カイドウとビックマムがいない世界
ワノ国天下分け目の大合戦が終了し、ラスボスカイドウとビックマムが同時期に倒されたら、一体どうなるでしょうか?
そう、世界がどう動くという事です。
四皇は新世界のナワバリを抑えている勢力であり、その勢力が同じ日に二つ壊滅したら、もう現実とは思えない筈です。
単純な病死ではなく、ルフィ達に葬り去れたとすれば、世界が見る目にルフィ達はこの世界を滅ぼす破壊者といっても良いでしょう。
世界政府としては、とんでもない漢が出現してしまったと思う筈です。
損得関係なしに、世界政府は四皇に真正面からぶつかることは何十年も避けていた筈です。
実際に世界の均衡は王下七武海、四皇、海軍本部という三大勢力により均衡が保たれていました。
しかし、王下七武海制度完全撤廃により、王下七武海が一海賊に戻り、世界としては衝撃を受けざる負えませんでした。
なにせ、王下七武海はそれまでの海賊の中でも、政府の味方だった筈なので、政府としては強大な勢力が失ったといえますし、世界政府の体制自体に揺らぎが起こっています。
ドフラミンゴとクロコダイルの反乱により、ドレスローザのリクドルド二世とアラバスタ王国のネフェルタリコブラが王下七武海の危険性を訴え、王下七武海制度を撤廃に追い込めたという事実は、世界政府といえど、訴える国々の声を無下にできなくなったといえます。
あの場で、王下七武海完全撤廃は世界政府にとっては、痛すぎるモノでした。
ワザワザ王下七武海制度を造り、そこから財産を集められましたし、国が困っても、世界政府としては自分達の城が傷付かないなら別にどうでもいいと思っていた筈です。
しかし今、王下七武海制度が完全撤廃され、カイドウとビックマムが倒されたら、世界政府としては、ルフィ達が脅威でしか無くなるでしょう。
世界政府としては、ルフィを倒さないといけなくなる
世界政府としては、革命軍とは違う形で、世界の均衡を保つ勢力がルフィによって壊されていると見えるでしょう。
そもそも、ドフラミンゴとクロコダイルの件は、ルフィがもしも敗北していたら、クロコダイルの支配とドフラミンゴの支配は揺らぐことなく、王下七武海をそのまま続けられていたという事になります。
実際に世界政府はクロコダイル敗北後も、マリンフォード頂上戦争で王下七武海の強さを当てにしており、政府側に立ってくれる勢力程有難いものは無いと思います。
いうなれば、ルフィが勝利しなければ、そもそもの話王下七武海制度完全撤廃も起こらなかったという事です。
世界政府がいよいよ牙をむく
もう、此処まで来ると、世界政府そのものがルフィ達がどこに行こうと追跡する判断に行き着くのは自明の理といえます。
なにせ、世界政府の支配がルフィが登場した二年間で一気に傾いてしまったのです。
エニエスロビーの崩壊、インペルダウンの脱獄、王下七武海を三人倒す、そして四皇二人を倒したとなれば、世界政府としてもルフィを殺すしか道がないと思われます。