815話「ジェルマ66」では、サンジの父親であるヴィンスモーク家について、非常に重要な事実が発覚しました。
戦争屋であるジェルマ66が一体どんな組織で、何を企んでいるのか、徐々に発覚してきたので、今回は詳細に見ていきましょう。
なぜジェルマなのか?その意味は?
そもそもなぜ、ジェルマという名前が使われているのか、不思議でした。
というのも、後述していますが66だけでも結構な伏線であるはずなのに、ジェルマを「わざわざ」つけているのには何か明確な意図があるはずです。
そこでまず66の一つ目の意味について考えてみたいと思います。
まず、この66というのがトリックテイキングゲームの勝ち点「66」を意味していると管理人は考えています。
このゲームとは、お互いにトランプのカードを引いて、カードの合計点数が66点に辿り着いた方が勝つという、よくあるカードゲームです。
気になるのがこの発祥が、17世紀中世ドイツであり、ちょうど日本の江戸時代の頃です。
(ワノ国編との関連性も非常に気になってきますね。)
時代背景から見ても、ワノ国とジェルマ66とは何か関係があるのかもしれません。
本題に戻ると、このゲームでの重要なカードというのが決まっており、
となっており、お互いにカードを山から引きあって、トリック(ゲーム回数)を経てより早く66点に到達した方の勝利となります。
余談ですが、ルフィの兄であるエースが11点、カイドウの部下であるジャックが3点、バーソロミューくま(暴君=キング)が4点、イワンコフ(Queen)が3点ということになるのでしょうか(笑)
この辺りについては、非常に気になるところですね。
さらに余談になりますが、革命軍がトランプのマークを意味してましたが、ドフラミンゴも同様に幹部にはトランプのマークが使われていました。
ワンピースではトランプが非常に重要な意味を持っています。歴史的に見てこのトランプが世界政府を倒し、ワンピースを手にいれるのに重要な伏線になっているのかもしれません。
過去の歴史からみて、戦争が繰り広げられてきたことからも、トランプに関する”何か”が隠されてきたのでしょうか。
ちなみに、ヨーロッパのカードゲームというのは、戦争シミュレーションゲームなのは周知の事実だと思います。
というのも、ヨーロッパは島国日本と違い、互いに陣地を侵略したり、守ったりが当たり前であり、戦争の歴史そのものであるからです。
スポーツでも、サッカーやラグビーなどの球技でも戦争をイメージしているのは有名な話ですね。
オフサイドとか、相手の陣地に無防備に突入したらファウルを取られますが、戦場ではthe endです。
このトリックゲームもドイツ発祥であることから、ドイツ(German)からジェルマを意味しているとすれば自然な考えかなと思われます。
これはサンジが北の海(ノースブルー)出身地というのがヨーロッパがモデルになっていることを意味しているとすれば、非常に重要な伏線になるはずです。
そして、「ドイツ」「戦争」というワードで歴史的に有名な為政者といえば、誰もが知っているアドルフヒトラーでしょう。
ここからはかなり飛躍した妄想にはなりますが、サンジの父親はヒトラーのような出で立ちであり、第二次世界大戦のナチス軍がモデルになっているのかもしれません。
・・・と言いながら、トリックカードゲームが17世紀がモデルなので、急に20世紀のナチスが出てくるのは少し不自然かもしれませんね。
ただ、漫画を描くにしても時代背景を無理やり合わせる必要性というのはないはずです。(というか言い訳です。)
ドイツナチス軍がモデルになってる可能性もゼロではないでしょう。
”66″が指す意味とは?ジェルマ66の目的は天竜人を倒すこと?
続いて気になる66ですが、もちろん、カードゲームの66点を意味していると思われます。
つまり、戦争に勝つことを指しており、「戦争に勝つ」というのは、世界政府を倒すということを指しているのでしょう。
こちらでも詳細をお伝えしてきました。
こちらでもお伝えしてきましたが、66というのは悪魔の数字を意味する666も指しているのだとすれば、悪魔というワードもぴったりきます。
そして、神=天竜他人を指すのだとすれば、ヴィンスモーク家の狙いは打倒天竜他人であり、打倒世界政府ということになります。
そのために、全世界を戦争をコントロールすることで、直接倒そうとしているのかもしれません。
目的は革命軍と一緒でも、そのプロセスは全く逆のものでしょう。
革命軍は戦争を最小限に食い止めようとしており、戦争屋ジェルマ66はむしろ戦争を波及させていっています。
敵対している二者ではありますが、いずれは敵対する時がやってくるのではないでしょうか。
そして、サンジの見た目のぐるぐる眉毛というのも、ジェルマ66の66を意味しているのかもしれません。
新世界編でも、それ以前でも自分の顔半分をずっと隠し続けてきたのは、自分の顔を出すことで、ジェルマ66の組織の人間であることがばれないように、隠していたということでしょう。
これほど長期にわたっての伏線もすごいですね。
サンジは戦争を引き起こすための英才教育を幼少期からずっと行ってきたのだとすれば、あまりにも嫌気がさして家を飛び出したものと思われます。
生まれた時から悪魔の子として、育てられたというエピソードはニコロビンの過去ともある意味で近いかもしれません。
ワンピースの世界では”悪魔”というキーワードが非常に重要になってきますので、反乱分子として世界をひっくり返す伏線になっているのかもしれません。
その反乱分子の中心がなんといっても麦わらのルフィであるのはいうまでもないと思います。
サンジも悪魔の一味として、自分の過去を乗り越えて、麦わらの一味に再び合流する日を待ちたいですね。