899話ではビッグマムがいよいよケーキと対面して、
ケーキを食べて毒で死ぬのか、
もしくは生き残るのか、
または、死なずに「美味しい」と言って癇癪がおさまるのか、
お伝えしてきました。
その結果が今回「900話」で描かれていますが、
タイトルがバッドエンドと入ってるように、
かなり凄いエンディングになってしまってます。
麦わらの一味が全滅して、
サニー号も破壊されて、
ジェルマ66の船も沈み、
タイヨウの海賊団もかなりダメージを受けてしまってます。
衝撃の展開が描かれている、
900話「BADEND MUSICAL」のあらすじ考察を見ていきます。
ビッグマムがケーキを食べてどうなったのか・・・
前話899話のあらすじはこちら。
→→899話のあらすじ考察はこちら
ビッグマムがふんわり島にて、ケーキをむしゃむしゃ食べているところから、
今回は始まります。
前回のペロスペローが言っていたパターン3つと
管理人が言っていた4つ目のパターンについてはお伝えしてきました。
→ビッグマムがケーキを食べた後の命運とワノ国以降の展開
結論から言うと、4つ目のパターン「ビッグマムは毒を喰らわず、美味しいと満足」という結果になりました。
つまり、サンジ、プリン、シフォンの3人は毒を盛らず、
むしろサンジの方はビッグマムに美味しいものを食べさせることで頭が一杯で、
ニヤついていたくらいです。
(ある意味で、サンジが自分の役割を全うしているとも言えるでしょう)
ちなみに、ビッグマムはケーキを食べて、腰を抜かしてしまいます。
ビッグマム
「ぎゃーーー!」
といいますが、これは余りの美味しさにびっくりしてしまった、
ということでしょう。
そしてビッグマムのこの表情。
これで、ビッグマムの癇癪はというと、
「おさまる」ということで確定したようです。
ぺロス・ペローが全島の人間たちにアナウンスし、
・癇癪がおさまること
・ケーキを作ったプリンの手柄であること
・これ以上被害は拡大しないこと
を伝えます。
全島の人間たちが安堵の表情で、「わぁあああ!」と喜んでいます。
ふんわり島の次は、カカオ島だったと思われるため、
カカオ島の人々は泣きながら、皆抱き合って喜ぶのでした。
そこで、一人落ち込んでいるプリンの姿も・・・
住人
「さすがプリン様!」
プリン
「違う・・・私(の手柄)じゃない・・・」
と言っているのでした。
つまり、今回ビッグマムの食べ煩い(癇癪)がおさまったのは、
プリンの力によるものではなく(もちろん協力はしたとは思いますが)、
一番はサンジの手によっておさまったということでしょう。
それは、シフォンとプリンの二人がサンジがケーキを作っている所を回想しているのを見ても、
サンジがいかにケーキを作るのにこだわっていたのか、
そこをみるだけでも明白でしょう。
プリンとしては、自分の腕がサンジよりも劣っていたことはもちろん、
ケーキを作った際の相手への愛情の違いについて、
愕然としたのだと思われます。
しかも、相手が自分が愛する母親であったことからも、
自分よりも遥かにサンジの方がそのこだわりを見せていただけに、
呆然自失となっているのです。
そしてここから一気に、
衝撃の「BADEND」へと向かいます。
ビッグマムの恐るべき「ミュージカル」!麦わらの一味全滅へ!?
ここから、麦わらの一味がなんと壊滅するところまで一気に描かれていきます。
ビッグマムが「これこれこれ!」といって、
ケーキにむしゃぶりつきます。
はむはむ、とバクつくビッグマムの目はハートになっています。
これは完全に、カルメル達に誕生日をお祝いしてもらった時と似たような状況です。
「毒が効かなかった」と思っているぺロス・ペロー含む部下一同。
ここからビッグマムの本当の恐ろしさを知ることになるのです・・・
一方で、カカオ島付近の島ではサニー号がホールケーキアイランドから抜け出そうとしています。
大量の艦隊が待ち構えている中でどうして抜けられるのか、
というとタイヨウの海賊団が皆、待ち構えているからなのです。
オーブンはカカオ島内には特に用はなく、
船に戻ってきてます。
「麦わらを捕まえるために」
というのです。カタクリを倒したことが許せなく、
どうやってカタクリに勝ったのか謎に感じているのでしょう。
そして、ここからオーブンが「熱海地獄」といって、
海を灼熱にすることで魚人達全員が熱にやられてしまいます。
これでほとんどの魚人達が逃げ出してしまいます。
ルフィ達を援護することができません。
そして、ここから逆襲が始まります。
モンドールが待ちにまった、
「クイーン・ママ・シャンテ」
がやってきます。
どうやらビッグマムが食い煩いに陥ったときに、
あまりに対象の食べ物が美味しいときに発動する、
儀式のようなものだと思われます。
現に、それが発動した場合、
ビッグマムはまるで歌を歌うかのように、
