896話ではようやくルフィvsカタクリの戦いに終止符が打たれました。
おそらく、ルフィの勝利は確定だと思われます。
(カタクリがこのまま立ち上がることがなければ・・・)
そして、いよいよ気になる鏡の世界から、ブリュレを連れて、
ルフィがカカオ島に脱出することになります。
しかし、そこには四皇ビッグマムの部下たちが何万人も待ち構えており、
「ゴールド・ロジャーでも脱出は不可能」
と言われるくらい、ガッチガチに警備を固めています。
当サイトでも何度もお伝えしてきたサンジが言っていた
「ルフィを救出するための策」
が一体どんなものなのか気になるところではありますが、
897話「ペコムズのカカオ島脱出作戦」について見ていきましょう。
カカオ島待ち合わせまで後4分・・・ルフィが登場へ!
前話896話のあらすじはこちら。
→→896話のあらすじ考察はこちら
待ち合わせの時刻に近づくにつれて、
広場の前にかざしてある鏡の前には大勢の艦隊が集まってきています。
スムージーの艦隊から、万国の艦隊から、
オーブンの部下たちから、これ以上ないくらいにルフィ達をボッコボコにして
追い詰めようという作戦です。
この作戦からは、ビッグマム海賊団の油断は一切感じられません。
それほどまでにルフィ達に対して恐れを抱きながらも、
脱出する可能性も1%も残さないくらいの勢いなのだと思われます。
そして、カカオ島内でモンドールを始め、
伝々虫を繋いだ状態で全員と連携を取っています。
誰か出てきた瞬間に全員が把握して、
ルフィは袋のネズミという感じだと思います。
ただ、ルフィ達も僅かではありますが、
少し可能性を残しているのです。
それが、スーロンです。
こちらがスーロンです。
ペコムズがこのように、”月の獅子”(=スーロン)化することで、
理性を飛ばした状態で、凶暴になり、
暴れまわるのです。
以前にもキャロットがスーロンと化した件で、
お伝えしてきました。
このことからも、キャロットより更に強いペコムズのことなので、
より強さを発揮するのではないでしょうか。
ペコムズの狙いとしては、
先に自分が囮となり、自分がオーブン達の前で暴れまわっている隙に、
ルフィは逃げ切って欲しいと考えているのです。
しかし、ブリュレはブチ切れた状態で、
ペコムズに脅しをかけます。
「戦争レベルの勢力が集まってきている」
「スーロン化したところですぐに抑え込まれてしまう」
ということですが、これは伏線ですね。
今度のワノ国編では、間違いなく史上最強の戦いが繰り広げられると思われます。
そこにビッグマム海賊団も加わる可能性も出てきました。
今回はその伏線でしょう。
スーロン化したミンク族と、それを押さえ込む力を持つビッグマム海賊団、
さらに元白ひげ海賊団、ワノ国の幕府、剣豪集団、そして百獣海賊団。
非常に多くの勢力が集まることになります。
どっちが幕府側、どっちがルフィ側になることになると思いますが、
非常に楽しみな展開ですね。
ここからいよいよルフィがカカオ島の広場に登場します。
ルフィ、サンジ、ペコムズが鏡から登場!!
鏡の中からブリュレの「たーすけてー!」という声が聞こえてきます。
ブリュレが捕まっていることを悟り、全員が一気に警戒仕出します。
鏡の中心部がズズズという音で、
何かが出てくることが分かります。
そして、鏡の中からはペコムズが登場し、
ブリュレを紐でグルグル巻きにして左手には拳銃を持っています。
ただここでいきなり、ペコムズの正体がバレてしまうのです。
ペコムズの中では想定内のことであり、
サングラスを取って満月の月をじっと見つめます。
すると、スーロンが開始し、
髪の毛がかなり巨大化していきます。
「もう遅い、覚悟しろ!」
そういってバリバリバリという音の元、
どんどんとペコムズの出で立ちが変わっていくのでした。
ここでオーブンもブチ切れます。
自分の妹に対して、拳銃を向けているペコムズのことが許せない、
ということでしょう。
ペコムズの手元の銃をボッという音と共に、
燃やしてしまいます。
周囲のものを発火することができるのだと思われます。
ペコムズはその直後に殴られてしまいます。
ルフィとブリュレは吹っ飛んでしまい、
周囲はルフィが出てきたことで騒ぎ出します。
麦わらの一味はルフィが確認できたことで、
「やったー!」
と喜んでいます。
ルフィがいるということはカタクリと戦って勝ったことを意味しているからです。
しかし、部下たちはルフィがカタクリを出し抜いて、登場したと信じて疑いません。
つまり、ルフィは負けたと思っていないのです。
それほどまでに、カタクリに対して絶対の信頼を寄せているのでしょう。
ルフィはそこで屋根の上に逃げますが、
レザンがルフィを斬り刻もうとします。
しかし、そこに助けに入るのがサンジなのです!
