二年前は11人の超新星と呼ばれ、二年後には時代の始まりと終わりに生まれた“最悪の世代”と呼ばれるようになったオンエア海賊団船長“海鳴り”スクラッチメン・アプー。
アプーは悪魔の実の能力者として考察を進めていきたい。
アプーの能力は超人系ガッキガッキの実
まず、一番大切なアプーの悪魔の実であるが、私は超人系ガッキガッキの実と考えている。
アプーが黄猿と相まみえた時、腕がトランペット?、歯がピアノ、頭がシンバル、腹がドラム?の様に叩いていたからだ。
文字通り、身体が楽器の様になるのがガッキガッキの実の特徴だと考えている。
楽器にはそれぞれの特徴がある
まず、私がわかる範囲だが、上記のシンバルとドラム?には以下の様な能力があると考えた。
頭シンバル:シャーンとアプーが鳴らした瞬間、黄猿の腕が吹き飛んでいたことから、かまいたちのようなものを起こす?
腹ドラム?:離れている敵に対して、爆発させる。
と私が考えた時点で相手を切断するもしくは爆発させる能力があると考えた。少なくとも、アプーの悪魔の実は遠くの敵の腕を吹き飛ばす、もしくは爆発させる力があるという事だ。
有効範囲は相手が自分の音楽が聞こえる範囲である
さて、ここでガッキガッキの実の能力有効範囲について、考えていきたい。ズバリ、能力の有効範囲は“アプーの演奏が聞こえる範囲”であるという事だ。
要するに、アプーの演奏が聞こえていなければ、切断や爆発に巻き込まれないと私は考えた。
黄猿と対峙したアプーは高所にある建築物から、地面に立つ黄猿へ演奏を聞かせていたからだ。
つまり、演奏範囲ならワザワザ相手に近づかなくても、攻撃できる。しかも、銃弾と違って、アプーの攻撃は空気中に伝わる音が攻撃なので、耳さえ聞こえれば攻撃があたるといえる。
このことから、空気中に伝わる音の攻撃は避ける事が難しいといえる。実際に黄猿は避けられず、腕を吹き飛ばされ、爆発したからだ。
ほかにもガッキガッキになれる?
アプーはピアノ歯、トランペット腕、シンバル頭、腹ドラムと身体の各部分が楽器になる事から、ほかの部分も楽器になれると私は考える。
例えば、右腕と右足をかざせば、ハープになる事が出来る。
鼻はオカリナ、両眼はスピーカー、拳はマスカラ、両耳はイヤホンと楽器ではないが、音楽に関係するものになれると私は考えた。
音楽は力?ステータスアップ技もある
ポケモン世界では、つるぎのまい、龍の舞、高速移動などといったこうげき、ぼうぎょ、とっこう、とくぼう、すばやさ、めいちゅうりつを上げる技がある。
いうなれば、自分の性能を上げるものであるが、ワンピースでも同じようなステータスアップ技がある。
シロップ村編で出てきたジャンゴの“ワン・ツージャンゴ”だ。
ゾロの攻撃で生き残ったブチが自らに催眠術を掛けてもらい、ブヨブヨのはらであったブチの腹筋がバキバキに割れるなどの筋力アップをみせた。
これは明らかに攻撃を上げるステータスアップ技だ。実際にゾロへ放ったキャット・ザ・フンジャったの威力が地面を陥没させるほどに上がっていた。
他にも、革命軍軍隊長であるベロ・ベティもハタハタの実で力ない人たちを扇動し、勇気を与え戦わせる能力を持っている。これも戦意を上昇させるステータスアップ技ともいえる。
以上の理由から、アプーのガッキガッキの実にもステータスアップ技があると私は考えた。
例えば、エレキギターを出現させ、ハードロックな音楽を演奏し、攻撃力をメキメキと上げたり、ピアノでエモーショナルな曲で体の治癒能力を上げたりするなど、後方支援な能力を持ち合わせているのではないだろうか?
つまり、アプーは楽器による遠距離攻撃に加えて、後方から自軍のステータスアップ技を有しているといえる。
もし、これが本当だとすればカイドウとの戦いに、アプーは隠れた強敵ではないだろうか?