陽気になり、周りにあるものを全て食べつくしてしまいました。
今回も同様に、ジェルマの船と麦わらの船を襲うのです。
まず、ジェルマ66の船もビッグマムの「シャンテ」の影響で
ふっとばされてしまいます。
ビッグマムの夢の中と、現実が混ざったような、
現実と非現実が飛び交っている状況です。
ビッグマムは目の前では自分に対してケーキをたくさん用意してくれて、
誕生日を祝ってくれていますが、
現実では船員と思われる兵士達がジェルマ66を襲っています。
・悪魔の契約
・平和なトットランド
・優しい女王
というワードが飛び交っており、
目の前にはたくさんの兵士達が踊っていたり、
森の木々が祝ってくれてます。
ビッグマムの口の中には、
たくさんの死骸が大勢います。
その死骸達がビッグマムが歌った後で、
さらに被せて歌ってきます。
これらは一回食べた後に、ビッグマムの体内で何かしらの形で残っているのだと思われます。
ソルソルの実の能力で、ビッグマム自体が多くの魂を体内に取り入れて、
生きているのかもしれません。
・甘くて
・ミルキーで
・濃厚で
・リスキー
という掛け声がありますが、
「リスキー」の瞬間に爆発が起きて、
ジェルマの船がなんと沈没してしまうのです。
また、ジャッジもビッグマム(らしき)人間と対面しており、
その人間と対決したと思われますが、
決着は描かれていません。
どうやらおそらく、ビッグマムの体内にいた何かしらの兵隊だと思われます。
最後に、麦わらの一味の船が爆発されて、
麦わら帽子の海賊旗が海に浮いて、今週は終わります。
完全に、サニー号が破壊されてしまったと思われます。
BADEND MUSICALとあったように、
正にバッドエンドで終わってしまったのではないでしょうか。
「来週から主人公はビッグマム!」ってなる訳ではないとは思いますが、
それくらい、衝撃的な展開です。
ここからどうしてこのような展開になったのか、
考察をお伝えしていきます。
ビッグ・マム編はどうなっていくのか?
今週号でまさかのビッグマム復活、
そして「最終兵器」が残されてました。
これによって、ルフィ達が全てうまく物事が運んだと思わせておいて、
最後の最後で船が大爆発、そして全員死亡してしまったように思わせる辺り、
持って生き方が上手ですね。
さて、本題に入るとここからどうなるのか、
ということが重要です。
まず、サニー号は本当に壊れてしまったのか分かりませんが、
少なくともルフィ達は何かしらの方法で生き残っているはずです。
あえて、ルフィ達の姿が描かれてません。
もし死亡してしまったのなら、爆破して死んでしまう描写を書くはずですが、
そこがないということは生き残るために、最後の悪あがきをしたと思われます。
一つ、考えているのが、
ビッグマムの「過去」について。
ビッグマムはカルメルとの過去を未だに引きずっています。
彼女が思い描いていた理想の世界を目指して、
全人類、全種族の人間が平和に行きていける世界を目指して、
今も海賊王を目指しています。
しかし、そこに行き着かないと、
目の前の人間たちを殺してしまうのです。
「死んでしまっても構わない」
と言って相手を攻撃したり、
ときには食べてしまうこともあります。
以前にもビッグマムの部下達が食べられてしまったこともありましたが、
これは単にビッグマムが食い意地を張っているのではなく、
体内に取り込んで、そこで生き残っているのではないでしょうか。
そこにはビッグマムの理想の世界が体現した場所になっていて、
子供たちがお祝いしてくれているような、
森の木達やお菓子達が迎え入れてくれるような、
そんな世界になっているのかもしれません。
ルフィ達は、
ビッグマムの体内に取り込まれたのかもしれません。
自分から逃げるような種族達は全て、
殺すと言っていることと、
最後の最後に、ビッグマムが「美味しかった」
と言っているので、ルフィ達を丸ごと食べてしまったのかもしれません。
シュトロイゼンが目撃したのは、
リンリンがカルメル達を食べたのだと思いますが、
そのときに今回のシャンテの前身のようなものになってたのかもしれません。
(あの船がビッグマムの能力によるもの・・・なのかもしれません)
これからどうなっていくのかというと、
一つはビッグマムの過去との対面が行われるはずです。
カルメルが目の前からいなくなったことと、
ビッグマムが今の怪物となったことは
無関係ではありません。
カルメルを食べたという事実をビッグマムが知らされて、
その事実を突き付けられたときに
ビッグマムの真価が問われるのだと思われます。
ルフィ達がビッグマムの体内に潜入して、
(グランドラインに入ったばかりのラブーンのように)
そこからビッグマムとの過去との対話を繰り広げていくのではないでしょうか。
次号901話にて麦わらの一味がなんと復活して・・・
→901話の考察はこちら