サンジが瀕死のルフィが腹を空かせていましたが、
その姿を見たサンジがホッと胸をなでおろしました。
ナミやチョッパー達もブリュレの鏡の世界を利用して、
ブルックもビッグマムの手から救い出し、ロードポーネグリフも入手していたことも発覚。
しかも、ビッグマムの能力も把握して、戦いに向けての準備も万端です。
あとはルフィがサンジを連れ戻すのみ、となりますが、
サンジを無事に説得することができるのか・・・
856話「ウソつき」あらすじみていきましょう。
「鏡の世界」でルフィとサンジが見つからない・・・
前回までのあらすじはこちら。
→855話「ぐぎゅるるるー」のあらすじと考察はこちら
ナミとチョッパー、ブルック達が鏡にルフィとサンジの場所を聞きます。
しかし、鏡は「ルフィもサンジも見つからない」と一言。
サンジの部屋も、サンジ以外の人間が寝ているとのことで、サンジじゃないからいけない、
ということでした。
ナミが気づいたのが、サンジとルフィはおそらく、ブリュレの鏡の世界から行ける鏡の前にはいない場所にいる、ということです。
実際、ルフィはサンジとの約束の場所で寝ていましたし、サンジもホールケーキアイランド城を抜け出しています。
ナミ達が二人の元へかけつけることはできません。
今後は、サンジとルフィが集結してナミ達と合流して、翌日の結婚式に向けて、
作戦を練ることになるのではないでしょうか。
ヴィンスモーク家をかばうという選択にはなるかもしれませんが、
サンジとしては育ての親達を救うことになるのは癪ですが、
親子の因縁、兄弟の因縁を超えた関係性を築くことになるのではないでしょうか。
ビッグマムを倒すところまで行くのかは正直あり得ないとは思いますが、
なんとか逃げ出すところまでは行くものと予想しています。
本編に戻ると、チョッパーがルフィ達がいた場所で、二人が喧嘩をしていたことを知ります。
二人が戦っているということは、サンジがサニー号に戻ることを拒否していると勘違いしているからです。
サンジがどうしてルフィと戦っていたのか、というとヴィンスモーク家の役割を守り、
彼ら一族を納得させるためだとジンベエ。
明日の結婚式が開かれた時に、ヴィンスモーク家が全員抹殺されることを暗に示すジンベエ。
ジンベエが、ペコムズの居場所を聞きますが、彼がここに来る途中でいなくなったことを伝えます。
なんと、ペコムズが無事だということを伝える、ジンベエ。
どうしてペコムズの命が狙われたのかはそこでは詳しく伝えませんでしたが、
ある陰謀が渦巻いているというのです。
ここからは予想ですが、ペコムズはビッグマム海賊団内での内部分裂に巻き込まれたのではないかと思われます。
ペコムズはカポネによって命を狙われましたが、そのペコムズはビッグマム海賊団の幹部の命令によって、命を狙われたものと思われます。
上に立つ人間の数が減れば椅子が減るから、ということなのでしょう。
そして、その展開を裏付ける家のように、ボビンの命も狙われます。
ボビンが誰かによって命を狙われて・・・
ボビンが血を流して、瀕死の状態で歩いています。
周囲では銃声がしたことを気にする住民の声も・・・
つまり、ボビンが何者かの手によって、銃で撃たれたことを意味します。
すると、そこに三人の人影も。
ボビンはその場に倒れこんでしまいます。
ここで、「あいつら」と言っていたことからも、この3人というのはビッグマム海賊団の人間である可能性が高いと思われます。
というのも、ホールケーキ島にいる時点で、外部からだと侵入者という扱いになりますが、
今のところルフィ達以外でそのような情報は出ていません。
となれば、ビッグマム海賊団の幹部達によるものと思われます。
内部抗争が起きており、麦わらの一味に全部罪を着せて、幹部達を抹殺して行って、
幹部にのし上がろうと考えてる人物がいるのかもしれません。
ここで、「銃」というキーワードで考えられるのが、一人思い浮かびます。
それが、「プリン」です。
プリンが実は邪魔そうな幹部一人一人を全員殺していって、
最終的にはヴィンスモーク家の力も手に入れ、ビッグマムそのものも倒そうと考えているのではないでしょうか。
