麦わらに狙われた組織は壊滅するジンクス
麦わらの一味は主人公ルフィを船長とした少数精鋭の海賊団です。
基本的に、海賊団は少なくとも数十人以上か多いところでは、四皇の様に数万人規模の海賊団に膨れ上がります。
ところが、麦わらの一味はたったの十人ほどしかおらず、世間からは強さの割には少ないと言われています。
ですが、その実力はルフィを中心に一騎当千の実力を誇り、特に管理人が推したいのは、二年前のルフィの時点でエニエスロビー編の二万人の兵力でも仕留めきれなかったのです。
普通に考えれば、海兵と諜報員を合わせた二万人という規模に対して、一人を仕留めきれないのは異常な話と言えます。
いくらなんでも、強いにもほどがあります。
さて、そんな麦わらの一味の恐ろしいのは、その島で起こった激闘を制し、戦った敵対組織を壊滅させているのです。
特に王下七武海サークロコダイルが秘密裏に結成していたバロックワークスは粉々のバラバラに解体されており、実質もうこの世に組織は存在していません。
そして、最近はドレスローザで十年間王座に座し、偽りの支配を演じていたドフラミンゴがキングコングガンで地に堕ち、ジョーカーとして、新世界の武器売買に関わっていたヤミ組織を潰したという事です。
これは革命軍からすれば、大手柄の戦果であり、革命軍としては武器の流れを止める筈が、ルフィが代わりにやってくれたようなものなんです。
さて、そんな麦わらの一味に狙われた組織は必ず滅びるというジンクスがあると思います。
となると、現在交戦中のカイドウの百獣海賊団ですら、例外ではないという事です。
絶滅への予兆
そもそも、組織が壊滅、または完全に絶滅するというのはどういう風に他人から見えるのでしょうか?
管理人としては、いくら巨大な組織と言えど、動いているのは心臓一つの人間、つまり勘定で生きているのです。
故にこの場合に関して言えば、目に見える形で組織への裏切り、嫌悪が見えてくる状態こそ、組織が壊滅する予兆といえます。
これは本当にワノ国編鬼ヶ島の戦いで、それが類著に見えています。
二つ挙げましょう。
ひとつは見習いくノ一お玉の光堕ちきびだんごです。
実力者の大半が動物系能力者であり、お玉のきびだんごは動物が食べると、無条件にお玉の言う事を聞くようになります。
遥かに実力が高いとか関係なく、スピード、ババヌキ、ダイフゴー等は完全に制御下に置かれています。
恐らく、他の真打も同じようになるでしょう。
そして、二つ目がクイーンを見限ったプレジャーズとウェイターズの存在です。
当然、世の中は弱者よりも強者が少ないというのが自然の摂理で、百獣海賊団もプレジャーズとウェイターズが大半を占めています。
ところが、クイーンが土壇場でプレジャーズ達を見下しており、自分達の命を捨てゴマと吐き捨てていました。
これにより、敵であるプレジャーズが完全に見限る形になったのです。
つまり、きびだんごによる光堕ちとクイーンへの見限りが百獣海賊団絶滅への序章といえますね。