天竜人の存在は、二年前のシャボンディ諸島編でチャルロス聖の登場からその明らかになりました。
天竜人は世界政府を創った二十人の王の子孫であり、天竜人が登場する前に登場したネフェルタリ家も元々は20人の王の子孫であるとも明記されています。
ですが、天竜人に関して言えば、本当に世界政府を創った20人の王という事なのでしょうか?
世界政府はオハラやインペルダウンの件などで、隠蔽を第一に動いており、ハッキリ言って胡散臭い巨大組織です。
今回は天竜人の真の正体に迫っていきたいと思います。
天竜人は世界を創ったという割には、やっている事は外道
管理人がワンピース経由で大好きな言葉が一つあります。意味も然ることながら、響が良い。“受け継がれる意志”という言葉です。
初出は、チョッパーが初登場したドラム島編でして、チョッパーの恩人であるドクターヒルルクの回想のタイトルにありました。
ヒルルクにアミウダケのスープを飲ませてしまい、ドクトリーヌくれはから「人を救いたきゃそれ相応の知識を身に付けなっ!!」という言葉から、チョッパーは医者になる事を決意しました。
いうなれば、ヒルルクが死んだとしても、その志はチョッパーに受け継がれたといえます。
その後、チョッパーは後に仲間になる麦わら一味の治療をはじめ、ゾウでジャック達百獣海賊団の襲撃で傷付いた住人の救護やワノ国兎丼採掘場で傷付いた囚人達も救護しています。
このように、ワンピースにはチョッパーだけでなく、ロビンはオルビア、クローバー博士、サウロから生き残る事と仲間に逢う事を託され、ローはコラソンから優しさと自由を受け継ぐなどのワンピースには死んだとしても、それを次に受け継ぐ者たちがいるという事を明確に描写しています。
とても素敵な言葉だと管理人は思います。
では、世界政府を創ったという二十人の王は人の偉業とみれば、凄い事だと思います。世界をまとめ上げる巨大組織を創るのは非常に難しい事だと思います。
当然次の世代に世界政府を今後も続けようと跡継ぎに託したと言えますが、その跡継ぎは“天竜人”という事になります。
ですが、彼等は祖先が世界を創ったという偉業を成しえたというのに、そんな偉業を成し遂げた子孫だと思えない程に腐った人間性を持っています。
特にシャボンディ諸島編で初登場を果たしたロズワード聖、チャルロス聖、シャルリア宮は自分たち以外の存在を完全に見下しており、毎日毎日ただただ自分達の欲望のままに動いている醜悪にして下劣な連中と言えます。
さて、問題は世界を創ったという王族にしてはどうしてここまでの外道畜生になり果てたのでしょうか?
そもそも、世界政府が出来た直後の事が可笑しいといえます。
世界政府発足前のある王国の存在
現実時間にして、十三年前ぐらいに、エニエスロビー編中盤にロビンの回想に登場したクローバー博士は世界政府が発足した年にある王国が滅亡したといいます。
クローバー博士は世界政府が発足出来たのは、その滅んだ王国があったのではないかといいます。
そして、その王国は世界政府、つまり20人の王達が治める王国によって滅んだのではないかという事です。
世界政府は何故にそのような形で発足したのか、ここからが考察になるのですが、天竜人の祖先である20人の王、ネフェルタリ家は除いた19人の王は侵略者ではなかったのでしょうか?
侵略者つまり…。正体は宇宙人
ここで話が変わりますが、何故か天竜人の服装は宇宙服とヘルメットの様に見えます。彼等は下自民と同じ空気を吸いたくないといいますが、本来の意味は奴等の祖先がワンピースの世界の星の住人ではないかもしれません。
つまるところ、惑星を侵略してきた宇宙人かもしれないのです。
滅んだ王国というのは、恐らく月から来たDの一族が治めていたかもしれません。彼等は発達した科学力を持っていましたから、それを世界政府の祖先達が目を向けたかもしれません。
ところが、滅んだ王国はすさまじい科学力を持っており、正攻法では勝てない。だからこそ、Dの一族と同じく宇宙からやってきた侵略型の宇宙人と手を組んだのではないでしょうか?