ドレスローザ編で初登場を果たした藤虎こと本名、イッショウ。座頭市主演俳優勝新太郎を扮する盲目の剣客をそのまま取り入れたオダッチの趣味全開のキャラです。
当初は盲目故に、当たりを外れと言われるなどの酷い目にあっていましたが、ルフィがイカサマ指摘したことで、逆切れしたドフラミンゴファミリーをそのまま地面ごと重力で埋める程に格上の戦闘力を魅せ付けます。
今回はそんな藤虎の強さをおさらいしつつ、今後の戦闘に関わってくるのかを考察していきます。
藤虎の盲目を差し引いても、隔絶した実力と能力
まず、藤虎は盲目でなく、今後目を開くことはありえません。本人が自ら目を潰したといっているからです。
実際に藤虎は、普段の歩行は杖を突いて移動しています。故に戦う以前の状態にも関わらず、全くそれを感じさせない程に熟練の強さがあります。
藤虎は、長ドスそれも仕込み杖を戦闘に要いています。故に普段から武器を握りしめていると言えます。盲目故に杖を手放せないからです。
本来であれば、仕込み杖というのは耐久力がないものと考えられています。るろうに剣心に出てくる斎藤一も仕込み刀は敵を騙すのには最適であるが、耐久力が低く牙突を一回すれば折れるという程です。
しかし、藤虎はゾロの攻撃やトリカゴもこの仕込み杖で防いでいるので、藤虎にあった耐久性が高い武器だと考えられます。
故に藤虎は、戦闘の際も荒々しく使っており、海賊無双ではすさまじい連撃を繰り出しています。
ここで言及しますと、藤虎のモデルとなった座頭市は居合を得意とする剣客でした。これは盲目故に動くよりも待ち構えた方が良いという話ですが、藤虎は能力も相まって、居合よりも積極的に前へ出て戦っています。
宇宙空間に及ぼす隕石
藤虎の技の代名詞と言えば、やはり隕石でしょう。ワンピースの世界に於いて、隕石を落とすのは藤虎と似たような技“流星火山”を繰り出す赤犬ぐらいですね。
さて、その攻撃はドフラミンゴやローやゾロやミホーククラスの攻撃と防衛能力が無ければ受けきれません。
というか、止められる実力者がいなければ一体どうなっていたのでしょうか。
実際に隕石のお披露目になったのは、グリーンビットでローが同盟が記事通りに真実であると言った瞬間、藤虎が能力で隕石を落としてきました。
その際に、ローはroomを展開して切断。ドフラミンゴはイトイトの実で切り刻み、藤虎本人は重力で耐えていました。
つまり、隕石はダメージを与えられて小さくなったまま墜落しているのです。
仮に隕石へ一切のダメージを与えていなかったら、大抵の村は一撃で滅びそうです。それこそ何発も隕石を落とせるならば、最早古代兵器と何ら変わりはありません。
藤虎が極悪人でなくて、良かったと言えます。もし、彼がルフィの前に立ちふさがる敵であれば、どれ程恐ろしかったのか。
ゾロとサボは藤虎と張り合えているが、手を抜いている訳ではなさそうか?
藤虎はゾロとサボと映画を含めて戦っています。
ドレスローザでゾロは藤虎と少し戦っていましたが、流石に直ぐにやられていました。
しかし、サボはこの時点でゾロよりも上なのか、藤虎も仕留めきれませんでした。
これは藤虎もそこまで本気でぶつかったわけではなさそうです。
ところが、その後の映画や本編では二人の戦いはドレスローザと異なります。
まず、サボですがマリージョアにくま奪還の為に、他の革命軍の軍隊長と共に藤虎と緑牛とぶつかります。
ですが、そのまま敗北したと思います。
逆にゾロは藤虎の隕石を一人で斬れる程に強くなっていました。
これはもしかすると、ゾロよりもサボの方が実力が劣っているということなのでしょうか?
藤虎はまだ底を見せていないキャラだと言えるのはまず間違いないと思います。