ソルベ王国元国王“バーソロミュー・くま”は何故今の様な状況になったのか?

シャボンディ諸島から麦わらの一味が世界中に散り散りになってからの2年後、

新世界編に突入してからこれまで何度か登場を果たしたくまであるが、

現在はロズワード聖によって奴隷の扱いを受けていた。

何故この様な状況に陥ったのか?

考察を進めていきたい。
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●二年前のくまの立ち位置
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そもそも、ワンピースの世界でくまの立ち位置は登場当初は王下七武海の一人という肩書であったが、

スリラーバーグ終盤に於いて、オーズやシャドーアスガルドモリアを下して

満身創痍の麦わらの一味へ襲い掛かってきた。

彼がそもそも此処へ来ていたのは、

同じ七武海であるミホークのイーストブルーまで“暇潰し”と違い、

“政府の密命”を受けての事であった。

更にルフィに倒される前にモリアはくまの事を

“七武海の中で唯一の政府の言いなりになる男”

と評されている。

この事から彼は国盗りを画策するクロコダイルやわがままを通すハンコックや

一人で気ままに暮らすミホークと違い、

七武海の中で“屈指のサラリーマン”と言えるだろう。

(サラリーマンは基本的に会社に従順である為。)

そして、シャボンディ諸島で麦わらの一味をニキュニキュで飛ばしまくって、

壊滅をもたらした元凶となった。ルフィ自身もくまによって一味は散り散りになってしまい、

憤慨していた。世界政府にとっては、王下七武海の二人を倒し、

エニエスロビーでcp9を撃破した稀代の悪党が倒してせいせいしていた。

彼は紛れもなく、世界政府に属する王下七武海の中でも

屈指の活躍をしているといえるだろう。

ところが、マリンフォード頂上戦争でイワンコフと

同じ革命軍の幹部である事が判明する。

そうなると、世界政府を打ち倒そうとする革命軍の彼が

打ち倒そうとしている世界政府に入っているのは何故なのだろうか?

●二年後のくまの立ち位置
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そして、二年後のシャボンディ諸島でサニー号の護衛を

離脱したデュバル達の代わりに務めていた事が判明した。

更には、フランキーも二年前のあの日、

くまによって一味が滅ぼされたどころか、

飛ばされた島で一味はむしろパワーアップする事になった。

もっと言えば、あの日黄猿が居た島から逃がしてくれたともいえる。

フランキーの言葉を借りるなら、二年間のパワーアップやサニー号の護衛といい、

大恩人と言えようという事だ。

この時点で、くまは敵というよりも味方や協力者といっても差し支えない人物となった。

実際に麦わらの一味はフランキーの言葉を聞き、そういう認識を持っている。

そして、現在くまは天竜人の奴隷になってしまっているが、

どうしてこのような状況になっているのか?世界政府からすれば、

麦わらの一味を助けた事を知られ、こうなったのか?

いや、やはりこれは彼がソルベ王国国王であった事が起因とされる。

そして、言うなれば、

彼がドラゴンやルフィを助けた“Dの一族の協力者”であるのも今の状況を生んだ一因と言える。

考察を続けよう。

●ソルベ王国の立ち位置
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ニキュニキュの実の能力者、王下七武海、

パシフィスタ、革命軍幹部と所属や肩書を持つ彼であるが、

彼はソルベ王国国王という肩書をも持っていた。

そして、このソルベ王国国王というのが、

彼のオリジンであり、そしてこの王国がDの一族と大いに関係していると私は考えている。

その根拠としては、上記の様に革命軍幹部としてドラゴンの元で動いていた事、

その息子であるルフィを助けてきた事が根拠だ。

さて、此処からは私の推察を進めていく。

ソルベ王国についてなのだが、彼等は800年以上前、

月から降り立ったDの一族が降り立った王国ではないだろうかと考える。

Dの一族は宇宙を転々とする冒険一族であり、彼等は資材を補給して、

また未知なる外宇宙へ旅立とうと地球へ降りてきた。

資材の補給として訪れた王国、それがソルベ王国であった。

Dの一族にとって彼等の印象が良かったのは、

それはソルベ王国が孤児や弱い人々にも優しい王国であった事。

(これはサボが「あの優しいくまが!!」というセリフから、

くま自身の性格は優しさがあり、くまの先祖も優しい性格ではないかと考える。)

この事から、Dの一族とソルベ王族は友達の間柄になっていた。

そんな時、当時の世界政府の前身組織の存在を知る。

彼等は非道にして残虐であり、世界を理不尽な暴力で支配を企んでいた。

ソルベ王国はそんな前身組織に横暴さに心を痛めていたが、Dの一族がそれを受けて奮起。

Dの一族「世界中の人間を集めて、外宇宙へ出ないか!!」と宣言する。

早い話、前身組織は強く、もし戦いになれば命を失う人間も出てくるだろう。

なれば、戦うよりも秘密裏に脱出した方がいいという事に落ち着いた。

いうなれば、これに喜んで協力したのがソルベ王国だ。

確かに戦うよりも、追い付けない程遠くにいけば、彼等を縛る者はないと言える。

かくして、秘密裏に行われた、外宇宙への脱出計画であったが、勘が良い前身組織が気づいてしまう。

このままでは、友達が消されてしまう。

そこでソルベ王国はDの一族を助ける為に、

ニキュニキュの実でDの一族を飛ばした。

そう、生き残ったDの一族がばらけて世界中に散り散りになったのは

先代のソルベ王国国王が飛ばしていたからだ。

その後、ソルベ王国は外宇宙へ脱出するよりも、何世代も掛けて、

世界政府を倒す事を考えた。それをばらけたDの一族へ通達。

世界政府を倒す革命軍として、奮起。

そのサポート役として付いたのがくまではないだろうか?

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