949話「ミイラ」では、
・菊之丞、雷ぞうのすさまじい実力と今後の活躍
・疫災弾(エキサイトだん)の凄まじい威力とその止め方
・ルフィが凄まじいカリスマ性を発揮
・カイドウの部下達が持っている凄まじい威力
・兎丼を無事制圧し、鬼ヶ島までの戦いについて
こちらをお伝えしていきます。
949話ネタバレ考察「ミイラ」について!全身の肌が土のように荒れるほどの激痛…
「ワノ国」の「兎丼」、そこでは看守長の1人が突如現れた菊の丞たちや
ルフィら6人を倒せと躍起になり、部下たちへ指示を出していました。
しかし、看守たちがいくら“疫災弾”を撃っても弾をあてることができないことから、
部下たちは看守長の1人にその旨を報告します。
対し、これに看守長の1人は“誰でもいいと言ったろ!!”と言えば、
囚人たちに “疫災弾”を撃ちまくります。
また、ルフィはそうした看守長の1人にやめるよう言いますが、
“疫災弾”は次々と囚人たちに打ち込まれ、
ルフィとチョッパーの怒りをかってしまいます。
そこでルフィとチョッパーは、ほぼ同時に“ヘビースタンプ”を繰り出し
看守たちをなぎ倒していきました。
さらに、ヒョウ五郎や菊の丞もこれに次いで看守たちを倒していき、
河松も“河童流寄り斬り”で雷ぞうも雷手裏剣で応戦します。
すると、雷ぞうが技を放った看守の1人から鍵の束が零れ落ちました。
これに雷ぞうは瞬時に反応し、
「どれかが当たる筈」とキッドとキラーの目の前に投げます。
このような中、キッドはそれを無表情で見つめ、
その横ではキラーが変わらず笑い声をあげていました。
また、キッドが目線をあげると、
そこでは空を舞う雷蔵めがけて看守たちが “疫災弾”を
撃ちこもうと必死になっています。
一方、ルフィも看守たちが囚人ばかり狙っていることに腹を立てていましたが、
その傍ら囚人たちは“疫災弾”を撃ちこまれ続けており、
囚人の1人もその犠牲となっていました。
さらに、“疫災弾”を撃ちこまれた囚人の首筋には、
どくろのマークが浮かび上がっており、
それとともに男の身体からは湯気が出て苦しみだします。
これに周囲の囚人たちは、慌てて男の感染症を
うつされないよう走り去るのですが、そのような中でも感染してしまった男の症状は
一気に悪化し、暑がりながら苦しみ続けていました。
「ああそうだ言い忘れた」
「その“伝染病”の病名だが……」
するとここで、看守長の1人が口を開き“疫災弾”について話し始めました。
それによると、この感染症は撃たれた箇所から高熱が、
全身には焼けるような痛みが広がり、それとともに血液が噴き出すと言います。
ルフィはこの言葉に、険しい表情を浮かべますが看守長の1人は言葉をつづけ、
“苦しみ続けのたうち回り無差別にその苦しみを人に伝染す(うつす)”と、
その伝染病の特徴を付け加えました。
そして、伝染病に寄り倒れた囚人たちを見るように言っては、
彼らを干乾び腐った植物の様だと皮肉のように言うのです。
これにルフィは、怒りをあらわにします。
「クイーン様の傑作の一つ!!」
「その名も」
「奇病「ミイラ」!!!」
このように言う看守長の1人に続け、
ババヌキも囚人たちに命令を下します。
「行け!!お前らは今!!」
「触れるだけで敵を倒せる“人間兵器”だ!!」
さらにババヌキは、まだミイラに感染していない
囚人たちにも行くよう言い“反逆者になりたいか”とはっぱをかけるのです。
結果、ルフィ達6人はミイラに感染した囚人たちに取り囲まれてしまいました。
これにルフィ達は、不本意ながらも拳や武器を構えます。
次いで、囚人の1人が口を開き、
ルフィ達に語りかけるのでした。
「出て行ってくれ…!!」
「おばえ達が来なきゃ……こんな事には…!!」
それは囚人たちの心からの声で、
ルフィは困ったような表情を浮かべますが、
そうしたルフィに囚人たちは言葉を続けます。
「あんたらがもし本当に……20年前死んだ筈の」
「赤鞘の侍達だったとしても」
「勝てやしねェんだ…………!!!」
「カイドウには………あの空を飛ぶ巨大な龍には!!!」
「「百獣海賊団」には誰も敵わねェ…!!!」
囚人たちの心は完全に折れてしまっており、
そうした囚人たちの言葉を菊の丞や河松は
辛らつそうな表情で聞いていました。
そうした河松たちに、囚人たちは自分たちの言葉の証拠として
現状の惨劇を見るよう言い、
雷ぞうはそちらに目をやります。
「余所者のお前が来なきゃ…この兎丼にも」
「ただ“日常”が続いただけ……!!」
「こんな目にあわずに……」
囚人のこの言葉に、
ルフィはついに怒りをあらわにし、
なんと感染した囚人の顔を片手でわしづかみしたのです。
これに菊の丞は、慌ててルフィを止めますが時すでに遅く、
ルフィの手にはミイラの熱によるあざが浮かび上がり、
一気に顔にまで広がっていきました。
ですが、熱による湯気を立ち昇らせながら
ルフィは怒り囚人たちを見据えています。
「止まれお前ら!!!」
すると、そう言っては腕を伸ばし、
