954話では、
・ゾロが新しく手に入る刀が発覚「天羽々斬」「閻魔」の刀
・おでんの過去が明らかに
・傅ジローの情報がない中で、その正体について
・ルフィが流桜を使いこなす最大のポイントについて
・ホーキンスがロー達を逃した真の理由が発覚
・カイドウとビッグマムが同盟を組むが、そこに潜む真の狙いとは?
・ナンバーズとは一体どんなメンバーなのか?実力を考察!
など、盛りだくさんです。
954話「龍に翼を得たる如し」見ていきます。
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954話「龍に翼を得たる如し」ネタバレあらすじ!
前回までのあらすじはこちら。
⇛953話で、追い剥ぎ橋の牛鬼丸の正体が明らかに…
ゾロが手に入れる最強の刀…
武器不足の中、「決戦」7日前にして、
河松により大量の刀が侍達にもたらされました。
その最中、「鈴後」では日和がゾロに
唯一カイドウに傷をつけた「閻魔」と引き換えに、
「秋水」を「ワノ国」へ奉納するよう申し出ています。
ですが、父親であるおでんの形見であることを理由に、
河松は日和の言葉に驚いては、慌ててそれに反対しますが、
それでも日和は構わず言葉をつづけ、
おでんの形見である刀についてゾロに説明しました。
そこで日和は、おでんが“二刀流”の剣士であったことや、
彼が処刑される前に日和とモモの助に1振りずつ刀を託されたと言います。
また、モモの助には「天羽々斬〈あめのはばきり〉」が、
日和には「閻魔」がそれぞれに託されたことや、
2振りとも「ワノ国」で名を馳せた名工2人が打った
由緒正しい刀であることをつけ加えました。
すると、ここで河松は日和が口にしたおでんの形見であることや、
貴重な1振りであることを理由に再度反対し、
ゾロを“どこの馬の骨ともわからない”としては、
そうした男に“おでん様の刀を使わせられない”と言います。
しかし、それでも日和には譲る気がなく、
「秋水」がどういったいきさつでゾロの手に渡ったのか分からないとしながらも、
「ワノ国」にとっては盗まれ国中が悲しんだ“神器”であることを挙げ、
「秋水」を奉納するようゾロに再度訴えました。
対し、これにゾロは「秋水」がモリアにより
盗まれたであろうことを心中で察すれば、
少し悩んだ後、後で自分にリューマの墓参りをさせることを条件に
日和の訴えを受け入れるのでした。
このようにして、「秋水」が「ワノ国」に返されることが
「鈴後」で決まった頃、「花の都」の「羅刹町牢屋敷」では
未だ侍達が開放されずにいました。
アプーにハメられたキッドとホーキンス
さらに、「羅刹町牢屋敷」の拷問部屋では、
ホーキンスに捕らわれたはずのローがホーキンスに刀を突き付けており、
“自分たちとの同盟はどうなったのか”
ホーキンスに尋ねています。
一方で、ホーキンスは口から血を流し明らかにダメージを負っており、
刀を突き付けられたホーキンスは、ローと別れた後のことについて話し始めました。
そこでホーキンスは、まず自分たちははめられたことや、
アプーはもとからカイドウの傘下に入っていたことを打ち明けます。
次いで、カイドウが
“おれの部下になるのなら歓迎する”
と言ったことを挙げれば、カイドウが最強の軍隊を作り上げるため、
強い兵隊を常に欲しがっていることを説明しました。
その上で、
“闘争成功率0%”“服従生存率40%”
であったことから選択の余地がなかったことを告げるのです。
あわせて、自身と違いキッドとキラーだけは、
その場で動けなくなるまで戦い続けたことをつけ加えれば、
カイドウがそうした人を殺さずなんとかして
心を折り服従させようと言いました。
加えて、これを踏まえキッドが屈しないことを指摘すれば、
キッドを半ば人質にカイドウがキッドの部下たちを
好き放題に使っていることを伝えるのでした。
最後に、「四皇」に常識が通じないことを告げれば、
ローと麦わらの同盟が上手くいっていることを指摘し、
ルフィ達と「ワノ国」に入国し気が変わったかローに尋ねます。
すると、ローはそうしたホーキンスに質問しないように言うと、
ホーキンスに刀を突きさすのでした。
その後、ローは「拷問部屋」を去ります。
「……おれを逃がす事が」
「お前の陰謀なら―乗ってやるよ…」
そう言っては、「羅刹町牢屋敷」を後にするローでした。
「決戦」の日まで、あと7日のことです。
このようにして、ローが「羅刹町牢屋敷」を後にした頃、
「兎丼」の「囚人採掘場」ではヒョウ五郎の指導の下、
ルフィが修業に励んでいました。
それは、来るべきカイドウとの再戦に向けたもので、
ヒョウ五郎はルフィに目の前にあるものが
