ゼウスは選択を今度は迫られる?
ゼウスといえば、そもそも、ビックマムのソウルです。つまり、本人から創り出された雷雲なのですが、ビックマムとプロメテウスからドジだと愚痴をこぼされていました。
どうやら、ゼウスは選択を迫られると思います。
何故なら、既にゼウスのことをビックマムはこれっぽちも心配していないからです。いうなれば、愛想が尽きたと言えます。
ビックマムがワノ国まで追ってきたのは、ゼウスを取り戻すのも目的の一つでした。
ですが、ゼウスはここ一番でヘマをやらかし、自分で生み出していたソウルだからといって、ビックマムはもう愛情を注がないのでしょう。
管理人はビックマムは確かに子供が世界中の誰よりもいますが、実態は自分の息子、娘ですら、愛情を注げない。産み過ぎて、人というよりも、召使いの様に思っている筈です。
実の親に見限られ、愛情を注いでくれたと思っていたマザーカルメルを自ら食し、終いには海賊に身を堕とす始末でした。
最早、怪物でしかないビックマムの元にゼウスはいられないのでしょう。
ナミという癒し
ゼウスは作中でこう言っています。
「おいら、こんなにほめて貰ったの初めて。」とナミの言葉を喜んでいました。
ソウル自体に年齢があるとは思いませんが、ゼウスの口ぶりは正にソウルですが、子供の様な口ぶりでした。
正に自分の子供といっても差し支えないですが、ビックマム自身、5歳の頃から海賊として動いており、教育を施されず、そのまま子供が大人になったというのがビックマムの正体です。
それを体現しているのが、ゼウスといえるでしょう。ただし彼は、ドジなところが多く、ビックマムに褒められた事がない程でした。
となると、ゼウスはビックマムが居るまでは、褒められる事なく、単に使役されるソウルでしかなかったのでしょう。
しかし、此処で救世主が現れます。
そう、泥棒猫ナミです。
それまでゼウスには与えられなかった誉め言葉を授かり、彼は捕まえれましたが、ビックマムの元へ戻ることなく、ウェザーエッグをくれるからとかの理由でナミを手伝い始めたのです。
普通に考えれば、自分を奪い去った誘拐犯がナミなのですが、その誘拐犯に懐いたのがゼウスということになります。
本物の親から愛情を与えれなくても、他の人間が代理になるという事でしょうか。
間違いなく、ゼウスはビックマムに褒められていたら、すぐにビックマムの元へ去っていたでしょう。
しかし、ビックマム自らが取り戻して、ゼウスは元の鞘に戻ったのですから。相当、ビックマムの元へ帰りたいと思わなかったのでしょう。
奇しくも、ナミとゼウスは、ナミとベルメールの関係に似ている
年齢的に言えば、ゼウスは恐らくナミよりも年上なのは間違いないでしょう。
しかし、一人と一雲の関係は奇しくもナミの義母ベルメールの関係に似ています。そう、ナミの最愛であるベルメールと同じことをナミはしているといえます。
ナミはお金が好きだと公言していますが、たとえ、何億ベリー貰っても愛がある麦わらの一味を離れないでしょう。
故にゼウスも愛を求めて、今度はナミの元に自らやってくるでしょう。