いまだに行方不明の日和
日和と言えば、ワノ国で登場したモモの助の実の妹です。
ただし、八歳のままのモモの助と違い、彼女は二十年を過ごし、26歳になっています。
彼女は20年間を河松に育てて貰いながら、13歳の頃に花魁としての修行を積み、小紫太夫になったのです。
そんな彼女は今、小紫から解放され、元の日和に戻り、現在は隠れているらしいのです。
原作にすると、既に彼女の安否は一年以上経っても分かっていません。
どこかに隠れているのは確かなのですが、それがワノ国の何処かなのかは読者に知られていないのです。
ところが、ここに来て、日和鬼ヶ島に居る説が出てきました。
日和が鬼ヶ島に居ると、明らかに愚かな行為としか思えない
いきなり、鬼ヶ島に日和が居る事は全ての前提が崩れてしまいます。
まず、赤鞘九人男と違い、光月おでんと光月トキの血筋を引いているのは、もうモモの助と日和しかいないのです。もっと言えば、光月の正統後継者自体が二人しかいないという事になります。
故に、日和は自分の命がどれ程大事かを心の底から、知っており、今日まで隠れすみ、小紫太夫として生きてきたのです。
そして、あの運命の日、おトコを救う為に傳ジローと芝居を打って、小紫として死にます。
かくして、彼女は小紫の枷から解放されて、元の光月日和に戻る事が出来たのです。
いうなれば、もし小紫太夫を続けていれば、オロチの求愛はエスカレートしていたでしょう。
そうなれば、いつの日か、日和は積年の恨みを晴らしていたでしょうし、何より心が耐えきれなかったでしょう。
相手は自分の両親を殺した男も同然の外道。そんな男から求愛されるなど、死んだ方がどれ程良かったことか。
しかし、物事は日和がオロチに愛される前に、命が果てた今は、もう日和がオロチの元へ来ることは絶対にありえません。
実際に今の日和はあらゆる敵から逃げている立場なのです。
ところが、問題は赤鞘九人男を介抱し、治療を施していたのが、明らかに女性だったのです。
泣きながら、赤鞘九人男を介抱する女性はどう考えても、日和しかいないのです。
日和は鬼ヶ島が行ける筈がないのだが
鬼ヶ島はそもそも天を浮く前から、カイドウ率いる百獣海賊団や入港が許可された人間でないと入れない島なのです。
ところが、もし日和が鬼ヶ島で要るとすればすさまじく難しい筈なんです。
そもそも、日和が鬼ヶ島に居る事は彼女の言っていた自分は武運を祈り、身を潜めていますという隠れなければならないのを自ら放棄するという事なんです。
いやいや、鬼ヶ島に来たら、自分絶対あかんやろ!?というのが、日和が鬼ヶ島に居る場合の突っ込みなんです。
しかし、どう考えても、あの赤鞘九人男を介抱したシルエットは女性であり、しかも天守閣で赤鞘九人男を介抱していたという事です。
仮に日和が鬼ヶ島に来た場合、彼女が出来る事は絶対に無い筈ですし、むしろ心配をかけているとし、彼女のアンチが生まれてしまうでしょう。
故に、日和が鬼ヶ島に来るはずが無いのですが、果たして誰なのでしょうか?