もはや出し惜しみ出来ない立場
まず、黒ひげに関して言えば既に出し惜しみ出来ない立場と伺えます。
なぜかと言うと、既にカイドウ、ビックマムがそれなりに出し尽くしたからでしょう。
特にビックマムはあのロックス時代の回想を除ければ、全てが完結すると過言ではありません。
要するに、既に出し尽くした四皇キャラは最も出番が早く終わるでしょう。
さて、そんなわけですが、今回言っておきたいのは黒ひげの登場に関する話になります。
黒ひげが麦わらの一味に急接近するタイミング
黒ひげは、勝つ為には計画や敵の隙、タイミングを重視している海賊です。
これは黒ひげが類まれない程に、辛抱強さを持っていたから出来た芸当です。そして時の運。
黒ひげは白ひげの船に入ること自体、自ら進んで選んだといっており、それが計画の第一歩目でした。
それから38歳の頃に、やっとヤミヤミの実を見つけますが、サッチが手に入れてしまいます。
白ひげ海賊団は悪魔の実の獲得は、必ず先に手に入れた者が食べていいルールになっています。
これは早い話、白ひげは悪魔の実を奪い合う殺し合いに発展するのを防ぐ為でした。恐らく、マルコやジョズも白ひげの船でそれぞれの実を先手で手に入れたのでしょう。
なので、仮に黒ひげがヤミヤミの実を欲しいと強請っても、絶対に出来ない相談でした。
この時点で、黒ひげは手に入れることなく、そのまま船を下ろされるのです。
だからこそ、黒ひげとしては、強硬手段に出るしかなかったのです。
因みにこのサッチ殺害は、サッチの実力が四番隊隊長と実力もあって、闇夜に紛れての暗殺でした。
黒ひげの恐ろしいのは、計画もそうですが、計画が破綻しそうになっても、考え方を変えて、実行に移すことに他なりません。
さて、この黒ひげは兎も角、ここから王下七武海の地位を得て、インペルダウンを楽々通過し、シリュウ、バスコショット、デボン、アバロ・ピサロ、サンファンウルフを仲間に引き入れ、他のレベル6の囚人さえも脱獄させました。
そして、二年間、黒ひげは落とし前戦争でマルコを倒した事で、四皇に座する様になり、能力者狩りで大量の能力を保有していると考えられます。
アブサロムが殺されている以上、原作やアニオリ等に登場した他の悪魔の実の能力者も殺されている可能性があります。
黒ひげワノ国に来る
そして、ここからが問題でして、黒ひげの一番厄介なのは、若く慕う人間が多いルフィの存在です。
黒ひげはルフィが一億ベリーの時点でその首を狙っており、見様によっては、誰よりもルフィの危険性を見抜いていたのです。
実際に今の一億ベリーはワンピースの世界でも、そこそこいるらしく、ワンピースの世界はマルコ曰く、1000万から2000万以上でも足りないくらい世界が広いと言っていました。
故に一億ベリーの懸賞金は100人以上優に超えていたかもしれません。
その中で、ルフィを狙うのは、その急成長ぶりに他なりません。黒ひげとしては、早い段階でルフィを倒したかったのですが、ワノ国での戦いがひと段落したころ合いを見て、消しに来るでしょう。