ワンピースの世界は95巻の原作、アニオリ、劇場版、ゲーム、ノベルから様々な強者がルフィ達と対峙してきました。その中でも、特に厄介な敵であり、事実上ルフィに対して黒星を上げた男がいます。
そう、監獄所長マゼランその人です。マゼランはドクドクの実のパラミシア系です。今回はそんなマゼランが終盤にて前線に駆り出される可能性があるのではと考えました。
今回はそれを踏まえて、考察を深めていきます。
マゼランは麦わらと黒ひげを完封出来た厄介すぎる地獄の番人
そもそも、管理人はマゼランの厄介さは世界中で屈指と言えます。二年前のルフィ単体でのギア2、ギア3は素手である為、絶対にマゼランの体に攻撃を当てなければなりません。
しかし、当然マゼランの体に触れるという事は、毒に触れるという事です。もうこの時点で、HPはどんどん低下します。
更にマゼランは毒雲やヒドラや地獄の審判等の遠くに飛ばす、触れた瞬間に感染する毒などの技も繰り出すので、ハッキリ言って戦っていい相手ではありません。
現に黒ひげはヤミヤミという能力無効化の能力を持っていながら、バージェス、オーガ、ラフィット、ドクQ共々、瞬時に毒を浴びせられました。
あの時、シリュウがいなければ、後に四皇となる男が死んでいた可能性があります。ルフィにしても五番目の皇帝と呼ばれる男を倒せる程に厄介すぎます。
恐らく、シリュウの毒に対抗できる人間は毒を吸い取れるレイジュぐらいしか思いつきません。
カイドウはサシでやるならカイドウといいますが、マゼランはサシでは絶対に戦ってはならない男といえます。
世界政府としては、マゼランが海賊でなくて非常に良かったと思っている筈です。
世界政府の本性が露わになっている
そもそも、管理人がこの考察を考えたのは世界情勢で世界政府の本性が露わになっていると考えているからに他なりません。
管理人が思う世界政府とは兎も角、都合の悪い事は実力行使や罪かぶせなどで隠ぺいする組織だという事です。
世界政府は800年間世界を事実上支配していました。しかし今年になってその長きにわたる支配に陰りが出てきました。
そう、麦わらの一味の台頭です。
思えば、イーストブルー編では、海軍の不祥事二つを意図せず解決してきました。
一つは、モーガンによる大佐という地位を振りかざした支配。ルフィとゾロとコビーがいなければ、今でも大佐として支配が続いていたでしょう。
二つは、ご存じネズミが秘密裏にアーロンから賄賂を渡され、本部への情報を遮断していたことです。
海軍本部は世界政府直下組織、支部とはいえ世界政府への責任が問われます。そして、アラバスタ編では、王下七武海クロコダイルの討伐。
クロコダイルが政府側の人間にも関わらず、裏で王国乗っ取り計画をしていた事が明るみになるはずでした。
しかし、政府はあろうことか、海賊麦わらの一味がクロコダイルらバロックワークスを問壊滅させたのではなく、本部大佐スモーカーの手柄として世間に広めたのです。
まさか、世界政府としても、海賊が国を救い、政府が認めた海賊が王国を乗っ取る計画を企てていたなんて、口が裂けても言えません。
とこの様に、ルフィが旅を進めていくごとに政府はルフィ達の冒険が自分達にとって不利益になると考えたのでしょう。
王下七武海くまへの麦わら抹殺指令がその例です。世界政府としては、ルフィ達が意図せず政府を追い詰めている事が堪らないのでしょう。
そして、二年後のレヴェリーで世界政府へ答えを尋ねる男が現れます。
そう、ビビの父にして現アラバスタ王国国王コブラが失われた100年への答えを聞くために傘下したということです。
そもそも、コブラがそう考えたのはルフィVSクロコダイルの後のロビンの言葉から、気になったといいます。あの状況を作り出したのはルフィと考えると、世界政府にとってルフィは天敵中の天敵といったところでしょう。
かくして、今の世界政府はイム様に歴史より消すべき灯を尋ねるほどにその対応に追われているということです。
つまり、この対応がより忙しくなり困難になれば、世界政府はいよいよその本性を現すとなるでしょう。
そう、全ての海兵や世界政府よりの組織へ都合の悪い全ての人間へ抹殺指令を出すかもしれないのです。
マゼランが前線に駆り出されるのは、政府に歯向かう勢力を一網打尽にする為に
今の状況、世界政府は800年の長きにわたる支配が終わるかもしれない事を念頭に置いて行動していると考えられます。
そうなれば、上記の様に全ての海兵へ世界政府の支配を脅かす全ての敵対勢力へ殲滅指令を発令するかもしれません。
全世界が敵対勢力になるというなら、最早監獄を見張る必要はありません。
そう、秘密兵器マゼランの登場です。マゼランの厄介さは此処に来て本領発揮と言っても過言ではありません。
マゼランの意志がどうかは分かりませんが、仮に世界政府へ忠誠を誓うなら、非常に厄介な敵が誕生します。