さすがに、ビッグマムを倒すところまでは不可能かもしれませんが、
すべての計画を操っているのがプリン、という可能性もあるかもしれません。
もう一人の真犯人として考えられるのが、いまだでてきてない、三将星の一人だと予想しています。
自分がビッグマムの代わりに頂点にたち、海賊王になろうと考えているのかもしれません。
ヴィンスモーク家の力も手に入れ、邪魔な幹部も一人ずつ倒して、
ビッグマムに対抗する武器も用意して、サンジたちの結婚式をすべて則って、
クーデターを起こそうと企んでいる人間がいるのかもしれません。
プリンもその人間の言う事を聞いているだけだとしたら、
三人の人影のうち、一人はプリンなんて展開も考えられるのではないでしょうか。
何も気づいていない呑気なヴィンスモーク家・・・
ヴィンスモーク家の人間達は、酒を飲み続けていますが、
美女達が飲みつぶれていることにも全く意に介していません。
どうやら、ヴィンスモーク家の人間は異常なまでに酒が強いものと思われます。
血統遺伝子の力によるものなのかもしれませんが、
体内でアルコールを分解するように、改造することは容易いのではないでしょうか。
(ゾロやナミ達と酒を飲み比べて欲しいと考える今日この頃です。)
そして、酒はこれくらいにして、とジャッジ。
明日の結婚式では、北の海を支配するための大きな一歩であり、
そのために、前祝いをしているのです。
ビッグマムが後ろ盾につくことで、自分達の船もより強力なバックができ、
より支配力が増すことになります。
しかし、明日自分達が殺されることにも全く気づいていません。
酒を飲ませて、酔いつぶれさせようとしたことは失敗に終わりましたが、
ビッグマムの魂入り紅茶を飲んでいたので、明日の結婚式ではジャッジ達が操られている、
という展開も考えられるのではないでしょうか。
このまま、ジャッジ達は無事にホールケーキ城内を無事に出ることはできませんので、
目を覚まして、サンジ達と結託するという選択肢以外にないものと思われます。
北の海(ノースブルー)を支配するのに、自分達に波が来てると勘違いしていますが、
翌日の結婚式ではヴィンスモーク家始まって以来の転機が訪れることになるのは間違いないと思われますね。
そして、ジャッジ達が寝泊まりしている部屋の前では兵士達が囲んでいます。
部屋に誰も近づけないようにしてますが、
ジャッジ達に余計な情報を与えることをしないように気をつけているのだと思われます。
しかし、ジャッジ達の部屋にも”鏡”が存在しています。
ということは、ルフィ達がやってきて、レイジュと交渉したり、
ジャッジに話をつけて事前に打ち合わせをすることも可能、ということになります。
サンジとプリンの結婚式では、全員がビッグマム達に対して反旗をひるがえすという展開も予想できるのではないでしょうか。
ルフィとサンジの再開へ!
ルフィとサンジがいよいよ約束の場所で再開を果たします。
ルフィが「ぐぎゅるるる」と腹を空かせていますが、
サンジが持ってきた肉の香りに気づいて、一気に目を覚まします。
ルフィ
「サンビ・・・」
もうルフィの上唇と下唇の皮が内側にめくれてしまって、
まともに会話をすることもままならない状態になってしまってます。
サンジは「待ってろとはいってねぇ」とバツが悪そうに伝えますが、
快く受け入れるルフィ。
ルフィがサンジに対してウェルカムモードであるのに対して、
サンジは食いたきゃ食え、といった感じで少し冷たい感じで接します。
しかし、中身は水でびちょびちょに濡れてしまっていて、
匂いもひどい状態であり、とても食べられるようなものではありません。
というのも、途中雨でひどく、サンジは落としてしまったというのです。
そして、ルフィが一番大好きな肉もひどい状態であり、とても食べられるものではありません。
それでもルフィはというと・・・真っ先に肉に飛びついて食べるのです。
ルフィ
「ウメェーーー!」
そう言ってムシャムシャと食べ出すルフィ。
全部うまいと言っていますが、サンジはきまずそうに頭を抱えています。
