじゃないです・・・部下たちも犠牲になっていますので)

もちろん、これは正常な判断をしているとは思えません。

どういうことかというと、
ビッグマムはある意味で何かに憑依されている状態とも言えるかもしれません。

それはカルメルなのか、過去の自分なのか、分かりませんが、
正気でない自分と何者かに乗っ取られた自分の区別がついてない状態なのです。

アホなフリというのも、それをなんとなく頭では分かっていても、
自分の欲望のまま、思うがままに行動をしてしまうから、
ということです。

これが正気の状態を保ててたら、
ビッグマム海賊団の各船ごとに冷静に指示を出すことができ、
かなりの統率が取れていたとお話もありました。

ビッグマムが本当に実力を発揮して、
自分達の船をまとめあげて、部下たちを指示することができたら、
もっと凄まじい実力を発揮することになると思われます。

そして、現時点でもその実力の片鱗がいくばくか見えてきます。
ビッグマムが大暴れするのをジンベエが実力で止める・・・

ビッグマムが大暴れしており、
船を悉く破壊して・・・
船の帆をプロメテウスの炎で燃やしてしまったり・・・
船の中のウェディングケーキを探して壊してしまったり・・・
かなりの大損害を与えています。

このまま新世界の旅をするにはかなり無理があるようにも思えます。

それだけ大変な状況の中で、
ビッグマムも一貫してウェディングケーキを求め続けています。

(ここまで来ると流石に貫き通していると、むしろすががしいです。)

そして、海中にジンベエがいますが、
「海流一本背負い」
という技のもと、ジンベエが船の上に海水を大量に運んできます。

これで、悪魔の実の能力者は無効化されて、
プロメテウスが「ぎゃあ−−−!」といって泣き叫んでいます。
(空にはゼウスがいるので、なんとか無事のようです)

そして、ジンベエの技「魚人空手の奥義 武頼貫」でビッグマムをふっ飛ばします。

ほぼ、ジンベエ一人でビッグマムを船の上から、
追い出すことに成功したと言えるでしょう。

四皇一人をここまで対等に渡り合う、
というのはかなり珍しい描写です。

ワンピースの歴史の中でも、白ひげが頂上決戦のときに、
敗北に喫した時以来だと思います。

ビッグマムは船の上から飛ばされましたが、
ここからゼウスが助けに入ります。

ゼウスはビッグ・マムが海に落ちる寸前に救い出し、
なんとか危機一髪でした。

そして、ビッグマムがここから
ナポレオンと一体化した刀をグイーンと伸ばして、船を真っ二つにしようとしています。

完全に船が壊されてしまいますが、これでウェディングケーキは見つかるから、
安心、ということでしょう。

ナミは対策として、ゼウスに大好物の雷をプレゼントしています。

これによって、「ワオ!」と喜んでいますが、
何度も同じ手には乗りません。

ビッグマムを危険な目に合わせたゼウスもさすがに学習をしているのだと思われます。

そして、ゼウスからの攻撃で雷の波状攻撃を喰らいますが、
ビリビリと全身がしびれているのはなんとナミではなく、
ブルックです。

ブルックはどうやら、身のない所に雷は効かない、
というようですが、骨事態にも電気の振動は伝わるのではないか!?
と素朴に思った次第です。

骨に電気の振動を与えて、伝える技術とかあった気がしなくもないですが、
いずれにせよ、骨だけならOKとのことです。

そもそも、痛神経など一切の神経が無い状態で、
生きていること事態が不思議で仕方がないですね。

神経がなければ痛いとか、熱い、冷たいというのは
一切感じようがありません。
(そういう意味では、ブルックには物理攻撃も平気なのですね)

ある意味で最強であることが発覚したブルックですが、
ビッグマムと対峙する瞬間がやってきます。

このときに、ブルックはあくまで自分の筋を通すのです。

ブルック
「パンツを見せてもらってもよろしいでしょうか?」

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このときのブルックは、色んな意味で鬼気迫るものではないでしょうか。

ちなみに、あくまで70歳を超えた女性に対しても、
一貫してパンツを求め続ける姿は
ある意味で愚道者とも言えるでしょう(笑)

そして、一瞬の動きから矢筈斬りが繰り出されて、
ビッグマムの足元にあったゼウスが真っ二つに割られてしまってます。

ゼウスは隙だらけだったために、ここで放電させることで、
一気に雷の電気エネルギーでショックを与えることができるのです。

ナミがクリマタクトを駆使して、
ビッグマムにダメージを与えることに成功するのです。

四皇にここまで渡り合えるとは、
正直驚きとも言えるでしょう。

ただ、ここでいくつか助けられている点があります。

・ビッグマムは正気ではない(食い煩い)
・弱点(ゼウスが間抜けであること)を知っている
・ビッグマムがサニー号を壊すことはない(ケーキを奪いたい)

などです。

こういった前提があるから、
四皇とも言えども、なんとかかろうじて、
対等に渡り合っているように「見える」のです。

ビッグマムが本気出したら、
おそらくひとたまりもないでしょう。

それくらいの実力差はあるように感じます。

ただ、ジンベエの活躍には目をみはるものがあると思います。

ここで時間を稼ぐことに成功した一同は、
全速力でサニー号を負傷させたまま、
一気に加速して進んでいくのです。

最小限のダメージで抑えられて、
ある意味奇跡ともいえますが、
ここから「ゼウス」が完全にナミのしもべになりそうです(笑)

放電されたことで、単なる雲になってしまったゼウスですが、
これでビッグマムの御眷属はプロメテウスと、ナポレオンの2つとなりました。

ここで問題はプロメテウスだとも言えるでしょう!

結局、マザーの能力を継承したビッグマムですが、
はじめは火のエネルギーを召喚させて、
プロメテウスを発動させて、我が物としていました。

ことのはじまりはプロメテウスだともいえます。
(ゼウスのはじまりは一切語られていません)

プロメテウスとゼウスの二人はある意味で、
2つでセットであったはずが、
ここでゼウスが一人いなくなった状態になりました。

ここからは管理人の予想になりますが、
ビッグマムがゼウスとプロメテウスの2つはセットであるからこそ、
何かしらの実力が発揮されるのではないかと考えています。

つまり、ゼウスが人質に捕えられた状態である以上、
ビッグマムは本来の実力は発揮できないのではないかと思われます。
(それがどれくらい強いのかは分かりませんが・・・)

例えば極端な話、ビッグマムのパワーが半減したり、
よりやせ細ってしまったり、など弱体化するという懸念ですね。

魂の分け御霊である分、ゼウスが自分のそばにいない以上は、
本当はもっと強かったはずのビッグマムの魂が磨かれない、
ということではないでしょうか。

とは言え、プロメテウスに乗ってここからも全速力で、
追いかけてくると思われます。

ビッグマムvs麦わらの一味 with ジンベエ

サンジ達が到着するまで、果たして持つのか?

次回の考察でこの辺りもお伝えします。

次号、891話のあらすじはこちら。
→891話の考察はこちら

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