前回、衝撃のオロチ斬首から、カイドウは最初からワノ国を天然の要塞と海賊の楽園にし、世界大戦を起こすという壮大すぎる野望と宣戦布告を宣言しました。
更に、ビックマム海賊団と同盟を結んで、長年謎とされているワンピースを今度こそ手に入れると、ルフィが倒すべき敵としてその存在感を増したと言えます。
しかし、カイドウが知る由もなく、彼奴を倒す為に、赤鞘九人男が動き出します!!
前回のあらすじ
鬼ヶ島の裏側に待ち構えていたカン十郎は、モモの助をイタブリ、今日の処刑を持って、光月家を滅亡させると宣言します。
故にカイドウの首を狙う赤鞘九人男達に、秘密裏に殺害しようと待ち構えていたのです。
その言葉に、残雪の菊之丞が先陣を切り、カン十郎と戦います。
さて、そんな中、ルフィとヤマトは、ヤマトに掛けられた枷が天竜人の爆発腕輪だと判明し、ヤマトはおでんに憧れながらも、自分はおでんの様に自由ではないと言います。
しかし、そんなヤマトに対して、自分がその枷を外してやると宣言します。
そして、前回の盛り上がりは、カイドウの言葉にありました。
カイドウはなんとオロチを斬首し、鬼ヶ島を花の都へと移し、天然の要塞と化したワノ国から、世界政府や海軍を叩き潰す世界大戦を宣戦布告。
更に古代兵器とワンピースをビックマム海賊団と同盟を結んで、手に入れると宣言しました。
そんな中、ルフィとヤマトはモモの助処刑を止める為に動き出します。
ワンピースネタバレ986話「拙者の名前」
場面①カン十郎の最期
降りしきる鬼ヶ島の裏側に、準備を整えた錦えもんと傳ジロー。
彼等が来た時、事…カン十郎対残雪の菊之丞の戦いの勝敗は既に決していました。
勝者は、残雪の菊之丞でした。
敗者であるカン十郎はうつ伏せで倒れており、血が流れ、明らかに事切れているように見えます。
カン十郎は言うなれば、おでんと出会う前から、ずっとオロチに情報を送り続け、おでんを死に至らしめた原因を作った男です。
赤鞘九人男としては、長年連れ添った仲間が信じられない裏切り者であり、誰もが憤怒の形相かと思いきや、雷蔵は涙を流し、それぞれがカン十郎の遺体の周りを整列して、それぞれの物思いにふけていたのです。
そう、裏切られても尚、彼等にはカン十郎は裏切ったと言えど、その死を悲しまざるおえなかったのです。
カン十郎は両親を目の前で殺され、心が死んだ瞬間、いくらおでんの元で暮らしても、その心は一度も治る事は無かったのです。
場面②拙者の名前
カイドウはワノ国を根城にすべく、それに異を唱える侍は今ここで潰すと宣言しました。
主君であるオロチを失った今、御庭番衆と見回り組は、圧倒的な戦力を考えて、福ロクジュと見回り組のリーダーであるホチャはカイドウにつくと宣言しました。
オロチを殺されて、あっさり鞍替えする侍を見て、武士の風上にも置けねえと潜んでいたヒョウ五郎親部を止める討ち入り侍達。
そんな中、前回ゼウスを取り返され、ナミ達はホーミーズに捕まっていますが、くノ一しのぶだけは逃げおおせていました。
彼女が居るなら、モモの助救出に希望が繋がります。
さて、キッド、ゾロ、キラー達は大暴れしており、最早火祭りで盛り上がっている暇はないようです。
そんな中、カイドウはモモの助へある事を伝えます。
お前は本当に光月おでんの実の息子なのかという事です。
カイドウは二十年前、モモの助があの光月おでんの息子とは思えない程、八歳という年齢関係なく、臆病でみっともないガキと思っていました。
故に、この処刑は自分がおでんの息子であるモモの助であることを認めなければ、処刑を流すそうです。
それに対して、モモの助は思う事がありました。
光月おでんの息子でありながら、不甲斐ない自分。
ですが、名前を偽れば、助かるという道がある。
モモの助が選んだのは、モモと言う文字には天下無双の意味があると言いました。
自分は光月おでんの息子、ワノ国の将軍になる男、光月モモの助だと大きな声で叫びました。
その言葉に、皆が息を潜めます。
モモの助はたとえ、助かる道があっても、自分が光月モモの助であると知らしめたのです。
流石に大声でなく、モモの助ですが、今からそこへ行くと父おでんと母トキへ自分は情けない限りだと思い、日和に再会したい、死にとうない、生きたいと大声で泣きます。
カイドウはモモの助の態度に、このまま処刑を執り行いますが。
場面③主君の仇、赤鞘九人男の突撃!!
それは一瞬のことでした。
鬼ヶ島の裏側という絶好の攻め入り場所でした。
つまり、鬼ヶ島の裏側にいる赤鞘九人男は今、討ち入りのチャンスにあったのです。
そして、ルフィとヤマトは、モモの助を助ける為に、ヤマトの枷を弾いた瞬間、爆発します。
くそっ、あの牛ゴリラ、僕を殺すつもりだったとヤマトは、もうあの男、父親だと思わないと言い、モモの助を助けると動きます。
しかし、ルフィはカイドウに決戦を挑むのはお前じゃないといいます。
その瞬間、カイドウめがけて、錦えもんと傳ジローに後に続いて、イゾウがキングの刀を撃ち、ネコマムシ、イヌアラシ、アシュラ童子、残雪の菊之丞、河松、ライゾウが次々に突撃します。
錦えもんと傳ジローの迫力に、カイドウは20年前のおでんの一撃を思い出し、そのまま転落していきます。
今ここに、20年の時を経て、おでんの仇を取るべく、熾烈な戦いが幕を上げます。
ワンピース986話の感想&考察
- 考察①カン十郎の死
- 考察②しのぶがモモの助を助ける
- 考察③カイドウに刀が刺さる
考察①カン十郎の死
カン十郎は炭による分身を使えますが、腹から血を流していました。
そして、印象深い赤鞘九人男の整列は、本物のカン十郎を殺したと管理人は思います。
つまり、カン十郎との戦いはこれであっさり終わったのです。
考察②くノ一しのぶの活躍
しのぶはビックマムの追跡から逃れていると、ナミの口から明らかになりました。
もしかすると、しのぶがモモの助を助けると考えられます。
考察③カイドウに刀が刺さる
まさかのカイドウへのダメージに刀が刺さるとは思えませんでした。
どうやら、カイドウは二十年前のおでんに傷つけられたのと現在の赤鞘九人男の突撃がダブっているようです。
つまり、精神的に来るものがカイドウへダメージに繋がったのです。