迫りくるミイラに感染した大量の囚人たちの進行を止めたルフィ。
対し、自ら自分たちに向かってきたルフィの行動に止められた囚人たちも
驚きの声をあげ、看守長の1人も驚くと雷ぞうも予想もしないルフィの行動に
慌ててルフィに呼びかけます。
「何が脅威だ……!!!」
「何が絶望的な力だ……」
「こんなもん全然効かねェ!!!」
怒りの表情とともに、そのように言い放つルフィに、
チョッパーも早く離れるようルフィに言いますが、
こうした仲間達の制止にも関わらずルフィは、
怒りのままに囚人たちに訴えかけます。
「おれの知ってる“侍”達は」「みんな強ェのに」
「お前ら心の中までバキバキに折られやがって」
「何が“日常”だ」
ルフィのこの言葉に、息を飲む囚人たち。
「言いなりに動いて……ダンゴ貰って生かして貰ってんのが日常!?」
「目ェ覚ませ!!!」
「お前らただの奴隷だ!!!」
そう言ってルフィは、進行を止めていた囚人たちを容赦なく投げ飛ばし、
それを見ていた囚人たちは圧倒されてしまいます。
すると、こうしたルフィの様子を瓦礫の陰からはお玉とモモの助が密かに見ていました。
ルフィの奮闘する姿にお玉は安堵しますが、
モモの助はルフィの顔色が悪いことに気が付き不安げにルフィを見つめ、
看守長の1人もルフィの行動に驚いています。
このような中、ルフィはなお囚人たちに語りかけ続けていました。
「おれが他の国から来てて何が悪い!!」
「余所者がこの国守っちゃいけねェのか!?」
そうしたルフィの言葉を、
囚人たちは何かを感じ取ったように聞き入っており、
ルフィもさらに言葉を重ねていきます。
そこで語られたのは、
「ワノ国」を“腹いっぱいメシの食える国にしてやる”というお玉と交わした約束で、
これにお玉はハッとした様子を見せました。
その脳裏には、「九里」でルフィが“約束”してくれた時の様子が浮かびます。
こうして、お玉が陰ながら見守る中、
ルフィは“それができなきゃここはずっと地獄だ!!!”
と訴え続けていました。
「おでんの話なら聞いた!!」
「あいつはすげェ!!」
「でも20年前おでんがカイドウに殺された日」
「この国は止まったんだろ!!?」
「おれ達はカイドウに」
「勝ちに来たんだ!!!」
そのように言いきったルフィに、囚人たちは驚きます。
次いでルフィは、それを味方に邪魔されるのは筋違いだとすれば、
今ここで自分たちにつくかカイドウにつくか決めろと囚人たちに言うのです。
すると、これに囚人の1人が口を開き、
ルフィに語りかけます。
「………本気か………」
「まだチャンスを………くれるのか…!?」
このようなルフィの言葉により、希望を持ち始めた囚人たち。
その状況に、ヒョウ五郎は驚きます。
片や、こうした事態にババヌキは“まずいな”としながらも、
“疫災弾200発分”の威力を持つ“疫災散弾”を
囚人たちの中心に打ち込むことで再度、
囚人たちの心を自分たちの支配下に置けると確信していました。
そこで、ババヌキは早速、自身の腹に居るゾウにそれを渡し、
“エレファントハックション”で囚人たちのど真ん中に打ち込もうとします。
対し、これにいち早く気が付いたのは河松で、
ババヌキが何かを撃ってこようとしていることを周囲に知らせます。
これに周囲は騒然、やめるようババヌキに懇願しますが、
そうした声を他所にババヌキは勝ち誇っていました。
すると、その時です。
発射目前というところで、
ルフィの手によりゾウの鼻先が結ばれてしまいます。
気がつかないうちに、ゾウの鼻先が結ばれてしまったことに驚くババヌキに対し、
ルフィは“ちょっとやべェ未来見えたから……”と、
少し口角を上げ言います。
直後、エレファントハックションは暴発し、
大爆発とともにババヌキは大ダメージを負ってしまいました。
これに部下である看守たちは、驚きで声をあげます。
またその目の前では、
ダメージを受けたババヌキが倒れルフィがその場を後にしており、
これを見ていた河松も、ルフィがババヌキの大技を見事止めて見せたことに驚いては、
目を見開いていました。
そうした中、ルフィは囚人たちのそばに近づいてきており、
“あと頼む”と一言囚人たちに告げます。
すると、どういうことでしょう。
囚人たちは、残りの看守長に向かって振り向けば睨み付けたのです。
これに看守長の男は、“看守に盾突いた場合”の
「囚人採掘場」における規則を口にし、
彼らを止めようと試みます。
ですが、“反逆”を決意した彼らにもはや通用せず、
そのまま呆気なく倒されてしまうのでした。
“決戦”8日前、誰にも知られぬまま現「ワノ国」支配体制の要所の一つ、
「兎丼」はルフィの後押しにより呆気なく制圧されます。
こうして、見事「兎丼」をカイドウ達から救ったルフィを
ヒョウ五郎は称えるのでした。
949話完…
950話に続く…!
前回までのあらすじはこちら。
⇛948話のネタバレ考察
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