918話では、なんとモモの助や錦えもんの墓があったことが判明してます。
つまり、モモの助や錦えもんはすでに死亡しているのでは?
と謎に包まれたところで終わってました。
当サイトでは、「さすがにそれはない」とお伝えしてきましたが、
更に衝撃の事実が判明しています。
・将軍オロチの本当の狙いは一体何か?
・モモの助、錦えもんが死亡している真相
・新キャラ「居眠り狂四郎」登場
・9人の侍というのは一体どんな人物なのか?
・オロチの奥方がたった歌の意味とは?
919話「おでん城跡」みていきます。
手下となるスピード、お礼を言われるルフィ達・・・
前回までのあらすじはこちら。
→918話ネタバレ考察でルフィが行った”偉業”とは?
「しっかり頼むぞウマ美!!」
そう言っては手を振るルフィに、スピードは自分を「百獣海賊団」のスピードだとすれば、「貴様に頼まれる筋合いはない」とそっけない態度を示す。
また、その横ではローが、なぜかお玉の言いなりになっているスピードを不思議そうに見ていた。
「家来が主を守るのは当然だ!!」
そういうスピードの背にはお玉が座っており、
リンゴを手に「今日のおしることリンゴの味を一生忘れない」と、
ルフィ達に礼を言う。
また、「師匠にもリンゴをあげる」と笑顔で言うお玉に、ルフィは「鼻じじいによろしく」としては、「犬は必ず返しに行く」と朗らかに返した。
次いで、刀を手に取って見せ、刀ももう少し貸してくれるよう付け加える。
そんなルフィにゾロは、再度その刀を見せるようルフィに言うのであった。
そうした中、スピードが天狗の家に向け走りだす。
笑顔で手を振るお玉に、ルフィも手を振り送り出し、狗ちよに声をかけた。
「ルフィ太郎さん!!」
すると、そこへ「おこぼれ町」の子供たちが駆け寄ってくる。
「宝船どうもありがとう!!!」
ルフィ達の持ってきた「宝船」のおかげで、
安全な食料を手にできた「おこぼれ町」の住人たちが、口をそろえて礼を言った。
そうした人々の声に驚き目を見はるルフィに、
人々は口々に礼を重ねる。
ある者は「こんなごちそう見たの初めてだ!!」と、
またある者は「おじいさんが元気になった」「冥途の土産になった」と、
そして「ウチの子が元気になった」という者も。
対し、こうした住人たちの声に「いい事をした」と喜ぶルフィ。
その横ではお菊が、ルフィが「宝船」を奪ったことに突っ込み、
その後ろではローがルフィが人助けをしたことをよく思っておらず、
苦虫をつぶしたような表情を浮かべていた。
ルフィは喜ぶ住人たちに、笑顔で手を振る。
こうした中、ルフィ達を乗せ狗ちよが走り出す。
その背には、お菊に姿もあった。
「何でついて来るのか」と尋ねるゾロに、
お菊は「「おでん城」に一度行ってみたくて」と答える。
しかし言葉とは裏腹に、内心ではお菊は「おでん城跡地」へと向かうルフィ達を疑っており、
ルフィ達についていくことで様子を見るつもりなのだ。
「着いた後は一人で帰れるから迷惑はかけない」
と口にするお菊に、
ルフィは「菊はいい奴だし強ェし大丈夫だ!!」と笑顔で言うが、
そんなルフィにゾロは「お菊は何かを隠している」と返す。
お菊は、ゾロのその言葉にギクリとした。
「さて「鎖国」とは何ですか!?」
将軍オロチを話題にする狂四郎・・・
一方、その頃「花の都」のある寺子屋では、歴史の授業が行われていた。
このように尋ねる女教師に、生徒である子供の1人が
「国の入り口を閉じて国の平和を守ること」だと、元気よく答える。
これに、女教師は「そうね」と答え、
生徒たちに「「鎖国」とは?」と尋ねた。
すると、これにまた別の生徒が
「国に悪い「人」や「考え」を招き入れるとっても悪い行いです」
と答えると、女教師は
「それをやろうとした愚か者たちがいる」と言葉をつづける。
「おでんと“赤ざや九人男”~~~~!!!」
そうした女教師の言葉に生徒たちがこう答えると、
なんと女教師は自身の首を伸ばし
「答えて何て言っていない」と口にした。
それに生徒が笑いつつ逃げるふりをすると、
女教師は「そんな悪い侍たちをやっつけたヒーローがいる」と言う。
「黒炭オロチ将軍!!!」
女教師の言葉に続く様に、声をそろえて言う生徒たち。
中には、悪者を倒すごっこ遊びをする者も。
