四皇、最強生物といわれる男の自殺癖
自殺という言葉、確実に不謹慎な言葉です。
自ら命を絶つという筆舌に尽くしがたいものですが、自らの人生に絶望をしてしまい命を絶ってしまうというのが管理人の見識です。
故に管理人としては、何故にカイドウが自殺を続けるのか不思議と思うのです。
四皇、最強生物、サシでやるならカイドウと恐れられる巨漢。そんな男は趣味にするなど以ての他の自殺を続ける始末。
ルフィがぶっ飛ばそうとしているのは、自らの命を絶とうとしている男。
今回は、カイドウの自殺について考察していきます。
いきなりの投身自殺から、登場したカイドウ
カイドウは高度1万mの雲の上からの落下自殺を図りました。
しかし、そのまま死ぬことは無く、これといった外傷もありませんでした。
自殺は兎も角として、高度1万mからの衝撃で死なないのは最早規格外と言う他ありません。
ですが、これ程に強い男が自殺をするというのは、肉体的な強さよりも精神的なものに問題があると考えます。
カイドウが自殺を趣味とするのは、当然奴にも精神にクル悩みがあるから続けているのです。
現在、カイドウが自殺する原因は二つ考えられる
さて、管理人としては、カイドウが自殺するのは精神的な問題があり、それが普通の手段では解決出来ないからこそ続けていると思います。
つまり、カイドウの自殺は続けてしまう原因が解決していなから、今日まで続いているのです。
では、その原因とは二つ。
一つは、おでんに勝てなかったという事です。
20年前、カイドウは黒炭カン十郎の報告で、鬼ヶ島の屋敷ではなく、ワノ国本土でおでんを迎え撃ちました。
そして、規格外の男達の戦いは本来であれば、おでんの桃源十拳を受けたカイドウが負けていたと思います。
しかし、カイドウを救う為に、黒炭ひぐらしが息子モモの助に化けて、人質のフリをしておでんを油断させました。
この油断で、おでんはカイドウの金棒をまともに喰らい、気絶したのです。
これこそが、カイドウが自殺する理由。
つまり、カイドウはひぐらしの助太刀が無ければ、そのままおでんにやられていたに過ぎないのです。
あのまま、ひぐらしが居なければ、おでんは桃源十拳をトドメの一撃として繰り出していたでしょう。
カイドウはひぐらしの助太刀が無ければ、二十年前死んでいたのはおでんではなく、カイドウ自身だったです。
結果的として、カイドウはおでんを捕え、処刑にかけました。
おでんが死んだ以上、カイドウはもう二度と自分を負かした男にリベンジ、いやこの世に存命出来ていなかったのです。
そして、管理人としては、カイドウが自殺する理由は、おでんに負けたにも関わらず、二十年経った後も生きてしまったというのが一つ目の理由です。
更に2つ目の理由は一つ目の理由には付けくわえる形であります。
そう、最近登場したヤマトが自分が殺した男の尊敬崇拝しているからです。
自分の娘が、おでんを尊敬してその意志を継ごうとしている。
ヤマトは、カイドウの娘である以上、彼の元で育ちました。
しかし、ヤマトはおでんの最期の一時間から、彼の意志を継ごうとし始め、現在もおでんをリスペクトした格好をしています。
これに対して、カイドウはどう思っているのでしょうか。
自分を負かした男を尊敬してしまった娘、カイドウとしては信じられない事だったでしょう。
まさかあの処刑を見て、自分の娘がその後の人生観を変えてしまう程に格好と言葉遣い、性別に至るまで変えてしまったですから。
分かりやすく言えば、魔王の娘が勇者に憧れて、彼の姿や言葉遣いを真似た上で、性別すら男と自称してしまうということでしょう。
いくら、最強生物カイドウといえど、娘ヤマトの性格や意志を変えることは出来なかったです。
つまり結論を纏めますと、カイドウという男は、おでんに実力面で負けたのに生きてしまったことと、自分の娘がおでんに憧れを抱き、男と言い切ったこと。
カイドウからすれば、生きているのが恥ずかしく、ずっとおでんが自分に付きまとっている様なものではないでしょうか。
そう考えると、今のカイドウは酒で酔っぱらう事が嫌な事を忘れられる行動なのでしょう。