825話ではルフィが1週間分の食事を一食分で作ってしまい、麦わらの一味が食料危機に陥ってしまいました。
ビッグマムが住むホールケーキアイランドに向かうべく、万全の体制で向かわなければならないのに、いきなりピンチに!
また革命軍の本拠地バルティゴが壊滅に陥ってしまいましたが、一方でサンジの兄弟であるジェルマ66の人物も登場へ。
架空の世界で描かれてきたジェルマ66が姿を表して、麦わらの一味はいきなり戦うことになりそうですが、果たして今後の展開は!?
825話「世経の絵物語」を早速見ていきましょう。
ネタバレ1:世界経済新聞からジェルマ66の洗脳が行われていた!
ビッグマムの船が歌っています。
「ふーねー、ふーねー♪」
ヴィト
「ニョロロ!”世経”にのってる絵物語-
巨大な空想上のロボット。夢の戦士が『ジェルマ66』と戦うという話。
ソラが海の上を歩き、悪の組織ジェルマ66とかもめや巨大ロボと一緒に戦うという話だレロ。
国民を”洗脳”するための教材だニョロ」
世経というのは世界経済新聞のことを指しているようで、ジェルマ66に立ち向かう海軍が正義の味方だと植え付けるための”絵物語”のようです。
(気になるのが、“漫画”とは記載せず、絵物語と言っているのは尾田先生の狙いが隠されてそうですね)
ジェルマ66に立ち向かうソラが絶対的に正しいと認識させて、ジェルマ66を世界中の子供に悪だと植え付けさせたいのでしょう。
そして、ヴィトはより一層と熱弁を振るいます。
「もちろん、いつもジェルマ66は負けちまう・・・けど、おれはいっつも応援してたぜ!
手を変え品を変え、ソラを追い詰めるお前らをな!」
サンジ
「おれをそんな悪の組織と一緒にするんじゃねえ!俺はそいつらと一切何も関係がない・・・」
ヴィト
「ニョロロ!おいおい、そんなこというなよ~!
実際のところ、生で本物に出会えておれは興奮してるんだぜ!」
サンジ
「だったら、本物の軍隊に会いに行けよ。そっちの方が興奮するだろ」
どうやら、サンジは自分は「ジェルマ66」の一員だとは思っていないようですね。
むしろ、一緒にされたくはなく、過去によほど嫌なことがあったので、逃げ出したのでしょう。
ドア
「ZZzz・・・」
ドアが眠りに付いています。(一体どういう仕組なのでしょうか?)
そこに、サンジがドアをノックします。
サンジ
「おい、開けろ!!」
すると、ドアが目を覚まし、ドアを開けるのでした。
ドア
「ど~あ~~~♪」
どうやら、この仕組はビッグマムの船の仕組みなのでしょう。
船も「ふーねー♪」と叫んでいますし、ドアも「どーあー♪」と言っていることからも、事ある毎に船の場所場所が生き物としての意志を持っているのでしょう。
ヴィトが後からついてきます。
ヴィト
「あ~、そういえば・・・」
サンジ
「おい、黙れ!俺の後を突いてくるんじゃねえよ。ここは俺の部屋だろが!」
すると、そこに檻の中に閉じ込められたシーザーも登場します。
「俺の部屋でもあるぞー!こっからだせー、クソがー!」
「なんであいつだけ応じ扱いなんだ!おれは世界一の科学者だぞー!」
ヴィト
「まだ暴れてるのか、シーザー。お前は”捕える”ことが任務だ。」
一方、サンジは超巨大なソファーに「ばふっ」と座りゆっくり落ち着いています。
ヴィト
「しかし、こいつはどうだ?
ヴィンスモーク家とシャーロット家を結びつける人間だ。
こいつは価値があるんだニョロロ!」
サンジ
「何度も言うが、俺は絶対に結婚しねえし、こっから出てけ!」
すると、新たな登場人物がやってきます。
ファイアタンク海賊団の殺し屋「ゴッティ」です。
右腕に武器を備え付け、まるで元海軍大将ゼファーのような出で立ちです。(何か関係があるのでしょうか)
ゴッティ
「”こっから出てけ”だと!