おそらく、サンジ的には「まずいデキだった」と思っているようですが、
ルフィとしては全くそんなわけではなく、
単純に「食べれたら美味しい」という状態なのだと思います。
そもそも、サンジの料理は料理人としての腕前もピカイチなので、
多少、雨に濡れてしまっていても腹が減っている状態の人間にとっては
美味しいものなのだと思います(笑)
本題に戻ると、サンジはルフィが自分の失敗作を食べても、
「うまい!」と受け入れていることに「嘘つけ!」と言います。
(今回のタイトル「嘘つけ」はここからきているものと思われます)
しかし、これはルフィは心の底からの本音ではないでしょうか。
むしろ、嘘をついているのはサンジ自身の方だと突きつけられます。
ルフィに「一緒に戻ろう!」と再び誘われますが、サンジは「帰れ!」と突き放します。
サンジはルフィに対して帰れない理由を述べていきます。
1:船長を侮辱する
2:恩人バラティエの船長・仲間が人質に取られている
3:家族を人質にとられている
この二つから、自分は結婚式から逃れることはできない、
そうきっぱり伝えるのでした。
淡々と伝えているサンジ。
サンジの性格上、仁義は貫くのは絶対であり、
この辺りはゾロと似ていると思います。
(ゾロがサンジがルフィのことを侮辱している姿を見たら、
「絶対に船に戻すな」といってきそうです)
しかし、ルフィはむしろ、サンジをぶっ飛ばします。
(理不尽極まりないですね笑)
吹っ飛ぶサンジ。
ルフィがサンジに「本心を言え!」と怒鳴られます。
過去に自分がバラティエで怒られたシーンや、
サニー号でルフィ達が盗み食いしたことを思い返します。
そこでの楽しかった記憶を思い起こし、
サンジ
「サニー号に戻りたい」
と、そう伝えるのでした。
しかし、船に戻れないのは、大恩あるバラティエのゼフ達や、
自分の家族が人質にとられていて、見捨てることができないのだと伝えます。
そのあとで、ルフィがサンジに伝えます。
ルフィ
「それがお前だろ。
俺たちがいる。結婚式をぶっ壊そう」
そう伝えると、サンジはあっけにとられるのでした。
856話「嘘つき」考察
サンジがいよいよ「サニー号に戻りたい」とルフィに対して本心を伝えました。
つまり、今回のタイトルからのメッセージとして、一番嘘つきだったのがサンジだったということになったと思います。
それをルフィによって真実を突きつけられたので、
自分自身の本音にようやく気づけたのだと思います。
そして、ルフィに助けを求めたことで、
ルフィも加勢して結婚式をぶち壊す方向で動き出します。
今後はブリュレの鏡の世界に戻り、
ヴィンスモーク家も巻き込んで、ビッグマムの結婚式を全員でぶち壊す方向で動き出すと思われます。
全員で総力戦で、ビッグマムに対抗して、ホールケーキアイランドから抜け出し、
ゼフ達の身の安全をヴィンスモーク家が確保する、という展開になるものと思われます。
ゼフ達はヴィンスモーク家の人間達にご飯を作る、
ということで丸く収まる展開を予想します。
サンジは晴れてサニー号に戻れる、ことになるのだと思います。
ただし、麦わらの一味はビッグマム海賊団を敵に回すことには変わりありません。
ローラが出戻りで戻ったとしても、
ビッグマムがローラの命の恩人と知ったところで、ルフィ達を生かす理由にはなりません。
むしろ、ロードポーネグリフの写しも盗み取り、魚人島の玉手箱が爆発してしまったら、
逆上してルフィ達をすぐにでも抹殺しに怒り狂って追いかけてくる可能性もあると思います。
「ワの国」編または「レヴェリー」編に突入すると思われますが、
ビッグマムがルフィ達を追いかけてくるという展開も大いに考えられるので、
カイドウ、ビッグマムの二大海賊を敵に回すというのは前代未聞です。
ルフィ達はこの二大海賊をそのままにして、逃げきることはできませんので、
決着をつける日がやってくるのではないでしょうか。
そして、黒ひげ海賊団との再会、再戦と最終章という展開に!
・・・ただ、ここまで行くのに何年先になるのかはわかりませんが汗
まずは、ビッグマムとの対決に注目です!