カイドウの皮膚であるとすれば、敗北を思い出すよう言います。
あわせて、前回の戦いで力づくではどうにもならなかったことや、
「決戦」まで時間が残されていないこと、
また相手は怪物であるがルフィならできることを告げていました。
対し、こうしたヒョウ五郎の目の前で、
ルフィは鋼鉄に向かい歯を食いしばり、
拳を撃ちこみ続けていました。
また、これを見ていた囚人だった人々は、
ルフィが鋼鉄をいとも簡単にひしゃげさせていることに
驚きを隠せずにいます。
さらに、そのように人々に見守られる中、
ルフィはカイドウの顔を思い浮かべ雄たけびとともに
鋼鉄の壁を殴り続けるのでした。
「決戦」の日まで、あと5日です。
このようにして、ルフィがカイドウとの戦いに向け
修業に励んでいた頃、「九里」の「編笠村」では錦えもんが
“判じ絵”に変更があったことを、
連絡のつく人々へ伝えていました。
加えて、“判じ絵”の変更点が“ハブの腹二線二本”で
康イエからのメッセージであることも、
“スマートタニシ”にて通信していきます。
これに対し、まずは「九里」の“伊達港”では大柄な男が
“判じ絵”の変更を了承し、その後ろでは通信相手が
錦えもんだと気がついたフランキーが、
船の修理は任せるよう言います。
次いで、「兎丼」の“囚人採掘場”にいるヒョウ五郎も
“判じ絵”の変更を了承、
「鈴後」で刀の回収にあたっているお蝶も
康イエの采配を称賛し、
「希美」で反逆者を統率する弥太っぺも
“判じ絵”の変更を了承しました。
片や「編笠村」では、こうして
“ハブの腹二線二本”が人々に伝わっていることに
ナミが驚いており、“ハブ”の意味について
錦えもんに尋ねます。
すると、これに錦えもんは“「ワノ国」の港の名を知らなければ
理解できぬ”とすれば、“ハブ”の絵により“刃武港”
を示しそこに足を2対足したことから説明を始めました。
続けて、「ワノ国」にある港の名前には
「根子港(ねこみなと)」「伊達港(いたちみなと)」
「帰港(かえるみなと)」「常影港(とかげみなと)」
「刃武港(はぶみなと)」「潜港(もぐらみなと)」というように、
それぞれ動物の名が使われていることを告げます。
それから、ハブに足を足すことで“トカゲ”となり
“常影港”となることを加えると、
集合場所を“常影港”に変えることで、
勘の良い敵に万が一でも討ち入りを邪魔されないよう、
康イエが全ての状況を見越した上で
手を打ってくれたことを指摘します。
さらに、そうした康イエの行動からロビンが康イエを称賛すると、
錦えもんは死の間際まで恩人の手を煩わせてしまったことを心底悔しがれば、
“これに報いねば武士の恥”だと皆に言うのです。
また、河松はこのような錦えもんの言葉に
かつて康イエにかけられた言葉があることを口にすれば、
これに続く様にカン十郎と雷ぞうがその言葉を連ねます。
「お前達はワノ国の」「守り神となれ!!」
そうした康イエの言葉を胸に、
錦えもんは改めて気を取り直し、
いくつかの問題があるとしながらも
極めて理想的に兵力が増えていることや、
傳ジローの情報がないものの光月の家臣は
7人も集まっていることを皆に報告しました。
これにサンジが、目標の5千人が夢ではないことから驚き
ブルックもそれに賛同すると、酒天丸が“時間の無駄だ”と言います。
それを菊の丞やモモの助、
またイヌアラシは固唾を飲んで聞いており、
錦えもんも酒天丸の言葉を受け作戦会議を
始めることを宣言するのでした。
こうして運命の“火祭り”が迫る「ワノ国」ですが、
その「ワノ国」へ入国するには
2通りの方法が存在します。
1つは、ルフィ達「麦わらの一味」や
「ビッグ・マム海賊団」が通った
“鯉に船を引かせる”という半ば賭けに近い方法。
もう1つは、滝を割って洞窟を通過する方法ですが、
これは当然ながらカイドウの許しが無ければ
無事に通過できません。
また、そこで通る洞窟は「潜港(もぐらみなと)」に通じており、
ゴンドラにより船員や積み荷を地上へ引き上げます。
裏切ったアプーと、カイドウとビッグマムの海賊同盟へ…
その地は「白舞」で、
今そこに2人の男がやってきていました。
「白舞」の荒れ地を、笑いながら歩を進める2人の内の1人は、
カイドウに到着した旨を報告しており、
カイドウはその報告に驚きの様子を示します。
すると、男は笑いながら「火祭り」で
年に一度の“金色神楽”が行われることを指摘し、
“仲間外れはゴメンだ”と言いました。
次いで、これにカイドウが“今年は一層派手にやる”ことを明かすと、
男はそれを歓迎します。
さらに、これを通りすがりの子供たちが木陰から眺めており、
