天然物と人造物の共通点
漫画、ゲーム、アニメ等々には、人知を超えた超常能力者が個々の設定によって、登場しています。
その中で、ワンピースの世界での超常能力者は悪魔の実を食べた能力者達と悪魔の実を食べていない非能力者と分けられております。
主人公ルフィを始め、敵であるバギーから、現在のカイドウ率いる百獣海賊団が登場している現在、それこそ数えるほどしかいなかった能力者は優に百人を超えております。
特に管理人が衝撃だったのは、やはり人造悪魔の実スマイルの存在でした。
ワンピースの世界で、超常能力を得るには、悪魔の実を食べるしかないと思っていましたから。
スマイルの存在は、初登場時にワンピースを読み続けてきた側からすれば、常識を覆すものでした。
これが、人知を超えた悪魔の実が人間の手で造られているなんて、衝撃的なシーンでした。
そんな人造と天然と別れている悪魔の実ですが、その中でも共通点について考察を進めていきます。
共通点から見る謎
その共通点とは、ゾウ編で見られるシーン。そう、モモの助が川におぼれてしまったシーンです。
悪魔の実の能力者なら、溺れるのは当たり前と思いますが、問題は天然ではなく、人造であるベガパンク製のスマイルを食べていても水に溺れるという事なのです。
考えてみてください、悪魔の実を造る場合、ベガパンクなら水に溺れるという性質を取り除く筈です。
それもその筈、悪魔の実の能力者は水に溺れますが、その悪魔の実を造れる段階に来て、明確に悪魔の実の弱点を考慮しない訳がないのです。明確な弱点を放置することは創造する側のベガパンクとしても、絶対的な欠点の筈です。
ところが、粗悪なシーザー製のスマイルではなく、血統因子を発見したベガパンク製のスマイルすら溺れてしまうという事実。
この共通点はどういうことなのでしょうか?
人造で造ったとして、500年先の未来を思い描くベガパンクですら、水に溺れるという性質を取り除けない事に、管理人は悪魔の実には”何か”があると思うしかありません。
双方の悪魔の実を食べても、水に溺れる事=地球外のモノの可能性
管理人は以前の考察で、悪魔の実はワンピースの世界を星と仮定した場合、悪魔の実は明らかにこの星の果物と考えられません。
恐らく、悪魔の実は海に落ちたシーンがないのでわかりませんが、海に落ちたら沈んでしまうと考えます。
果物が海に落ちるのは、”密度”の関係で落ちるという事なのですが、悪魔の実は密度というよりも、正に海に嫌われているという事になると考えられます。
海に嫌われている、つまり悪魔の実に”悪魔”が宿っている可能性があります。
此処まで来ると、悪魔の実に明確な何かの意志、悪魔の意志が存在している事になりそうです。
つまり、悪魔が宿っているからこそ、悪魔の実は浮上せず、沈んでしまうという解釈になります。
たとえ、人造で造ったとしても、沈んでしまうのは悪魔が宿って、密度に影響を及ぼすという事でしょう。