975話の予想“傳ジローの秘策”について
お伝えしていきます。
974話にて、傳次郎が本格的に登場して、
過去編からいよいよ本編に戻ってルフィたちが再登場した激熱な展開になってきました。
そこでも一番ポイントになってくるのが、
傳次郎の存在でしょう。
カン十郎が裏切りものだということは明らかになりましたが、
傳次郎もすでにそこまで分かっていたものと思われます。
975話の展開「傳次郎の秘策」について、お届けしていきます!
>>ワノ国に隠されたすべての未回収伏線と回収される可能性のある伏線を考察した記事はこちら
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時は流れ、現代にいたる赤鞘九人男は鬼ヶ島に乗り込むことを決意!!
二十年前の燃えるおでん城から、錦えもん達は二十年後の未来へ飛んだ。
トキとおでんは死に、そによって台頭したオロチとカイドウの支配。
既に満身創痍のワノ国を救うべく、小舟で漕ぎ出していく赤鞘九人男。
最早なりふり構わず船を漕いでいく。
錦えもんはしのぶにモモの助を任せ、たった7人で鬼ヶ島へ行くことになった。
ハッキリ言って自殺行為でしかないこの行動には命を使っても、
カイドウとオロチを倒すという覚悟しかなかった。
玉砕覚悟の彼等の出航の中、傳ジローの秘策が遂に動き始めていた。
傳ジローの秘策とはあえてオロチの罠に乗ったふりをすること。
傳ジローが狂四郎となり、少なくとも数十年の付き合いになった怨敵オロチ。
頭を下げる度に彼が感じた事は、オロチは極端すぎる程にビビりなのだ。
なにせ、オロチはガキの頃からビクビクと夜もぐっすり眠れぬ程に自称正義の味方の襲撃に恐れていた。
その恐怖心はヒグラシ達の力を授かり、復讐心となった。
その後、武器製造でカイドウと手を組んだオロチはその勢いに乗じて、
ワノ国将軍スキヤキを祖父と同様に毒薬で弱らせて殺して将軍となった。
そして、斬りかかったおでんにワノ国の民衆全員は手に掛けるべき人質とし、
おでんの裸踊りを命令。結果的に5年の歳月でカイドウ軍はより強力になり、
おでん殺害に繋がった。その後は、トキをも殺害。
最早オロチの罪業はむしろ逆に復讐される立場になっていた。
自分が狙われる立場になっっているのが子供の頃から染みついている程に
オロチは世界中の誰よりも警戒心が高い男になり果てた。
つまり、オロチがやってきた兎丼採掘場強制労働や工場の乱立や食料や飲料水の独占はいわば、
自分への復讐を企てない程に体力を疲弊させることになるのだ。
結果的に、オロチの首を狙う復讐者はこの20年間で狙われた事があったにしても、
命を無くすことなく今日まで生きているのだ。
そして、オロチを倒す為に傳ジローが仕掛けたのは、
オロチを完全に油断させる為の罠を敷くことにあった。
どういう事かというと、オロチ攻略の突破口は策が成就した時に
オロチが油断するのではないかという事であった。
早い話、オロチは20年前おでんやトキ殺害に成功したが、
モモの助や日和に赤鞘九人男の死体を一人も見ていないのだ。
故にオロチにとって、自分の命を狙う光月家の亡霊達に与する反乱勢力を
橋や船を壊した事でかなり有頂天になった。
酒に酔うならぬ策の成功に酔っているのが、今のオロチの現状なのだ。
奴からすれば、20年掛かった光月家が遂にその刃をへし折ったのだ。
後は、火祭り終了後にワノ国に包囲網を布いて捕まえ処刑するのみ!!
とこんなところだろう。つまり、あの警戒心が高すぎる男であるオロチは
今これ程に無い程に油断しきっているのだ。
これは千載一遇のチャンスといってもいい。
傳ジローにとって、オロチを最も油断させる瞬間を待っていたともいえる。
そんな中、傳ジローはある人物に電話を掛けていた。
日和をダシにしつつ、援軍を送らせて船ゲットと敵戦力ダウン
リンゴまでやってきたカイドウとオロチの軍は鬼ヶ島から船で上陸している。
奴らは亡きおでんの娘である日和生存の報告を受けて、廃屋を調べていたが、
突然何者かに襲い掛かられる。
そう、それは潜伏していたルフィ達であった。日和経由で傳ジローの正体を知ったルフィ達は、
傳ジローから、鬼ヶ島にオロチとカイドウをとどまらせ、ワノ国本土に越させない様にしたい。
その為には、出来るだけ不審がられずに少しずつ敵を減らすという事であった。
話によれば、カイドウとオロチは現在火祭りの真っ最中なので、
そこに入り浸るのは間違いない。
カイドウの酒好きから余程でなければ、奴らが腰を上げる事はしない。
いうなれば、大部隊を送ってくる事はそうそうないと考えられるという事だ。
そこで日和を捕まえる為に、敵を倒しつつあまり強すぎないように弱すぎない様に戦い、
ギリギリの戦いであることを鬼ヶ島に連絡する。
そうすれば、火祭りの最中なので、カイドウもめんどくさがる確率が高いのだ。
そうなれば、敵をすこしずつ減らせることが可能だという事になる。
これこそが、傳ジローの策であった。