赤ん坊を背負っている子どもが恐がると、
その脇に居る子供が男たちを“ナンバーズ”
と呼び逃げるよう言うのでした。
片や、キングは通話をするカイドウの口ぶりから、
“ナンバーズ”が来ることを察してはそれを口にすると、
横に居たキングは彼らの酒癖の悪さを理由に“嫌いだ”と返します。
そのようにして、「鬼ヶ島」に“ナンバーズ”の到着が知らされた頃、
「白舞」の霧の中を“ナンバーズ”の巨大な影が歩みを進めていました。
対し、「鬼ヶ島」ではカイドウが戦っていたはずのビッグ・マム相手に
酒を飲んでおり、陽気に火祭りの夜が最高の宴になることを明言しています。
また、これにビッグ・マムが“記念日”
であることをつけ加えると、
クイーンが“殺し合いから友情でも芽生えたか”
と皮肉を口にするのでした。
そのように、クイーンがカイドウとビッグ・マムが
先程まで殺し合っていたにもかかわらず、
酒とおしるこを酌み交わしていることに関して独り言のように呟いていると、
おもむろにカイドウが皆に呼びかけます。
これにクイーンが応答すると、
カイドウとビッグ・マムの口から
衝撃の事実が告げられるのでした。
「我々「百獣海賊団」と!!!」
「「ビッグ・マム海賊団」はァ!!!」
「「海賊同盟」を結ぶ事にしたぞォ!!!」
肩を組みあい、和気あいあいとした様子でこのように言う二人に、
その場にいた部下たちは驚きの声をあげます。
対し、そうした部下達をよそにカイドウとビッグ・マムは、
“殺し合いは協力し世界を取ってからでいい”というように、意気揚々と言うのです。
かくして、運命の刻が迫る最中、最強最悪とも呼べる
“海賊同盟”が結成されたのでした。
944話ネタバレ考察まとめ!
ネタバレ考察1:おでんが剣士だったことが明らかに…
鬼ヶ島に討ち入りが始まる7日前にして、
なんと、おでんが「大刀を扱っていた剣士」であることが明らかになりました。
しかも、二刀流の剣士とのことで、
宮本武蔵を彷彿とさせます。
その刀は、
・天羽々斬…モモの助
・閻魔…日和(小紫)
にそれぞれ託されていたのです。
おそらく、この二本の刀は、
ゾロがおでんの意志を受け継いで、
使用していくものと思われます。
三本目の刀は、もちろん
「和道一文字」
です。
となれば、傅ジロー=コウシロウにもつながる可能性もありえますね。
ただ、当サイトでは、傳ジロー=狂死郎の説も有効だと考えてます。
この二本の刀は、最上大業物12工の可能性もありますが、
徐々に明らかになっていくと思われます。
ネタバレ考察2:秋水に執着しないゾロと、疑う河松
秋水は、刀神「リューマ」が使っていた刀であり、
リューマの遺体ごと盗まれたときは、
ワノ国中の人間が悲しんだようです。
その刀をゾロが使っていたので、
疑われるのは当然のことです。
そして、ゾロが「リューマの死体と戦った」
と言ってるので、頭がオカシイと思われるのは当然のことです(笑)
実際には、ゲッコー・モリアがワノ国に乗り込んできて、
リューマの死体を盗み、ブルックの影を投入して、
戦わせていました。
そこで使用していた刀が、
秋水だったのです。
ゾロはリューマの意志を受け継いで、
秋水を使っていたはずが、
ワノ国に来て、盗人扱いされて心外だった様子です。
ゾロが受け入れられるのは、
カイドウ達を倒した後だと思われます。
ネタバレ考察3:ホーキンスがローを逃した真の理由について
ホーキンスはローに負けて、
ローを牢屋から逃します。
この理由が明らかに…
一言でいうと、カイドウへの復讐のためです。
キッド、ホーキンス、アプーの3人はカイドウを前にしたときに、
生存確率0%だったことが明らかになります。
3人は逃げることも不可。
そこで、ホーキンスだけ一時的に仲間になったフリをして、
機会を伺っていたのです。
つまり、超新星のスーパールーキー3人、キッド、アプー、ホーキンスは、
カイドウと対峙した際に、それぞれ異なる選択をとっていたのです。
・キッド…カイドウに対して反発
・アプー…従順に従う
・ホーキンス…従順に従ったフリをして、機会を待つ
ということです。
(ちなみに、アプーも裏切る可能性は0ではないと思われます)
キッドはカイドウに敗れて、
兎丼に入っていましたね。
アプーはというと、
カイドウに従順に従っているものと思われます。
三者三様の分かれ道になったのですが、
カイドウはとにかく強力な戦闘部隊を作ろうと必死になっています。
ホーキンスは一旦仲間になったふりをして、
ドレークと共に、麦わら狩りに参加してましたが、
これはドレークも裏切る可能性もあるでしょう。
ネタバレ考察3:ナンバーズの正体とその実力は?
