四皇の一人、百獣のカイドウは現在生存している懸賞金の中でトップであり、ルフィのギア4ですら全く歯が立ちませんでした。
しかし、カイドウは意外にも結構敗北した回数があり、決して生涯無敗ではなく、海軍に捕まっています。
そして、少し前にカイドウはビックマムや白ひげとかつて同じ海賊船の仲間であったと判明しました。
それがロックス・D・ジーベック率いるロックス海賊団です。カイドウはこの船で見習いをしていたようです。
今回はそんなカイドウと船長ロックスは仲が良かったのではないかと考察を深めます。
どうして、カイドウがロックスと仲が良かったというのか?
まず、カイドウがロックスと仲が良いというなんだか突拍子もない話ですが、管理人としてはこう考えています。
そもそも、あのカイドウが“見習い”として乗り込んでいるが可笑しいと考えたからなのです。
カイドウの人格を考えると、毎日毎日酒を飲み、気に入らない事をつぶやけば金棒で吹き飛ばす人物で、とても思慮深いとはいえません。
もっと言えば、人の下につく人間性があると思いませんし、100万人に一人の覇王色の覇気の持ち主であることも踏まえて、カイドウが見習いなのは違和感がハンパないのが正直な感想です。
実際に赤髪海賊団の新入りであるロックスターは9400万ベリー賞金首でしたが、メッセンジャーといった使い走りをしていたので、同様にカイドウも買い出しや掃除なんかしていたといえます。
これはやはり、カイドウが自分から進んでやっているとは思えませんし、カイドウが見習いになったのは明確な目的か誰かに負けて見習いとして乗り込んだと考えるべきでしょう。
特に後者の誰かに負けたつまり、カイドウはロックスと戦って負けて見習いとして乗り込んだのではないでようか?
若いころから、かなりの暴れ者であったカイドウ
カイドウは世間から、サシでやるならカイドウと言われる程の四皇きっての武闘派です。
故にその凶暴な性格は幼いころからの性格ではないでしょうか?
ワンピースのキャラは一貫して、性格はブレませんからカイドウはかなりの暴れ者ではいと考えるのは想像に難くありません。
さて、そんなカイドウは海賊達の楽園、ハチノスで儲け話を嗅ぎつけましたが、ロックスの実力も気になったのではないでしょうか?
もしかすると、カイドウはロックス相手に勝ったら俺が船長で、負けたら見習いになってやると言ったのかもしれません。
もしロックスに勝つことが出来れば、ビックマムや白ひげや金獅子や王直や銀斧やキャプテンジョン等の闇の歴史に名を刻む大悪党たちの船長になる事が出来ます。
でなければ、カイドウの様な凶暴な男が人の下につくなど考えられません。結果は見習いとなっているので負けたのではないでしょうか。
世界を破壊するテロリストと世界最高の戦争を始める戦闘狂
他に管理人が気になったのがカイドウ初登場の際に発した言葉、「世界最高の戦争を始めようぜ!!」と誰に言われるまでもなく、大声で叫んでいます。
カイドウは退屈なこんな世界は消えちまった方がいいと思い、その為にオロチとの取引やスマイルを手に入れた節があります。
そう、カイドウが百獣海賊団を率いてその最大の目的は「世界に最高の戦争を吹っかける。」ことにつきます。
非常に極めて末恐ろしい凶悪な思想の持ち主です。以前、おでんの回想で、若マルコは世界の島々は数千万あるといったので、管理人が居るこの地球よりも広大なのがワンピースの世界だと思います。
それこそ、地球の倍以上の面積があると思いますので、そこに住む島々の我々の世界人口70億よりも遥かに多いといえます。
故にカイドウの目的はある種、“古代兵器”並かそれ以上に恐ろしいと言えます。
さて、ここに奇妙なつながりを感じたのが管理人の今回の考察の肝です。そう。ロックスもまた世界の国々を滅ぼしており、テロリストと称されていたからです。
カイドウは世界に戦争を吹っかける戦争屋、ロックスは世界を滅ぼしまわるテロリスト。
もしや、カイドウが世界に戦争を吹っかけるのは、ロックスの意志を汲んでいるのではないでしょうか?
ビックマムとマザーカルメルの様に、カイドウとロックスの間には恩人の関係?
最後にワンピースの世界にはルフィとシャンクス、ローとコラソン、チョッパーとヒルルクとくれは、サンジとゼフ、ナミとベルメールの様に恩を感じたキャラとそのキャラを助けたキャラという関係性が数多く存在します。
そして、現在は四皇であるビックマムことリンリンも羊の家を経営していたマザーカルメルに大変な恩義を感じていました。
マザーカルメルは山姥と言われる孤児売りの悪党でしたが、真相を知らないリンリンからすれば、もう一生恩人である認識です。
よもやですが、カイドウはロックスとそういった関係ではないのでしょうか?
あの時、ゴッドバレーの戦いは、ガープとしては絶対にロックス以外のクルー達も逮捕する気だったといえます。
もしかすると、ロックスは死の間際、カイドウを逃がして自身の意思を継がせていたのではないでしょうか。世界を破壊する意思を継がせる為に。