続編、リメイク、リバイバルが流行る世の中
ワンピースに限らず、鬼滅の刃の様な超特例を除けば、基本的に市場は人気漫画の続編、リメイク、外伝などを作ります。
何故なら、単発ものよりも、誰もが人気ある続編の方に向くからです。
故に挑戦的な新作よりも、以前からある作品を作る方が労力が少なく済むからなので、楽といえば楽なのです。
今回はワンピースが本編を終えてなお、どのように続いていくのか考えていきます。
ボルトの例を考える
かつて、ワンピース、ナルト、ブリーチは2000年代を代表する三本柱でした。
現在は今も尚、ワンピースが連載していますが、ナルトは続編となるボルトをブイジャンプで連載しております。また、バーンザウィッチはブリーチと同じ世界覧を共有しています。
つまり、二作品とも、ナルトやブリーチの世界覧を継承しているといえます。
だとすれば、ワンピースが本編を終えてなお、作者オダッチの意向次第で、続編、又は外伝を作ろうと思えば作れるといえます。
しかし、この続編に関していえば、正直な話かなり難しい話と言えます。
本編で終わった話、いうなれば完結した世界を続ける訳ですから。
スタートを見謝ると、出鼻をくじかれ、好スタートを切る事が出来なくなります。
実際に、ボルトはそれまでは隔週連載で週刊少年ジャンプに連載されていましたが、月間のブイジャンプに移籍してしまいました。
週刊少年ジャンプと比べると、ブイジャンプは読者が少ない傾向なので、ボルトを読んでいた読者層も余程熱心でなければ、追う事も難しいでしょう。
この様に、続編を続けても上手く適応できなければ、移籍という道を辿ってしまうのです。
では、ワンピースはどうなるのか?
ワンピースは100巻を超える勢いであり、ドラゴンボールやナルト、ブリーチを遥かに超える巻数を誇ります。
いまも尚、ワンピースが読まれているのは、一番に週刊少年ジャンプで連載されているというのが大きい力です。
更に、麦わらの一味は旅をしている訳なので、島を行き来すれば、人間関係をリセットでき、新鮮味を手に入れる事が出来ています。
もっと言えば、この新鮮さがワンピースの人気の根幹をなすものだと、管理人は考えています。
他の漫画と違って、島間の移動という島に住む住人を出すので、出尽くした既存キャラを使わず、新規キャラでストーリーをまかなえる事が出来るのです。
そして、ワンピース最大の特徴は兎も角、キャラ数が多く、人気不人気とわず、最悪の世代だけでも優に12人に居るので、仮に外伝を作ろうと思っても充分な数です。
管理人はいうなれば、ワンピース本編が完結しても、他のキャラの過去を掘り下げる外伝漫画が数年以上続くと考えています。
ノベルエースがいい例
実際に、ワンピースマガジンでノベルエースが、ドクターストーンのボーイチ先生がコミカライズしていました。
つまり、本編が終わっていないにも関わらず、主人公ルフィではないキャラの漫画が出てきているのです。
これは近いうちにノベルーローのコミカライズも実現しそうな勢いがあります。