「そうよ 20年前悪者達は皆死んで」
「ワノ国は現在の様に平和な国になりました」
女教師のクラスには、子供たちの笑い声が響き渡っていた。
「ヒックウィ~~~」
「オロチ様も小心でござる」
このように寺子屋で、
子供達へのゆがんだ教育がなされていた頃、
有楽街の一室では酔った男があろうことかオロチの悪口を口にしていた。
その横では、家来が男を「声が大きい」と諌めている。
男はそんな家来に対し、「ビビるな」と言い、
「聞かれたとしても本当のことを言ったまでだ」と言い、
おでんの“奥方”の最後の言葉とされるものを口にした。
「―――“月は夜明けを知らぬ君”」「“叶わばその一念は”」
「“二十年を編む月夜に九つの影を落とし”…」
「“まばゆき夜明けを知る君と成る”」
このように言う男の名は、黒住家ご用達両替屋の「居眠り狂死郎」。
その名の通り、オロチのこの文に対する解釈を言いかけたところで、なんと寝てしまいます。
そんな狂死郎に家来が続きを聞くため起きるように言うと、
遊女が聞き耳を立てる中で狂死郎は言葉をつづけた。
「20年後の月夜にこの恨み晴らすべく」
「九人の侍たちが化けて出て貴様を殺し…!!」
「「ワノ国を開国する」と!!!」
「その20年後が今年よ!!」
加えて、この解釈を理由にオロチ将軍は、
「光月家の亡霊たちが自分を殺しに来るのでは」
と恐れていると言うと、狂死郎はそれを笑い飛ばす。
「死者に何ができる!?」
「光月家の侍達は20年前!!城内へ追い込み全員焼き殺したであろうが!!!」
「ハハハハ…」
このように、狂死郎が座敷で酒の勢いと共にオロチのことをバカにしていた頃、
久里の「おでん城跡」にはルフィ達が到着していた。
城がないことに驚くルフィに、「「跡」だと言ったろう」とローは言う。
しかし、その横ではお菊が「おでん城跡」を目にし涙を流していた。
そのままお菊がその場を走り去ると、ルフィはそれを不思議そうに見送る。
次いで、狗ちよに乗っていたにもかかわらず
ゾロが迷子になっていることに首をかしげていると、
遠くにいるローに呼ばれそちらに近づいていった。
そして、「気味悪い場所だ」と口にすると、ローは「20年も人が来なきゃな」と返す。
彼らの目の前には、墓標が連なっており、
その墓標には雷ゾウやモモの助、
また錦えもんやカン十郎の名が記されていた。
「何であいつらの墓があんだ!?死んだのか!?」
「そういや連絡取れなかったけど…!!?」
こうした事実に、驚きで目を丸くするルフィ。
続けて、ローに錦えもんの居場所を尋ねると、「あいつがここで待ってると思ってた」と言葉を加えた。
「夜には出てくるかもな」
「昨日も…夜な夜な出てきた」
対し、そうしたルフィにローがこのように言うと、ルフィはさらに「何だそのオバケ見てェな現れ方」としては、目の前に墓標の数々が広がっている理由についてローに尋ねる。
また、「はっきり言え」と言葉を連ねれば、
「何か言いづれェ事でもあんのか!?」と声を荒げた。
そんなルフィに、ローは「おれから話すような事じゃねェ」とイラついたように言う。
「いやいやいやまいったでござる…」
その時、2人の背後から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「ホントに生きてんのか」というルフィの怒声に交じり、男は「また今日も夜まで便所から出られぬかと…」と言葉をつづける。
「……少々おちつい」 「ん?」
「お――――!!ルフィ殿!!なんと無事ついておったか!!」
「すまぬ迎えにも行けず…!!」「不覚にもはげしい下痢につき」
そう言っては、廃屋から姿を現したのは光月家家臣狐火の錦えもんで、腹をおさえていた。
「キン~~~!!!よかったー!!」
そんな錦えもんの姿に、ルフィは嬉しそうに顔をほころばせては嬉しそうに迎え入れる。
また、ローに「生きてんじゃねェか」と言うと、ローは不思議そうに「いつ死んだと言った」と返し、
「夜には便所から出てくんじゃねぇかと」と口にした。
これにルフィは、「ややこしい言い方すんな!!!」と突っ込むのであった。
「ガサッ」
「ザザザザ」
すると、横の草むらから物音が聞こえてくる。
とっさにふりかえる2人。
「キン様~~~~~~~~~~」
