二年前のエニエスロビーの戦いの敵であったサイファーポールナンバー9と比べると、ぶっちゃけ影が薄い世界最強の諜報機関(笑)
エニエスロビーの戦いはそれはもう、ルフィ達にとっては二年前における最大の戦いでした。
それまでのルフィの戦いは、海賊、秘密犯罪会社などでしたが、世界政府という世界で最も巨大な組織と対峙するのはスケールが大きい話でした。
まず、ルフィ達がエニエスロビーまで辿り着くのに海列車で困難な航海をし、アクアラグナや海列車の中ではサンジ、フランキー、ウソップのスポットが入った見どころがある戦いでした。
そして、エニエスロビーに到着した時、待ち構えていたのは政府の役人と海兵が集まった二万という軍勢でした。
基本的に、ワンピースは大勢の人間が一堂に戦うようなストーリーではありません。キングダムの様な史実に基づいている戦争よりも、個々の戦いが多いので、敵の人数が多かったのはすさまじいモノでした。
更に極めつけは、サイファーポールナンバー9の実力です。
9人とも実力者であり、特にルッチは道力4000という規格外の超人で、その強さはくまですら、敗北を予想出来ないものでした。
さて、ここまで話を続けましたが、サイファーポールナンバー9は二年前の戦いにおいても、麦わらの一味の中では一番世界中にとどろいた大事件だったと思います。
空島の戦いは空の話で、モリアの戦いは、霧に包まれ、外に情報が洩れていないのです。
ルフィ個人に関して言えば、マリンフォード頂上戦争やインペルダウンでの攻防がありますが、麦わらの一味で見るのであれば、エニエスロビーの戦いが一番目立った大事件といえます。
しかし、問題はサイファーポールナンバー9を凌ぐはずの世界最強の諜報機関サイファーポールAegisZEROの存在感です。
ハッキリ言うと、名前の割には、本編にそこまで関わっていないのです。
余りにも目立っていない諜報機関
そもそも、諜報機関が目立つ事自体があれなのですが、話に関わり度合いは、二年前のサイファーポールナンバー9と比べると、一目瞭然でパッとしないのは明らかです。
そして、本編にAegisZEROの存在が明らかになったのは、ドレスローザ編の最中でした。
ここでサイファーポールAegisZEROの存在が初めて明らかになったにも関わらず、なんとドレスローザで王下七武海を辞めたのは誤報だという事をワザワザ公衆の面前に発言したぐらいで、その後の戦いに全く関わってきませんでした。
サイファーポールナンバー9ががっつり関わっていたウォーターセブン、エニエスロビーの戦いと比べると、明らかに地味な扱いです。
諜報機関らしく、目立たず静観する組織
とりま、AegisZEROは未だその存在感を大きく表すことなく、静観に努めている様に見えます。
確かにここで派手に動いても、彼等の利はありません。
むしろ、問題は今後の世界政府自体の身の振り方を考えるべきでしょう。故に事態を静観している場合ではなくなるでしょう。