新たに、カイドウの戦力として、
ナンバーズが登場します。
ギフターズ、プレジャーズ、ウェイターズに続き、
明らかに、「異質」なのは名前からわかります。
見た目はかなり巨体なようで、
金棒のようなものを持っています。
風の谷のナウシカに出てくる、
巨神兵
を彷彿とさせるような雰囲気です。
明らかに体が大きくて、普通の動物系のサイズではありません。
リュウリュウの実の能力者ばかりを集めて、
結成されていると考察をしています。
・ティラノサウルス
・ステゴサウルス
・ケツアルコアトルス
なども挙げられます。
特に、
ティラノサウルス
は、
恐竜史上最もメジャーでもあり、
恐竜としての能力なら”最強”とも一部では囁かれていますが、
ナンバーズの実力が大看板に勝るとも劣らないのだとすれば、
かなりの実力者でしょう。
飛翔系の恐竜で、最も最強と言われているのが、
「ケツアルコアトルス」です。
くちばしが長く、特徴的な見た目ですので、
尾田先生的にもお気に入りではないかと
管理人は考えてます。
プテラノドンが登場したからには、
ケツアルコアトルスもやはり登場して欲しいところでしょう!
本題に戻ると、ナンバーズというからには、
トランプの呼び名にそって、
1~10までの番号が振られているはずです。
1…エース
2…デュース
3…トレイ
4…ケイト
5…シンク
6…サイス
7…セブン
8…エイト
9…ナイン
10…テン
11…ジャック
12…クイーン
13…キング
です。
ジャック、クイーン、キングは幹部メンバーなので、
この1~10をナンバーズといっているのではないかと思われます。
この10人というのは、キング達ほどではないけれども、
かなりの実力者だと思われますし、
鬼ヶ島なだけに、鬼を彷彿とさせるような、
金棒を振り回すような戦い方をするのではないでしょうか。
ナンバーズのそれぞれの実力については、
もっと深堀りしていこうと思ってますので、お楽しみに!
(ジャック以上に強い幹部メンバーもいると予想をしています。)
ネタバレ考察4:百獣海賊団とビッグマム海賊団の海賊同盟の真相
なんといっても衝撃的なのが、
カイドウとビッグマムが同盟を組んだことでしょう。
四皇の中で2人が手を組むというのは、
今までにない展開です。
ひとえに、酒を酌み交わして、
二人が仲良くなったことにつきますが、
真の狙いは、二人で世界を統一することです。
ロードポーネグリフを持っていたり、
ラフテルへの行き先も目安がついていて、
共通の敵である麦わらを二人で抹殺しようとしてるのだと思われます。
正に、龍に翼を生えたような、
鬼に金棒
とはこのコトでしょう。
(あえてタイトルを「龍」の方にしたのは、
いろんな理由があると思われます…)
何より、二人は元々夫婦であることは、
このサイトでも伝えてきましたね。
(カタクリがカイドウの息子ではないか、
というのは有名な説です)
二人がこれ以上争う理由もないのですが、
殺し合いは世界を統一した後で、
行われるのだと思われます。
つまり、この流れは「ロックス」との戦いに繋がります。
以前にお伝えしたように、ロジャーの前の時代に、
牛耳っていた海賊
「ロックス」
への布石なのです。
二人を倒した後は間違いなく、
ロックス復活への流れが来るのだと思われます。
四皇のうち、カイドウとビッグマムの部下達も全員合流するものと思われます。
つまり、
・カタクリ
・スムージー
・ダイフク
・オーブン
など、主要幹部メンバーも含めて、
数万人の部下達も全員再び敵になるということです。
これに加えて、カイドウの部下である、
・キング、クイーン、ジャック
・ナンバーズ
・六枚看板
など、能力者達も含めて無数の敵たちも同盟を組むのです。
954話完…
955話に続く
ビッグマム海賊団の全メンバー一覧はこちら。
⇛ビッグマムのメンバー一覧まとめ!
黒ひげが22億ベリーになった真相とその実力について!
⇒黒ひげが22億ベリーになった真相、その意味とは?