フィギュアから見る再ブーム予兆
ワンピースは確かに管理人の大好きな漫画です。
ところが、浮き沈みがあるのは確かです。
その理由は他の漫画や娯楽の台頭になります。
例えば、近年異常な大ヒットを叩きだした鬼滅の刃は、一般層にすら受けてしまう恐ろしい事態になりました。
ワンピースは確かに知っているが、映画を観に行こうと思わない方々が、一堂に映画館に集うという異例の興行収入を叩きだし、煉獄きょうじゅろうは、400億の男というとんでもない漢になってしまったのです。
当然、アニメ映画史上文句なしの大ヒットであり、鬼滅の刃はまさにワンピースを凌ぐ人気を叩きだしたのです。
そして、その波に乗れるように、常にソシャゲ、なろう、ゲーム、アニメ、特撮に至るまで、乗っている作品があります。
管理人としては、この事態に対して、言えるのは、ワンピースにも波に乗っていた時期があったなと思い出しました。
そう、ワンピースの空前のブームといえるのが、二年前の最高峰の戦いであるマリンフォード頂上戦争以降になります。
ルフィ以外の敵キャラを味方に据えて戦うというとんでもない事態に管理人もびっくりしましたが、問題はここから怒涛のフィギュア展開が始まったという事です。
以前から申し上げていますが、ワンピースのフィギュアはワンピースというコンテンツをグッズにした場合、一番売れ行きが凄いのです。
その理由は、造形師が凄まじいクオリティを叩きだしているからに他なりません。
特にプライズフィギュア造形王頂上決戦やフィギュアーツZERO、ハイグレードモデルワンピースポートオブパイレーツといったシリーズは頂上戦争以降から、脂に乗ったと言わざる負えません。
例えば、管理人の大好きな岩倉氏が手掛けたナイトメアルフィはプライズフィギュアながら、現在は7000円を超える取引をしているのです。
これはとんでもない話で、フィギュアという文化自体、時間に追われる大人たちからすれば、金銭勘定で完結する手っ取り早さから、さなだっちやコヤッキーたちといったコレクターを喜ばせる文化に発展しています。
そして今、鬼滅の刃も原作完結から一年経ち、ワンピースのフィギュア相場がジョジョに上がっているようなのです。
転売屋が戻ってきた?
フィギュアの相場が上がるのは、勿論それを買う人間が多数現れるからです。
そう、利益を生むためだけに、売買する転売屋という人種の存在です。
実はワンピースのフィギュアは、マリンフォード頂上戦争の三大将が出だした時期から、鬼滅の刃を筆頭に人気の作品のグッズに飛びつく転売屋たちが横行したのです。
その影響で、三大将は現在相場が半額前後になっており、在庫を抱える状態になっています。
ワンピースのフィギュアーツZEROは店舗販売であり、売れなければそのまま在庫を暖めるのですが、それまではカタクリやスネイクマンといったフィギュアが売れたのに対し、マリンフォード頂上戦争シリーズから売れ行きが滞ったのです。
しかし、現在、予約販売中のロジャーのカムサリやおでんの桃源十拳が定価より高く売られている状態になっており、もしかすると再ブームが始まるかもしれません。
そして、そのブームが終わるまで続きそうといえます、