サンジが空を飛んで逃げています。これはCP9が使っていた
月歩(げっぽう)です。
その技はビッグマムの部下達も結構使いこなしています。
だから特段珍しい技ではないおうです。
ペコムズはというと、目を潰されそうになっています。
満月を見れないように、串刺しにされそうになりますが、
それを全力で抵抗しています。
また、サンジとルフィの二人も巨大なお菓子で殴られてしまうのでした。
ルフィとサンジは地面に撃ち落とされてしまい、
万事休すです。
この状況ではどうやってもルフィとサンジは助かることは難しいです。
「頑張ってもどうにかなる数じゃねえ!」
そう言われて、無数の銃で攻撃をうけますが、
ガキンという鈍い音が聞こえてしまいます。
何かルフィとサンジに変化があったようです。
そして港での大爆発です。
海岸の船が燃え広がっていて、
ジェルマがそこに登場します。
数時間前に1万人の兵隊によって全滅されたという報告が入っていたジェルマですが、
実はそれはウソの報告で、全滅したのはビッグマムの部下達の方だったのでした。
そこにはジャッジの姿はなく、イチジ、ニジ、ヨンジ、そしてレイジュの姿が。
ルフィとサンジもなぜかジェルマの船の中に匿われています。
「俺たちもこいつらに一泡吹かせたいと思っていた」
そう言って、戦いを挑んでいるのです。
ジェルマの力を駆使すれば、たしかにこの島を逃げ出すことはできると思われます。
ルフィは何事もなかったかのように、その場に眠っていますが、
サンジが来たことで安心しているのでしょう。
今回はこれで、ホールケーキアイランド編は収束に向かうと思われます。
このままジェルマの船からサニー号にルフィ達を渡して、
逃げ切ることが可能となります。
ビッグマムをベッジがひきつけているので、
あとはベッジがどのように逃げ切るのかこの辺りが注目です。
今回管理人が非常に残念だと感じたのが、
サンジがほぼ無策だった点です。
自分が必ずルフィを連れ戻す、と言いながら、
月歩で逃げ切るくらいしか策がなかったのです。
ほぼ無策の状態でよく言ったものだなとある意味関心していましたが、
結局の所はジェルマがたまたま登場したことで、逃げることに成功しました。
もしジェルマが登場しなければ、サンジもルフィもその場で殺されていました。
サンジがここで過去の因縁に決着をつけた瞬間とも言えると思います。
サンジが長年苦しんでいた、親、兄弟から受けた壮絶な虐待も
今回のホールケーキアイランド編でその因縁は解消されたわけではないと思いますが、
お互いに和解に向かって進んだのだと思われます。
サンジは今回の戦いを経て、より一層と強くたくましくなったのは間違いないでしょう。
サンジがオールブルーに向かうに辺り、幼少期からのリミッティングビリーフを乗り越えて、
前に一歩進んだと思われます。
気になるのは父親ジャッジがまだ登場していない点です。
ジャッジが出てきたときが、サンジと完全和解のときではないでしょうか。
898話ではどのようにして一泡吹かせていくのかぜひ注目していきたいところです。
いよいよ、898話にてジェルマvsビッグマム海賊団の戦いが本格化へ!
→898話の考察はこちら