そう言って抱き着いてきたのはお菊で、
抱き着かれた錦えもんはその勢いに圧倒されてしまう。
「お戻りになられていたのですね」
「逢いたくて逢いたくてわなないておりました」
こうしたお菊に錦えもんは、お菊がルフィ達と一緒にいることに驚いていたが、
お菊はそんな錦えもんに構わず
「戻っているならなぜ一言声をかけてくれなかったのか」、
「身を案じていた」と言い錦えもんの上にのしかかっている。
片や、こうした二人の親しげな様子にルフィが「知り合いなのか?」と口にすると、
ローは知り合いどころじゃないと突っ込んだ。
すると、ここでお菊がハッとした様子を見せる。
これに錦えもんは「誰に何から話せばよいか」と困った様子を見せつつも、
ルフィ達のことを「この者達が強力なる助っ人」だとお菊に言った。
そこへ、モモの助がやってきて、元気にルフィに呼びかける。
また、剣の練習をしていたと見せるモモの助に、
ルフィも笑顔で答えイヌアラシ侯爵も来ているのかと尋ね、
お菊もモモの助に駆け寄った。
さらに、お菊がモモの助のことを呼び捨てにするルフィを注意しようとすると、
モモの助はそれを制止する。
「お~~~~~~い!!」
するとここで、聞きなじみのある呼び声が聞こえてくる。
そう、サンジの声だ。
他にも、ナミやチョッパーまたキャロットやブルックの姿もある。
「ワノ国」に入国する途中、巨大な滝で離ればなれになった一同は再会を果たした。
そうした中、「悪かった」というルフィに、
サンジが「ルフィを探しに海底まで行った」と返すと、
ナミは「ビブルカードが見つかったから生きてることはわかったけど」と付け加え、
ブルックが「なんとか錦えもんさんと連絡が取れたどりつけた」と言う。
また、新たに「ハートの海賊団」のメンバーが合流し、
それに気が付いたローがベポについて尋ねると、
部下の1人が「下痢で草むらから出てこない」と答えた。
それにローはあきれた様子を見せるが、
それと共に「安全な食糧を盗んであるので中で話そう」と一同を誘う。
これにルフィとゾロは、突っ込むのであった。
こうして屋内に入った一同。
既に廃屋と化した城内ゆえ、部屋が荒れていることからそれを笑うルフィに、
錦えもんがそれを詫び一堂に歓迎の意を表す。
また、「モモの助様の件以外にも1つ話しておかなくてはならないことがある」と切り出した。
これにルフィが水臭いと言うと、錦えもんは「ごもっとも」とし謝罪、
その上で今から「自身が話すことはにわかに信じがたきことだ」と言ったのである。
その錦えもんの言葉に一同は驚いた。
しかし、錦えもんの口から出る次の言葉はさらに驚きを呼ぶ。
というのも、なんとカン十郎や雷ぞうを含む5人が過去の人物だと言うのである。
錦えもんのこの言葉に、驚くルフィ達。
「実は我々!!20年前の「ワノ国」より」
「時を超えてやってきたのでござる!!!」
錦えもんの衝撃の告白に、一同は思わず声を出すのであった。
919話のネタバレ考察と感想!
919話では、衝撃の事実が明らかになりました。
なんと、雷ぞう、モモの助、錦えもん、カン十郎はすでに死亡していたというのです。
つまり、彼らは20年前の過去からやってきたというのです。
つまり、亡霊として仕返しをしてくるというのです。
また、注目は錦えもん達は「亡霊」だったという点。
もしこれが本当だとすれば、
ブルース・ウィルスの「シックス・センス」のような、
「幽霊オチ」ということにもなります。
目的は、オロチの”奥方”です。
彼女が一体どんな目的なのか、どうして死んでいったのか、
注目のところです。
彼女が言っている言葉、「月は夜明けを知らぬ君」
この月というのはまず、光月一族だと思われます。
つまり、奥方は光月一族の人間か、そことゆかりのある人間ということです。
この辺りについては別途記事にしてお伝えしていきます。
また、これは明らかにオロチへのあてつけです。
オロチが光月一族と9人の侍達を焼き殺したようですが、
奥方はオロチに歯向かっていることが分かります。
「夜明け」はつまり、開国を知らないので、
ワノ国の開国をもともと光月一族は考えていたのですが、
そのタイミングで、オロチに全滅させられたのだと思われます。
奥方はかなり重要な人物なのは分かります。