最終奥義は“ファイナル・ムーヴメント!!”
最後はアプーの最終奥義はすべての楽器をその身に宿し、音による大爆発演奏を最終奥義とするものであると私は考えている。
☆アプーの夢は音楽王? 打倒、ソウルキング“ブルック”!?
海鳴りスクラッチメン・アプー。彼は楽器をその身に宿らせた能力者で、二年後にはキッドとホーキンスと同盟を組んだが、既にカイドウの傘下に入っていたというものであった。
そう考えると、狡猾な男であるが、この男はルフィと同じように海賊王を目指しているのだろうかと思い始めた。
今回はそんなアプーについて考察していきたい。
最悪の世代の目的を元にアプーの目的を考える
現在、二年前の超新星と黒ひげを加えた“最悪の世代“といわれるものにアプーは入っているが、彼ら全員海賊でありながら、目指しているのは全員が海賊王とは言えない。
・ルフィ:言わずもがな海賊王
・ゾロ:言わずもがな大剣豪
・黒ひげ:作中のセリフから海賊王になるという発言している。
・キッド:ルフィと同じく覇王色の覇気を持ち、海賊王を目指していると考えられる。
・キラー:恐らく、彼単体の夢はないと考えられる。
・ベッジ:ビックマムの暗殺といった有力者の首を取ることに固執しているため、海賊王を目指していないと考える。というか、陸で敵が作りすぎた為に海賊になったといえる。
・ホーキンス:不明
・ウルージ:不明
・ドレーク:海軍の機密特殊部隊なので、海賊とはいえない。
・ボニー:不明
・ロー:ドフラミンゴ討伐を目的として動いていたので、海賊王となりたいのかは不明。
とアプー以外の半数以上は目的らしいものがないというのが、私の見解だ。
では、アプーは彼らと同じように、目的はないのだろうか?海賊王になりたいのだろうか?
アプーの行動から海賊王になりたい様な行動を取っているのか?
アプーのこれまでの行動を考えると、海賊王になる為の行動とは言えない。
・積極的に敵と戦うというよりも、離れたところから嫌がらせのような攻撃をする。
・新世界突入後、猪の群れから逃走する
・キッドと同盟をするといいながら、カイドウの傘下になっていた。
以上の事から、アプーの行動は特にカイドウの傘下に入っていること自体が、既に抗う事を止めているように思える。
つまり、アプーは海賊王を目指しているとはどうにも思えないのだ。
アプーの目的は別にある、それが音楽王
であれば、アプーは何故に海賊になったのか、カイドウの傘下に入る事が夢だったのだろうか?
いや、そんな筈はない。既に3億越えの懸賞金を持つ男がここで終わるとは思えない。
これはアプー自身になにかの目的があると私は思う。
それは音楽王というものではないだろうか?
アプーは音楽で世界を支配したい?
アプーは子供の時から、ピアノを使っていたイラストがあることから、音楽を嗜んでいた。
では、音楽家になればいいと思うのだが、恐らくアプーは音楽で世界を支配したいと考えているのではないだろうか?
早い話、自分の音楽性を支配するものと考えており、強制的に自分の価値を世界に植え付けようとしているのではないだろうか?
つまり、カイドウの傘下に入っているのは、その目的を遂げようとしている為ではないだろうか?
アプーはTDを出している?
TDはトーンディスクの略称で、いうなればCDであるが、ワンピース世界ではトーンダイアルの普及でトーンディスクが発明され、より身近に音楽が聴けるようになったようだ。
そのTDにアプーが音楽を提供しているのではないだろうか?
もっといえば、カイドウを介して世界政府から音楽業界に働き掛けて、TDを出させている?
打倒ソウルキング“ブルック”
世界の音楽を自分色に支配したいアプーの夢。しかし、彼の夢に立ちはだかるのは、二年前に突如現れ、魂を揺さぶる音楽で世界で有名になったソウルキング“ブルック”の存在だ。
いうなれば、アプーにとってブルックは面識なくとも、因縁の敵といえるのだ。
二人が鬼ヶ島でぶつかる時間が近い?