海賊王と自由の定義
シャボンディ諸島で冥王シルバーズ・レイリーと出会ったルフィは、君にこの強固な海を支配できるかという問いに、
「支配なんかしねェよこの海で一番自由な奴が海賊王。」と答えました。
このセリフにレイリーはそうかといい呟いて、納得していました。
さて、この海賊王と自由とはどういう事なのでしょうか?
自分で何かを選択できるという事
ルフィの海賊王になるというのは、自由というのが含まれていると管理人は考えます。
いうなれば、ルフィの考えは誰にも縛られない己の信じる己と管理人は考えています。
つまり、自由というのは己というのが更に含まれると思います。
己とはまさしく自分のことであり、自分自身という事になります。今この考察を書いているのは管理人自身です。
さて、そうなると、ルフィが語る自由とは、まさしく自分の意志があり、自分のしたい事を実現出来る事をいうのではないでしょうか?
閉じ込められた世界
ルフィは世界に依存していないといえる存在といえます。
何が何でも、自分の意志と力を持ち、海賊王になると何度も貫いています。兎も角、一貫しているというのが、ルフィの自由といえます。
俺のやりてェようになる、俺がなりたいとなったらなってやるという非常に強い意志を感じられます。
これに対して、世界はどう思っているのでしょうか?
ルフィは海賊王になる傍ら、マリンフォード頂上戦争で暴れ、インペルダウンの脱獄囚を世に解き放つという事をしました。
これらの事態は、決してルフィが意図して起こした訳では無いのですが、世界政府に対していえば、第一級犯罪といってもいいでしょう。
良くも悪くもというよりも、ルフィは善悪というのを一切考えて居ませんが、自分の信じる道だけを見てというよりも、それ以外に目を向けていないといえます。
故にルフィの判断基準は世界的な常識というよりも、俺が見たモノ、痛みを伴ったモノ、感じたモノをルフィは判断しているといえます。
いうなれば、ルフィは世界の法律よりも、自分の意志のみを貫き行動しているといえます。
自分の力で自分のやりたいことをやり遂げた奴が海賊王
さて、纏めますと、管理人としては、ルフィの自由とは己の掲げた野望を実現出来た人物の行動といえます。
いうなれば、海賊王というのはあくまで称号であり、ルフィがやりたいと思ったことを貫いた結果が海賊王と呼ばれるようになったという事です。
称号はいつの時代、どんな世界でも、他人がつけるものであり、自分から作って広めるモノではないといえます。
実際に、レイリーはロジャーが海賊王になったといっても、なにもロジャーは最初から海賊王だったわけではないし、死に行く男に称号は意味が無い。
新しい時代を作るのはいつだって今を生きている人間だけと述べています。
レイリーはロジャーの近くで、彼が真の意味で世界一周を見届けたからこそ、そのようなことをいったのでしょう。
正に、自由とはその人の掲げた夢を実現できる力と言えます。