こいつはヴィトになんて言った!?」
ヴィト
「ゴッティ、落ち着け!
こいつはそんな酷いことは言ってない!
こいつはちょっとふざけて言ってるだけだよ、な!」
サンジ
「誰もふざけてねえよ。二人共さっさとここから出てけ」
サンジは相変わらず一歩も引き下がりません。
この肝の据わり具合は尋常ではありませんね。
また、シャーロットプリンがめっちゃ可愛かったのにも関わらず、「結婚しない」という意志を貫いているのはちょっと意外でしたね。
しかし、神経を逆なでされてよりブチ切れてしまったヴィト。
サンジに超巨大な銃を突き付けて、撃とうとします。
ゴッティ
「俺に言うならまだしも、俺の仲間を侮辱しやがって!」
ヴィト
「待て待てって!いい加減に落ち着けレロ」
サンジ
「そりゃ結構だ・・・
お前らと仲良くするつもりもねぇし。」
するとそこに、ローラによく似た人間が登場します。
(しかし、サンジのことを認識している訳ではなさそうなので、別人のようですね。)
ローラらしき人物
「ゴッティ!そいつがだれだか分かってんのかい!
そいつはヴィンスモーク家の三男だよ!
もし、お前がそいつに傷1つでもつければお前のファーザーの首がすぐにぶっ飛ぶわよ!
それとも私がお前の首を取ってやろうかい?」
ゴッティ
「おーおーおー、ごめんなさい、ミス!本当にごめんなさい!」
ヴィト
「ニョロロ、俺もジェルマの話はここまでにしてまたの機会にするレロ」
サンジ
「勝手にしろ、それにしても似すぎだろ・・・」
どうやら、サンジはローラとあまりにも似ている人間が気になっているようですね。
これは、ローラからもらったビブルカードが活きる可能性が大きいのではないでしょうか。
スリラーバーク編で、ローラがビッグマムの娘だと何度もお伝えしてきましたが、その伏線がここで回収されていくのではないでしょうか。
しかし、ビッグマムの一存で急に結婚を取りやめるということはできないはずです。
麦わらの一味はこれまでにも魚人島編でもビッグマムに対して爆弾入りの宝を差し出していることから、かなりの恨みも買っています。
何より、ルフィがビッグマムに対して喧嘩も売ってしまっており、いくら娘の命の恩人とはいえ、すぐに許すという展開にはならないでしょう。
(というか、そんな展開だとちょっとつまらないと個人的には思ってます(笑))
ネタバレその2:数日前のサニー号でジェルマ66と遭遇に!
