カイドウの重大発表、新鬼ヶ島計画
カイドウの重大発表とは、新鬼ヶ島計画なるものでした。
どうやら、この火祭り当日で百獣海賊団であるカイドウ直々に伝えるのですから、非常に重要な案件といえます。
して、問題はこの新鬼ヶ島計画なるものがどういうものかと考察していきます。
カイドウの目的、世界への戦争
カイドウ初登場シーン、奴は世界最高の戦争を始めようぜと大声で叫んでいました。
言葉とカイドウという人物を考えれば、本当に世界へ最高の戦争を仕掛けても可笑しくありません。
というか、確実に起こす気は満々といえます。
でなければ、スマイル製造で一番の取引数を誇り、既にスマイル能力者を数百人抱えていない筈がありません。
今のカイドウにとって、今回の火祭りは戦争へ向けての前祝といったところでしょう。
故に新鬼ヶ島計画は単なる住居改造計画ではないと誰しもが思うでしょう。
世界へ戦争を仕掛けるというなら
カイドウが世界へ戦争を仕掛けるというなら、その準備や昨日今日で考え付いたことではないのは確かです。
恐らく、カイドウなりに準備を始めていたのではないでしょうか?
思えば、カイドウはオロチとは、武器製造を通じて知り合ったと言えます。武器製造自体は、約30年前以上から始まったと思います。
つまるところ、カイドウがロックス海賊団から自分の海賊団を持ち始めた時から、武器の製造に取りついたという事でしょう。
そうなると、カイドウという男は、世界へ戦争を仕掛ける為の準備をしてきたと言えるのではないでしょうか。
鬼ヶ島は海賊拠点として動いている
そして、カイドウの屋敷こと鬼ヶ島の屋敷は20年前に建てられたとされ、その屋敷を壊されたくない為に、ワノ国本土でおでんと戦ったのです。
鬼ヶ島はカイドウにとって、住居であり海賊行為を働くための本拠地といえます。
鬼ヶ島の造りは、遊郭や宴会場等の騒がしい場所が多いですが、武闘派四皇名乗る奴等にとっては、非常に重要な拠点で、ナンバーズや大看板、飛び六砲などの部下達も集まっています。
ですが、カイドウは今の鬼ヶ島に対して不満があるように思います。
ここに新鬼ヶ島計画を宣言した理由があります。
何故なら、新たな鬼ヶ島と言ったのは、改良の余地があるとカイドウ自身が思ったからに他ならないのです。
古くなった家をリフォームするように、家に対して不満があるからリフォームが成立するのであって、カイドウが鬼ヶ島を新鬼ヶ島にするのは、それと同じ理屈です。
それは上記の様にカイドウは世界へ戦争を仕掛けると言っているからです。
世界へ戦争を仕掛けようとする男が、移動しない海賊拠点を良しとしない
そもそも、カイドウは世界へ最高の戦争を仕掛けようと考えています。
それは恐らく、海軍や王下七武海や他の四皇等の海の猛者達を相手取るという事です。
カイドウに敵わないでも、それに準ずる勢力がいるのがワンピースの世界です。
なれば、世界へ戦争を仕掛けようというなら、海軍が抵抗をしない訳にはいきません。
多少の犠牲があったとしても、ワノ国の鬼ヶ島へ攻めるでしょう。
そうなれば、島へ一斉砲火が通れば、鬼ヶ島も無事では済まないと考えられます。
そこで、カイドウは鬼ヶ島を動くことが出来る拠点にしたいと考えたのではないでしょうか?
そもそもワンピースの世界は多くの勢力がおり、ルフィ達は特別ですが、基本的に海賊同士は敵同士が常です。
それも名が上がる海賊はそれ以上に同業者に恨まれます。
故に海賊は一定の場所で留まらず、船を漕いで移動します。
そう、生活する拠点を転々としている訳です。例えば、ジェルマ66は海賊ではありませんが、戦争屋という恨みを買われる組織。そこで巨大電電虫を船にして移動しています。しかも、連結することで国の様な広大な面積に変化可能です。
モルガンズも世経の様に世界へ情報を発信する以上、不都合な情報を流されたとなり、報復されない様に空を飛んで移動しています。
この様に、管理人としては、名が上がるという事は逃走出来る拠点を手中に収めることが重要なのです。