857話「ルーク」では、ルフィ達がカポネと手を組もうと決断し、
カポネ達のアジトに乗り込もうとしています。
カポネはずっとビッグマムの首を狙っていて、
お茶会の日にその作戦を結構する準備ができていますが、
ルフィ達と手を組む雰囲気も・・・
いよいよ、ルフィがベッジ達と対面で会おうとしています。
話し合いが決裂するのか・・・、こじれるのか・・・
858話「会議」見ていきましょう。
ビッグマム海賊団総料理長登場!
前回までのあらすじはこちら。
→857話「ルーク」のあらすじと考察はこちら
ビッグマム海賊団の総料理長「シュトロイゼン」が、
サンジとプリンのウェディングケーキを作っています。
この二人の結婚式で無事にケーキ入刀ができればいいのですが、
現場の人間たちにはそこまで知らせていないと思われます。
「人生は苦行が続くから、塩少々温風
だからこそ、デザートは甘い方がいい」
結婚式でケーキが出てくる頃には、
プリンがサンジの眉間を撃ち抜く予定になっていますが、
無事にケーキが出てくるのでしょうか・・・
一方で、ペコムズがカポネの手によって銃で撃たれて、
崖から落ちてしまいました。
実はこれはカポネの陰謀で、
間一髪でジンベエのサメ仲間が救出したのでした。
生きていたペコムズ。
ペコムズはジンベエがビッグマムに対して、
きちんとカポネのことを報告しているのかを終始気にしています。
自分の親を殺そうとしている人間を放置できないのは、
ある意味で当然のことだと思います。
しかし、アラディン含めてジンベエの仲間たちは
ビッグマムを倒す算段をしているため、
ペコムズはその場でおとなしくしているように言うのでした。
しかし、ペコムズは何やら全員の様子に違和感を感じます。
ペコムズをその場から行かせてしまったら、ビッグマムに報告されてしまい、
カポネが裏切るということがバレてしまいます。
そうなれば、ルフィとカポネが手を組んでしまっても、
バレてしまっているため、返り討ちにあってしまいます。
そして、ペコムズはその違和感を見逃さずに、
アラディン達からの制止を振り切りその場から立ち去ってしまったのでした。
これで、お茶会での展開はより予想が困難なものになりそうです。
ベッジのもとにルフィとサンジは訪れる・・・
ルフィとサンジの二人がベッジのアジトに到着します。
ファイアタンク海賊団の隠れ家はかなり巨大なものであり、
要塞のようになっています。
何かあればブリュレの鏡があるので、そこから逃げることができるため、
ジンベエ達も先回りしてベッジ達のアジトに行っています。
お茶会まで4時間15分前ですが、ルフィとサンジがいよいよベッジと相まみえることになります。
出迎えに、部下のヴィトがいます。
チョッパーが風呂上がりで、牛乳を飲んでいますが、
その姿がいつものチョッパーと違っていて面白いです(笑)
ルフィとサンジも風呂にはいるように伝えられます。
ベッジが汚い人間を嫌っているため、
交渉する前に風呂にはいるように伝えているようでした。
ナミ達もシャワーを浴びて、体をきれいにしています。
シフォンに対して、ローラに一体何があったのか説明をしています。
スリラーバーク編にて、ローラがゾンビになってしまい、
ずっと求婚していましたが、そこでルフィ達に助けられたのでした。
シフォンはどうやら、ローラと双子のようで、シフォンが姉で、ローラが妹とのこと。
そして、そこから衝撃の事実が発覚します。
ホールケーキアイランド内にて、巨人が一人もいないことをジャッジが気にしていました。
それだけ世にも珍しいものをコレクションしていたにも関わらず、
巨人を入手していないのはどう考えても不自然です。
その理由をシフォンが明かします。
トットランドでは、巨人を除く全ての人種が揃っています。
どうしていないのか、というと全世界中の巨人にビッグマムが嫌われているから、だというのです。
嫌われているために、トットランドに巨人が一人も献上されてない、ということなのでしょう。
ある日、ローラに一目惚れしたという巨人が現れ、
それが巨人族エルバフの王子、ロキ、というのです。
(ローラに一目惚れする、というのはどうかしているのかもしれません・・・
やはり、そのへんが人間と価値観が異なる、ということなのでしょう)
巨人族と何かしらの理由があって、確執があったのですが、
その穴埋めにローラができると思い、歓喜の涙を流していたビッグマム。
しかし、そこでローラが失踪してしまいます・・・
ローラがいないので、双子の姉であるシフォンを差し出すも、
「違う」ということがバレてしまい、関係性はもっと悪化してしまいます。
(シフォンとローラが違う、ということがわかるロキ王子はすごいと思いますね。
ぶっちゃけ、どっちがどっちか全くわかりません(笑)
シフォンではだめで、ローラがいい、というロキ王子の好みは一体何なのでしょうか?)