時は数日前に戻り、サニー号では食料危機に陥った麦わらの一味の描写から始まります。
ルフィ
「もうダメだ・・・熱くて・・・死ぬ・・・」
顔中が干からびてしまって、死にそうになっている一行。
ルフィもクロコダイルに水分を吸い取られた時のように、干からびています。
周囲も海の水が熱さによって蒸発してしまってます。
ドーンとぐったりしているルフィ。
ルフィ
「熱い・・・サンジアイス作って・・・」
(サンジはいるわけがありません笑)
チョッパー
「俺は熱いのが苦手だ・・・俺の毛皮を脱ぎたい・・・」
ペドロ
「熱はミンク族も弱点なんだ」
ブルック
「私も干からびてしまいそうです・・・ガイコツなんですが」
ブルック
「干からびる・・・
ナミさん、この場合私にとって再生になるのでは・・・」
ナミ
「知るか!」
ブルック
「もしよろしければパンティーを見せてもらってもよろしいでしょうか・・・」
ナミ
「もう殴る気力もないわ・・・」
(ブルックは比較的元気そうですね。ガイコツでも相変わらずパンツを見たいという性欲は強いみたいです)
キャロット
「な~み~熱いー。おなか減ったー」
みんなダウンしていて、お腹も減って熱さにやられてしまってます。
どうしてこうなったのかというと、824話でも詳細はお伝えしてきましたね。
ペコムズもだいぶ弱っており、栄養を欲しがっているようですね。
ナミ
「食糧危機と大嵐で数日間魚も釣れず・・・
そして、ようやく晴れたのよ!この間に魚でも何でもいいから天気が変わる前に釣るのよ
じゃないと全員餓死するわよ!」
チョッパー
「俺らも釣りたい・・・けど・・・
海が熱くてジリジリ干上がってるんだ・・・」
ジリジリと干上がっている海。なかなか魚も寄り付かなそうな雰囲気です。
おそらく、この近辺は夏島ら辺の海域なのでしょうか。
生息している魚もおそらく少ないのでしょう。
そして、限界にきたルフィもチョッパーを見て・・・
ルフィ
「緊急事態・・・非常食・・・」
チョッパー
「おれを食料として見るなよ!!」
そういえば、チョッパーを仲間にした時にサンジが非常食って言ってましたが、遂にルフィもチョッパーを非常食として見始めたのでしょうか。
(ホントに仲間だと思ってるんでしょうか笑)
すると、ルフィの釣り竿に糸がぐぐぐっとかかります。
キャロット、チョッパーもかなりだれた状態で期待します!
すると、ルフィも力を振り絞って竿を引き上げます。
ざっぱーんと超巨大な魚を釣ることに成功します。
みんな目を輝かせて「食料!」と言って食べたそうな顔をしています。
サニー号の上に魚を釣り上げます。
チョッパー
「なんだこれ、変な色の魚だな。食えるのか?
ルフィ、ちょっと待ってくれ。俺がすぐに調べるから!」
そんな時間をルフィが与えるわけがありません(笑)
するとチョッパーがサンジの魚図鑑を探します。
しかし、その探し方がかなり雑で、個人的にはすごく気になります。
(緊急とはいえ、こういう時って性格でますよね。)
本題に戻って、チョッパーが焦ってルフィ達の元に戻ります。
チョッパー
「皮を絶対に食べるな。皮には猛毒があるだ!
見ろ!サンジのノートがここに・・・」
そんなのはルフィに取っては前振りにしかなりません。
ルフィ
「この皮ウメェ~!キャロット、ここかじってみろ!」
ナミ
「ルフィ、お願いだから待って!私がすぐに焼くから!」
キャロット
「この皮美味しそう!」
ドーーーン!と食べてしまって既に時遅し。
チョッパー
「ルフィーーーーーー!」
バクバクと麦わらの一味が魚を食します。
キャロット
「美味しいーーーー!
