カタクリという名の強敵手
ホールケーキアイランド編で、激闘を繰り広げたルフィ対カタクリとの戦い。
両者ともに、新世界に於いて、上位クラスの実力者でした。
その中で、ルフィはカタクリ戦で、この様なことを述べていました。
「超えたい、十億の男を…!!」というセリフです。
一体、どうしてこの様なセリフが出たのでしょうか?
今回はこのことから、カタクリ再登場の際の考察を纏めていきます。
これまでルフィがぶっ飛ばしたキャラはルフィにとって”邪魔”
ルフィがこれまでぶっ飛ばしてきたキャラは、言うなれば「自分の邪魔をする敵」と言えます。
ルフィは、後述する好戦的なキャラ程、好戦的ではないと思います。
管理人が思うに好戦的というのは、全体的に戦いになる事そのものを望んでいるキャラが好戦的なキャラだと思うのです。
管理人が思うワンピースの三大好戦的キャラは、ロロノア・ゾロ、ロブ・ルッチ、ゴール・D・ロジャーです。
なんだか、苗字にしろ、名前にしろ、頭文字に”ロ”が付くキャラ達です。
ゾロは麦わら一味でも、世界一の大剣豪という戦う事が大前提の野望を持っており、ルフィよりも敵と戦闘になった際に、笑顔になる事が多い印象です。
特に管理人が印象的だったのが、ドレスローザ編でコリーダコロシアムでトーナメントがある事を知り、自分も絶対に出たかったと愚痴を零していることです。
ドレスローザに来た最大の目的は、スマイル製造工場破壊と考えると、トーナメントに出ること自体は完全に目的ではありません。このことから、ゾロが目前の目的に関わらず、戦う事が好きだと伺えます。
次にロブルッチですが、奴が好戦的と一目散に分かるセリフは当時の上司であったスパンダムに何か欲しいモノがあるかと聞いた際のセリフ「”血”ですかね、此処に居れば殺しが正当化される。」と顔を豹に変えて、答えていました。
この時点で、ルッチはロビンとフランキーの確保という大手柄を立てて、その気になれば今以上の地位や名誉や報奨金を貰えていたであろうに、何よりも戦う相手を求めているというのが恐ろしさを感じました。
最後は言わずもながな、海賊王ロジャーです。
彼はおでんの過去回想から好戦的な面が分かり、白ひげと比べると、海軍と戦わずに逃げる白ひげと片っ端から海軍を叩きのめす構図が、本当に暴れたがりだと実感しました。
その三人と比べると、ルフィは自分が進むべき海賊王の道に立ちふさがる敵を邪魔だからぶっ飛ばしてきたと言えます。
言うなれば、ルフィ自身がトラブルを巻き込んだにせよ、好戦的という印象は上記の三人よりも薄く感じます。
ですが、カタクリに関して言えば、ルフィは明確にカタクリを邪魔をする敵というよりも、超えるべき壁としてい見ているのが、カタクリ戦の途中で垣間見えました。
カタクリとZの酷似点
つまり、管理人から言わしてみれば、新世界編に突入した敵、ホーディ、シーザー、ドフラミンゴはルフィにとって、お前の顔をはみたくねェだろ、俺の仲間を怒らせたなど、上記三人に対して怒りを覚えていましたが、カタクリに対しては、そもそも自分達が御茶会を台無しにしたのもあり、カタクリへの怒りは感じられませんでした。
このことは、映画フィルムZでのZを倒したルフィが、止めを刺さずに気が済んだと言い、決してZが邪魔というよりも、麦わら帽子を奪ったから取り返したかっただけでした。
ルフィの新世界が滅亡するとか、関係なく、自分のやりたいことをやり続ける姿勢に感化されたのか、Zはなんと自分の計画を台無しにした麦わらの一味を海軍から逃がす為に孤軍奮闘したのです。
ルフィという男に触れ、笑みをこぼしたZとルフィが逃げれたことを知り、にやついたカタクリ。
もしかすると、Zと違い、ルフィの味方になってくれるかもしれません。