スモーカーは海軍を抜ける?
スモーカーというキャラは、イーストブルーで取り逃した麦わらの一味を追うだけでなく、王下七武海の悪行を目の当たりにしました。
つまり、政府によって選ばれた海賊といっても、自分が言うところ海賊はどこまでいこうと海賊であり、クロコダイルは最初から、アラバスタの治安を守るどころか、乗っ取る算段をつけていたわけです。
更に、クロコダイルを倒したのは、ゴムゴムのストームで地下聖殿から突き上げたルフィですが、それがそのままスモーカーが倒した事にされようとしました。
スモーカーはその事に対して、激怒しましたが、結局世間に公表されたのは、スモーカーがクロコダイルを倒した海軍本部大佐という嘘の情報でした。
このことから、スモーカーは海軍という組織に対して、憤りを感じていると考えられます。
ドレスローザ編終了後、スカッとしたスモーカー
その後、ドレスローザ編でドフラミンゴが長年王国を支配し、政府要人や海軍をオモチャにした事や、国乗っ取り、武器密輸などの真っ黒すぎる本性が暴かれ、またも政府は王下七武海が起こした事件を隠蔽しようとしました。
それもその筈、世界政府としては、王下七武海がたとえ多くの問題を残していたとしても、残したかったのが事実です。
世界政府に被害が被るというよりも、加盟国のアラバスタ王国やドレスローザ王国に被害が被るので、政府としては直接被害が被らない限りは大丈夫だったのでしょう。
ところが、流石にレヴェリー編でコブラ王やリクドルド王に隠せず、そのまま王下七武海が居ない方が良いという結論に至りました。
スモーカーとしても、王下七武海がいなくなったこと、政府が完全に海賊をコントロール出来なかった証明になりました。
しかし、それでも海軍、世界政府への不満が完全になくなった訳ではありません。
スモーカーとしては、赤犬体制下に不満がある
まず、スモーカーは元帥である赤犬に対して、不満を持っていると考えます。それもその筈、赤犬は敵を殺すだけでなく、味方が死に過ぎても厭わないからです。
海軍の仕事は、海賊を逮捕し、海の治安を守る事です。
ところが、赤犬は海賊を倒す為に、味方の損害状況を考えない人物です。
現に赤犬は、新世界へ海軍本部を移しました。
これは有事の際にそのまま海兵を新世界の現地へ向かわせることを意味します。
もしかすると、経験の浅い若い海兵もそのまま出撃させているのかもしれません。
管理人としては、スモーカーは青キジと仲が良かったと考えており、青キジはあれでいて、義理堅い性格や必要以上に被害を出さない人物です。
ある意味だらけきっていても、仕事はきっちりやる人物だと思います。
故にスモーカーの様な荒い人物であっても、青キジは友人に捉えれる程、尊敬できる人物だったのでしょう。
もしかすると、青キジの様に離反しやすいかもしれません。
第二の青キジ
青キジは今や、海軍ではない人間。
故に海軍側からすれば、過去の人間ですが、世界をより良くするためには、海軍だけが全てではないと考えているようです。
もしかすると、スモーカーは青キジの様に組織から一個人となり、世界を立て直す動きに映るかもしれません。