嬉しくって涙が止まらない、ナミさん!」
ナミ
「サンジくんのレシピどおりに焼いただけだから」
ブルックもガイコツなのに、涙を流して食べています。
しかし、そこにはあわを吹いて倒れているルフィ・・・
ルフィ
「さ・・・さむい」
チョッパー
「ルフィが死ぬーーー!」
ナミ
「チョッパー!まずはお腹に入れなくちゃ。早く食べて」
なぜか冷静なナミ。ルフィが心配ではない模様です。
涙を流しながら食べるチョッパー。
チョッパー
「薬が足りないよ。うめーよー。
島をすぐに見つけないと、ナミー。うめーよー。」
そういってパクパク魚を頬張るチョッパー。
ルフィはあわを吹いて何か言ってます。
ナミ
「わかってるけど、すぐに島を見つけるだなんて・・・
この毒って間違いでなければ即死みたいだけど、生きてるってことはルフィは毒に対して強い抗体ができてるってことじゃない?」
ルフィはインペルダウンでマゼランの毒に耐えた過去があります。
その時に抗体ができたので、以降毒の攻撃を受けても耐えることができました。
パンクハザード編でもシーザーの毒に対しても全くダメージを受けませんでしたね。
今回の猛毒も即死しなかったのは、マゼラン戦の効果があったのでしょう。
しかし、それでもルフィが瀕死になってしまうとは、やはり新世界油断大敵です。
ルフィを心配する一行。
キャロット
「ルフィ、死んじゃうのー?」
ルフィ
「大丈夫。川がきれいだな・・・」
チョッパー
「ルフィ、目を覚ませ!三途の川を渡るな!」
ナミ
「大丈夫よ、体は丈夫なんだから」
ナミが慌てない理由もようやく分かりましたね。
ペコムズ
「数日経ってるから、黒足達はホールケーキアイランドにとっくに着いてるころだ。
つまり、もうおれらは縄張りに入ってもおかしくない」
すでにビッグマムが治めている海域に足を踏み入れてしまっているということなのでしょう。
そして、”わたアメ雪”が降って来ます。
ナミ
「これは雪?違う・・・なんか雲みたい
わたあめ?」
ペコムズ
「正確に言うと、“わたアメ雲”というんだ。」
綿あめ大好きチョッパーは目がハートになっています。
ナワバリうみうしが海の中をくるくると回っており、念波を出します。
すると、サニー号にあるでんでん虫が鳴り始めます。
ブルック
「でんでん虫がなってます。誰が一体鳴らしてるんでしょうか?」
ペコムズ
「警戒念波を出してるんだ。これはママのナワバリに入ったサインだ。
お前ら、隠れるか変装した方が賢明だガル」
チョッパー
「ワタアメ!うめー!」
そして、横になったままあわをブクブクさせたルフィ。
すると、前の方から何か船が見えてきます。
ペコムズ
「はええな。もうそんな場所か。あぁ、あれはうちの監視船だ。」
おれが何とかするから、お前ら黙ってろ」
チョッパー
「解毒剤持ってねぇかなぁ・・・」
すると、様子がおかしいことに気づくペコムズ。
『こちらジェルマ。
麦わらの一味の船を確認。』
そこにはドン!と巨大なジェルマ66の船がそびえ立っているのでした。
ペコムズ
「違う、あれはジェルマ66の船だ!」
そこにはサングラスをした男が立っています。
左眉がぐるぐるになっていることからも、サンジの兄弟か父親と思われる人間だと思われます。
そして、ルフィは相変わらず泡を吹いたままです。
いよいよ姿を表したジェルマ66ですが、おそらくヴィンスモーク家の人間なのは間違いないでしょう。
そして、この船はでんでん虫のようにも見えますが、果たしてどんな意味があるのでしょうか?
戦争屋のジェルマ66は海軍政府によって、悪とみなされてきましたが、そこまで嫌われるのには過去に只ならぬ因縁があるはずです。
となれば、空白の100年の歴史と何かしら関係があるものだと予想をしています。
そして、どうして戦争屋ジェルマ66は四皇ビッグマムの傘下に入ることを決定したのでしょうか。
今更ながら、ビッグマムの傘下に入らずとも、裏で戦争を起こして、裏社会を牛耳ることはできたはず。
それでもわざわざ権力下に入ろうとするのには、狙いがあるのではないでしょうか。
これはひとえに、”ワンピース”を狙っているのかなと管理人は予想をしています。
ビッグマムの部下になったほうが確実にワンピースに近づけると考えての、傘下入りなのではないでしょうか。
その理由の1つに、リオポーネグリフの存在かなと考えています。
このポーネグリフをいち早く見つけて、最終地点ラフテルに行って誰よりも出し抜こうとしているのかなと。
また、ジェルマ66の力と四皇ビッグマムの力を合わせることで、カイドウやシャンクス達も倒せると考えて、ビッグマムを海賊王にさせようとしているのかもしれません。
自分の息子が少しでも役に立つのなら、すでに縁を切ったはずの人間なので、使えるものは何でも使おうという精神は素晴らしいですね(笑)