世界一の強国であり、軍隊を持つと言われているエルバフの軍事力を手に入れることができたビッグマムは怒り心頭で、ローラに対して憎しみを抱いているようです。
以前にビッグマムが、白ひげ、赤髪、カイドウを倒すことができ、海賊王になることができた、
と発言していた背景には、エルバフの軍事力を手に入れることができた、
ということがあったのだと思われます。
それができなくなった、ということで、ローラに顔が似たシフォンに対しても、
目の前に顔を出すな、と言われて、カポネと結婚して離れて暮らすようになったのかもしれません。
ビッグマムに何年にも渡って、殴られて傷を負ったシフォンは、
母親に対して何も感じなくなったというのです。
自分の夫であるカポネが暗殺しようと企んでも、
怪物であるビッグマムに想い入れもないというのでした。
どうして、シフォンはベッジがビッグマムを暗殺することを止めないのか、これで理由がわかりましたね。
自分の親からあまりに酷い仕打ちをされたので、何も感じていないのと、
今は自分のことを愛してくれているベッジのことを信頼している、ということなのだと予想がつきます。
親だから100%全部信頼する、ということではなく、
本当に信頼できる人ときちんと関係性を築くということが大事なのだと思いました。
いよいよ「会議」がスタートへ!
ルフィとブルックが風呂から出てきて、ほんわかしています。
ブルックが「極楽、極楽」というワードを出したことに対して、
「ルフィがまだ行くか!」と即座に反応したのが面白いですね。
ルフィの中で、現実世界で極楽を目指す、という考えなのだと思います。
あくまで目の前のことをきちんと見据えて、
海賊王になる、ということを何よりも大事にしているのでしょう。
そして、ブリュレとディーゼルの二人もピカピカになっているところを見ると、
風呂に入れられていたのだと思われます。
二人は泣いていますが、シフォンが長年苦しめられていたことに対して、
無視して全く助けようともしなかったので、
今更助けを求めても無駄だということでしょう。
ルフィとカポネ達が同じ席について、会議が始まります。
ブルック、キャロット、ナミ、ルフィ、サンジ、チョッパー、ペドロと、
カポネ側はカポネ、ヴィト、シフォン、殺し屋のゴッティ、髪がツンと立っている男。
・・・が、どう見てもどこかで見たことがある男でしかありません。
その男がまさかのシーザー・クラウンでした。
シーザーが変装して、カポネ達の前に現れているのですが、
ルフィは一発で見抜きます。
カポネに捕まり、心臓を握られている状態で、言うことを聞かないといけない状態にいるのでした。
そのため、ルフィたちに問い詰められても「ガスティーノ」という名前を名乗ってますが、
ルフィが一時的に騙されそうになったものの、やはり正体がばれてしまったのでした。
そして、ルフィがカポネに対して、一発殴ることを要求します。
ペコムズを撃って命を落とさせたことで、ルフィはずっと怒っていたのでした。
しかし、一発殴る、ということでチャラにしようとしてるので、
ルフィのキャラが出てます。
ただ、カポネ側は舐めてるのか、となるのも至極当然で、
話し合いが決裂します。
殺し屋ゴッティがつっかかってきます。
呆れるジンベエですが、ルフィを制止して一言いいます。
「ビッグマムは好きか?」
と。するとルフィは即座に「嫌いに決まってるだろ!」と返答。
そこから連合軍を組む、ということになるのです。
つまり、全員ビッグマムのことが嫌いな人間が集まっているので、
共通の敵がいるから、全員で倒そうじゃないか、ということになるのです。
一致団結したように見える3者(笑)
一人ひとりでは敵わない強大な相手でも、
全員で力を合わせれば倒すこともできるよね、ということなんだと思います。
この流れですといよいよビッグマムを倒そうとする流れになる予感もしてます。
ルフィ達連合軍がビッグマムを直接倒すことになるべく、
ベッジが立てた作戦は「完璧」だというのです。
トラファルガー・ローといい、ベッジといい、ルフィに味方する超新星たちが一人ずつ増えてきてますね。
ここから、四皇ビッグマム、百獣のカイドウと倒していき、
エルバフの超巨力な軍隊も手にすれば、いよいよラフテルへの道のりも見えてくるのかもしれません。
次回の内容はこちら。
→859話「四皇暗殺作戦」のあらすじと考察はこちら