新世界編で、21歳になったゾロは左目に傷が入り、実質隻眼の剣士になっていた。
ルフィの腹のバッテン傷は二年前に赤犬のせいで、傷がついた事になっている。
しかし、ゾロの左目の傷についての説明はなされていない。
これはハッキリ言えば納得できない事だ。それまで、メインキャラであるゾロの左目に傷が入ってなかったのだから猶更だ。
今回はそんなゾロの左目について考察していきたい。
ゾロの左目は自主的に閉じている
実のところ、ゾロの左目は失った訳ではないと私は考えている。言うなれば、ゾロは本気でやる以外は左目を自主的に閉じているのではないだろうか?
自主的に閉じているというのはどういうことかというと、新世界に入ってゾロは左目を使うまでもないと思っているのではないだろうか?
例えば、ゾロは二年前に苦戦したパシフィスタを難なくサンジと共に撃破出来ており、モネに至っては、ゾロの方が格上だという認識であった。
ピーカに至っては、あれだけの巨体を刀三本で両断出来る程にもはや一つの戦略兵器だ。
しかも、驚愕なのがゾロはワノ国編に入るまで、負傷をしていないという事だ。
これまで、よく血を流す描写が見られたゾロであるが、新世界編ではヒョウゾウ、ドラゴン、モネ、ピーカに出血をきたす怪我を負っていない。
早い話を新世界編のゾロは血を流していないのだ。
だが、問題はワノ国編のゾロだ。
ワノ国に入り、ホーキンスや鎌ゾウに血を流される
ワノ国編に入って、ゾロは出血するシーンが出てきた。ホーキンスのストローマンの攻撃を受けてしまった。
鎌ゾウと牛鬼丸との連戦で、鎌ゾウの一振りを右肩に喰らってしまった。
以上の様に、ワノ国編ではゾロが苦戦する描写が出てきている。他にも狂四郎の様な実力者となかなか勝負がつかない様なものもある。
ゾロが左目を閉じたのは、自分からをしたものなのか?
そもそもの話、ゾロが左目を閉じたのは、何故なのだろうか?
もしかして、ゾロは本気でやり合う以外は日常生活でも左目を使わないと考えたのだろうか?
恐らく、ゾロは左目を閉じる事で、それを自らの力をセーブしようと考え出した。
スポーツ選手がウエイトを付ける様に、ゾロもまた自分に課題を載せる事で強くなろうとしたのだ。
「右目だけで敵を倒せないようで、世界最強の剣士に勝てない」と考えたのではないだろうか?
ゾロはキングと戦う可能性が高い
さて、ゾロは対峙する敵は基本的にナンバー2が多い。しかも、全員が剣を使う敵が多い
カバジ、ミホーク、はっちゃん、Mr.1、オーム、カク、リューマ、ヒョウゾウ、ピーカ、ホーキンス等は剣を使って戦っていた。
なれば、ワノ国ではキングと戦うのではないかと私は思う。
キングは人間体の時に大きな刀を差しており、プテラノドンになる以外は剣士なのではないだろうかと思った。
そう考えると、ゾロが戦う敵は剣士が多いので、キングとゾロが戦うのはある意味必然ともいえよう。
そして、このキングであるが、実質大看板の中で、キングと授かっているだけあって、ゾロが今まで戦った敵と比べて、確実に強いと思う。
いうなれば、ルフィの右腕がゾロなら、カイドウの右腕はキングの様に、関係性もよく似ている。
それ程の相手なら、ゾロは開眼に至っても可笑しくないと考える。
ワノ国編はゾロが主役
今回のゾロは一人行動というか、ワノ国のヒロイン的な立ち位置である日和と共に行動する事が多く、ほかの一味が皆と行動を共にしているのと比べると、明らかに扱いが良い。
ゾロ自体、ワノ国を模したシモツキ村の出身であり、ゾロとワノ国は関係が深い間柄と言える。
私はワノ国編のもう一人の主人公はゾロであると思うのだ。ゾロは麦わらの一味三強として古くから一味を支えてきて、ファン人気も非常に高いキャラだ。
なれば、ゾロがキング相手に開眼すれば、キングがそれ程の相手であり、それまで隠されてきた実力が一層明らかになるなど盛り上がると考えている。