最早泥沼になりそうな勢い
カイドウの戦いは膠着状態を極めています。
その原因は度重なる休載とキャラの多さにあると断言出来ます。
早い話、いくら週刊漫画と言えど、数十ページの世界で多くのキャラを動かすというのがそもそも間違いと言わざる負えません。
もし、これがキャラの数が少なければ、キャラの登場頻度や活躍も詳細に描けるのですが、思った以上に、休載が多いにも関わらず、キャラの退場が雑に描かれていると言わざる負えません。
今回は現在に至るまでのカイドウの戦いを辛めに評価し、いつまで続くかを考察していきます。
ワノ国という物語
そもそも、ワノ国の戦いはパンクハザード編で予感されていた話でした。
パンクハザード編に登場した錦えもんとその息子モモの助は、ワノ国の侍であり、いつの間にか、彼等を牢屋から助けた時から、既に始まってしまったのかもしれません。
正直、パンクハザード編で侍を出さなくても、二年前の様に島ごとに完結したものでもよかったと思いますが、島ごとに解決するとマンネリ化は免れませんので、あえて長期に登場するモモの助を登場させたといえます。
しかし、そのモモの助の登場はあろうことか、ドレスローザ、ゾウ、一切ワノ国の登場人物が登場しないホールケーキアイランド編を経て、ワノ国に入りましたが、入るまでに六年の月日を費やしたのを覚えてほしいです。
六年は週刊連載で言うと、丁度三十巻の長さで、余裕で鬼滅の刃を超えているといえます。
故にワノ国の戦いは、事実上二年後の世界の総終戦といえるのです。
アプー、ページワン、うるてぃの雑な退場
雑な退場とはそもそもなんでしょうか?
それは雑魚の様に一コマで倒されるものです。早い話、一撃で倒されるという事です。
それを踏まえた上で上記の三人はなんと、一撃で倒されてしまったキャラ達なのです。アプーは兎も角として、ページワンとうるティは一応同盟を組んだビックマムにやられる事態になってしまいました。
もう、殺し合いどころか、カイドウは最悪の敵を鬼ヶ島に入れてしまったという事になります。
ある意味では、ビックマムがいなければ、ページワンとうるティもやられなかったと思いますが、それにしても、実力者を一コマで倒すのは少々雑と言わざる負えません。
この調子でいくとどうなるのか?
この調子というのは、うるティたちの様に、一撃で敵に倒されるという事に発展するのです。
現に見回り組は大した活躍と脅威を晒した訳でもなく、説明も簡略化されて、ヒョウ五郎に倒された醜態をさらしました。
それにしても、うるティとページワンは下手すると今回の一撃で終わった可能性すらありえます。
そうなると、これまで倒されてきた敵以上に、ワノ国の戦いは個々の戦いでみると決着が早いキャラが早いと言えます。
管理人としては、じっくりタイマンを見たいのですが、邪魔が何度も入り、正に戦争という感じで追っていくのが疲れてしまうのが本音と言えます。