裏切られたら、見限ります。それが海賊の世界
どうやら、海賊の世界は常に裏切るのが定石のようです。
それが裏切ったアプーにもその定石が降り注いでいます。何を隠そう、アプーが在籍している百獣海賊団の大看板、クイーンから死刑宣告に近い裏切りを受けたからです。
少なくとも、アプーは二年前の時点でカイドウの傘下に入っていたのでしょう。それに金色神楽でDJをするなど、大宴会を盛り上げていた中心人物に溶け込んでいました。
それにアプーの能力は火力もさることながら、対処法が分からなければ、攻撃が当たる能力です。実に強力な実力者であるにも関わらず、クイーンはそんなアプーに抗体薬を持たせるなどの明らかに横暴な行動に出ています。
これはアプーからしたら、溜まったものではないでしょう。
ホーキンスよりも、長く百獣海賊団に在籍していた男にする仕打ちではないと思います。
それにより、管理人は今日を持って、アプーが百獣海賊団から逃げ出すと考えます。
侍達が来なければ、こんな仕打ちは無かった
アプーが氷鬼の抗体薬を持ち、逃げる状況。
こんな状況は全て、侍達が襲撃してきたばかりに起こっている事態です。
アプーからすれば、金色神楽DJは彼なりの百獣海賊団の中でも、盛り上げる立場に当たり、百獣海賊団からすれば、一切の裏切り行為を働いていません。
少なくとも、アプーに百獣海賊団を裏切る気は一切無かったと思います。
ところが、クイーンはアプーへの仕打ちを考え着き、実行に至る事になりました。
これはどういうことなのでしょう。
ドレークの件が効いている
管理人としては、クイーン自身もかねてから、アプーが裏切るような事をしてきていないのは知ってはいると思います。
しかし、先程、アプーと同じ時期ぐらいに百獣海賊団には入ったドレークが最初から、海軍の極秘スパイとして潜入して、情報を流していたとついさっき分かりました。
故にクイーンも、アプーもどこかそんな腹積もりがあったと思ったのではないでしょうか?
だからこそ、抗体薬を持たせ、アプーを始末しようと考えたのでしょう。
この件に関していえば、アプーにしてみれば、予想外の事態だったではないでしょうか?
アプーは少なくとも、二年前と違い、傘下に入り、その組織で動いてきたというのに、その大看板から事実上の首切りを受けたと言えます。
くすぶっていた闘志
管理人は、アプーがキッドに対して、自分なりの現実。
それは、強者が目の前にいる現実に受け、その現実を受け止めて、傘下に入った様に言い聞かせていました。
かつて、二年前のシャボンディ諸島編で、黄猿相手にしなくてもいい攻撃をして返り討ちにあった向う見ずな性格は鳴りを潜め、二年後は以前よりも懸賞金は三億越えを果たしました。
しかし、向う見ずな心は消え失せ、只四皇カイドウの傘下として、動く毎日。
その毎日に辟易していたとは思えませんが、ルフィやキッドと比べると、闘争心は無いように思えました。
いうなれば、こんかいのクイーンの仕打ちは、アプーの目を覚まさせる行動ではないでしょうか?
もしかすると、早い段階でアプーはこの場から逃げ出すのではないでしょうか?