世界政府にとって、自分達の支配に気づくのが一番怖い
世界政府はその成り立ちから、非常に怪しい組織です。
まず、世界政府はポーネグリフを調べることを世界的に禁止しています。
恐らくは表向きには、古代兵器を復活させる危険性とかを全世界に発表している可能性があります。
しかし、こうも考えれます。
古代兵器を復活させたいからポーネグリフを調べるという考古学者ではなく、純粋に世界の歴史に何が起こったのかを知りたい人間であろうと、古代兵器を復活させたい人間と決めつけている可能性があります。
その極端の例が、考古学者クローバー博士とその他大勢の考古学者をオハラごと焼き払った大事件です。
このオハラが消えたのは、考古学者が歴史を紐解き、古代兵器を復活させようとしたと世間一般から知られています。
実際に、ウォーターセブン編で登場したガレーラ社長にして、ウォーターセブン市長であるアイスバーグは、オハラの考古学者をオハラの悪魔と言っていますが、ロビンはアイスバーグの発言に「あなたにオハラの何が分かるのよ!!」と言い返しています。
真実は、オハラが世界政府の設立と800年前にある王国が滅び、クローバー博士が世界政府が恐れているのは、その国の存在と共に、思想ではないかと訴え、消されたというのが事実です。
恐ろしいのが、世界政府が新聞を使って真実を捏造すれば、世界の民衆は真実を知らずに暮らしてしまうからです。
そして、極めつけは、ワンピースでは世界経済新聞、略して世経に対して、賄賂を渡すことで印象操作をするように政府の諜報員が動いているという事です。
インドの宰相であるカウティリアは「政治と戦争は諜報活動で決まる」という様に、人知れず、諜報員を動かすことで世界政府は世の中をコントロールしていたといえます。
しかし、二年後の世界に入り、世界政府の隠蔽体質が藤虎の土下座やモルガンが政府の要求を応えなかったので、世界政府は最早隠蔽を隠すのが難しくなっているのが現状です。
無意識に真実へ向かっているルフィの存在
その中でも、世界政府は二年前から海賊として出現し、五番目の皇帝と呼ばれるようになった麦わらの一味を警戒しています。
世界政府は麦わらの一味を五番目の皇帝としていますが、その実態は、世界政府の三大機関を暴れまわり、政府が古代兵器そのものを復活させようとしたり、世界政府にとって最大の敵を悪者扱いしているだけで、まるで自分は正しいと主張しているに過ぎません。
なにより、世界政府は世界政府を造ったとされる二十人の王の子孫である天竜人を棚に上げ、自分達そのものが世界の民衆から税を取り立てている元凶であることを隠しています。
世界政府はもうルフィが怖い
そして、ルフィは今カイドウをぶっ飛ばせる段階になり、最早ルフィ=怪物でしかありません。
世界政府としては、麦わらの一味がこの二年で真実に辿り着こうとしているのも時間の問題と思っている筈です。
故に暗殺者を伴い、二度の暗殺を実行するかもしれません。