裏切り者の末路はまさかの戦闘描写ほぼなし
鬼ヶ島で続々集まった赤鞘九人男の面々、しかしそこへ待ち構えていたのはカン十郎でした。
カン十郎自身、あれぐらいで赤鞘九人男が死なない訳がないと考えており、もし侵入するなら、此処しかないと踏んでいたようです。
そして、カン十郎は今日光月モモの助の死を持って、光月家は滅亡すると宣言します。
そのセリフに異を唱えたのは、残雪の菊之丞でした。
彼は、もうカン十郎の言葉は聞きたくないと一喝し、いまここで勝負を決めると宣言しました。
かくして、菊之丞対カン十郎を切っ掛けに、戦闘に入りました。
管理人はしばらく、カン十郎と戦い続けると思いきや、その決着はあっけなさ過ぎました。
何と、カン十郎が敗れていたのです。
今回は、カン十郎の生死について考察していきます。
カン十郎は生きている?
カン十郎は能力者で、しかもその能力は分身が可能です。
それもホンモノと見間違える程に、非常にそっくりな自分自身を描くことが出来ます。
故に最初、錦えもんが激昂し両断しましたが、分身があるが故に無傷だったのです。
管理人としては、カン十郎が分身を創れるなら、最初から赤鞘九人男とぶつかる前に創って戦った方が良いと判断できます。
そもそも、カン十郎は赤鞘九人男の粘り強い執念と主君の仇を取ろうとする為にも、死に物狂いで戦う事など想定の範囲内の筈です。
故にせっかく、分身が使えるのであるならば、これを使わない手はないです。
しかし、カン十郎が分身を使わないという二つの要因が考えられます。
一つが、分身自体は、オリジナルと違い、強くないという理由です。
これは本編にも出てきたドフラミンゴの暗黒騎士糸に当てはまります。
ドフラミンゴの本体の戦闘力は、ギア4バウンドマンで押し切れる強さでした。
しかし、素の状態のルフィではまず絶対勝てない相手でした。
ドフラミンゴの強さの練度は、戦い続けてきたキャリアがルフィよりも上だからです。故にルフィは急激な肉体強化が欠かせなく、ギア2による血流を上げてのドーピング。
ギア4による覇気とゴムの融合は強敵、つまり強さを積み上げてきた敵には敵いません。
ところが、ドフラミンゴの分身体に関して言えば、素の状態で撃破しており、アニオリではドフラミンゴの暗黒騎士糸は弾糸や五色糸は使ってきますが、覚醒技のフラップスレッドやゴッドスレッド等の上級技は使ってきませんでした。
それに初めて被弾したレッドホークで一撃で倒されていました。
このことから、同じように自立したカン十郎の分身は、オリジナルよりも格段に弱いと言えるからです。
つまり、分身体は逃げる分だったり、攪乱には便利ですが、敵を倒すことが目的には不向きというか、実力不足なのです。
いくら、分身体を出しても、何度も倒されたら意味がないのです。
そして、カン十郎に関して言えば、もう一つの理由がいえます。
先を語らない男
カン十郎がそもそもオロチに仕えたのは、自分の代わりに両親の仇を殺してくれたことと、自分の死に場所を探していたという事です。
しかし、それ以外に望むものが無く、言うなれば、両親を目の前で失ったことで、彼は心を喪ったといえるのです。
実際にカン十郎は戦いの先に対する事を言及しておらず、いつ死んでもいいというか、死ぬことが目的といってもいいのです。
そう考えると、カン十郎は死に場所を求めていたのが最大の目的だといえるのです。