パッとしないキャラ、キング
キングははっきり言って、かなり扱いが悪いキャラと言えます。
その理由としては、クイーンよりも出番が少ないのです。
確かにクイーンはビックマムに負けていますが、キングもまたビックマムを殺し損ねています。
実際に、クイーンの敗北はある意味、最初の時点でビックマムを殺し切れていないキングにも責任があります。
そして、キングとクイーンは仲が悪く、喧嘩が絶えないようですが、その関係性はゾロとサンジに繋がる対等かつ気の使わないが、馬が合わない関係性に見えます。
ところが、このワノ国では、キングよりもクイーンの方が多くしゃべっており、ナンバーツーの割にはあまり強い印象が出てこないのです。
最大の敵、不死鳥マルコ
更にキングを追い込んでいるのが、二年前と違い、その評価を覆しているマルコです。
二年前のマルコはその飛行能力を持っていながら、死刑台に辿り着けなかった事でガープに迎撃され、海軍本部オニグモにカイロウ石の手錠を嵌められる始末。
終いには、黒ひげにやられ、黒ひげの台頭を許すことになった落とし前戦争では、二度の戦争における敗北者になったこともあり、ファンからの評価が下がっていたキャラでした。
ところが、二年後に入り、キングとクイーン相手に善戦出来る強さを持っていた事から、彼の評価が徐々に上がっている傾向になっているのです。
確かにマルコは強い筈ですが、今回の件で、マルコに評価が上がったのは嬉しいところです。
しかし、対照的にキングはその評価を変えられず、地味な印象を受けています。
古代種プテラノドンだからとって、特殊能力がない
やはり最大の難点が、ゾオン系自体が特殊能力を持っていないという事でしょう。
ゾオン系で特殊能力を持っているのは、幻獣種ドラゴンや化け狸、ヴァンパイア、大仏といった存在です。
ところが、古代種といえど、あくまでプテラノドンだったら、飛べるというだけで、扱いとしては、あまり良くはないといえます。
実際に飛べるキャラは二年後の現在ではそれなりにおり、飛べるからと言って、戦闘が映えるようになっていません。
キングはこのままいくと、地味目で終わる
キングというそのまんまな名前をしている割には、そもそもトップが自分ではなく、カイドウであり、キングといっても”二番目のキング”というなんだか矛盾した存在が今のキングを物語っているといえます。
管理人としては、キングのデザインは悪くなく、むしろカッコいい部類であり、ワンピースには貴重なおふざけをしないキャラということもあって、初登場からキングの活躍に期待していましたが、目立つのはクイーンばかりで、クイーンやカイドウに挟まれているのは、ジャックというよりも、キング自身だったといえます。
とはいえ、このままキングが終わらないと素直に思えないのが、そもそもキングが戦うべきと戦っていないからです。
そう、ロロノアゾロその人です。キングが帯刀している時点で、管理人としては、確実に戦う宿命であると考えて居たからです。