886話ではルフィvsカタクリの戦いに向けての布石と、
サンジ達がケーキの完成に向けて、カカオ島から脱出しようとしてました。
ここからは一気に展開が進んでいきます。
オーブンの能力が明らかになり、
今回はある重要な人物が死亡してしまいます。
何より、ケーキの完成に向けて、
最終ゴールが明確になり、いよいよサンジ達を乗せた船(ある人物の海賊船です)がカカオ島を飛び出していきます。
887話「どこかで誰かが君の幸せを願ってる」について
考察をしていきましょう。
オーブンがベッジに復讐を開始・・・!?
前回、オーブンがベッジに攻撃を受けて、
サンジ、プリン、シフォンの3人が脱出することができました。
前話886話のあらすじはこちら。
→→886話のあらすじ考察はこちら
今回は、何と言ってもオーブンがどのような形で、
復讐をしていくのか、という点でしょう。
ビッグマムの五男として、その実力はまだきちんと発揮はされていません。
おそらく、ここから戦いが繰り広げて行くと思われますが、
その能力もこれまで全く明らかになってませんでしたが、
名前の通り「オーブン」からして、熱に関する能力のようでした。
ベッジ達は周囲をビッグマム達の部下達の船に完全に包囲されて、
逃げ場を失います。
また、シフォン達も台車で運んでいますが、
これでは無事に逃げ出すことは不可能と思われます。
陸上では部下たちが何百人と囲んでいますし、
海では、何十隻もの船が取り囲んでしまっています。
すると、ここからどうしていくのか、というと、
ベッジ達の船である「ノストラ・カステロ号」は
水上も陸上もどちらも対応している、
水陸両用の船のため、そのまま陸に全速力でノリ上がります。
そのまま、突き進んでいくので、
陸にいる船員達は吹き飛ばされていくのです。
そんな船が存在していることは聞いたことが無い、
と驚くオーブン。
現代の海軍では割りと当たり前のように存在している潜水艦でも、
水陸両用のものは普通に存在していますし、
第二次世界大戦のときも日本軍も普通に使用していました。
(戦車のような形です)
なので、ワンピースの世界では大公開時代であるにも関わらず、
船の技術は偏ってしまっているのではないでしょうか。
(普通にグランドラインとか渡り歩くのなら、
このような船が無いとむしろ渡って行けない気もしなくもないですが・・・)
本題に戻って、「ギミック(仕掛け)」という表現をしていましたが、
普通にあるだろうというツッコミはさておき、
全く想定してなかったオーブン達。
「言ったことねぇからな」と言う、ベッジ。
ここから一気に突き進んでいくベッジ達ですが、
シフォンにケーキをこちら側にうつすように要求します。
つまり、ベッジ達の船(ノストラ・カステロ号)に乗せて、
ビッグマムにケーキを渡しに行くのです。
ノストラカステロ号
with チョコレートシフォンケーキ
↓
(落ち合う)
↑
サウザンド・サニー号
with ビッグマム
という作戦のようです。
(ただし、ビッグマムはナッツ島に滞在していましたが、
ここからサニー号で落ち合う可能性はあるのでしょうか)
実際には、ここから一気にスピードを上げていき、
船の上にケーキを運ぼうとしています。
普通ならどう考えてもできませんが、
ある人物の手によってこれが可能となります。
それがサンジです。
サンジの足一本で、ケーキを運んだ台車で蹴り上げて、
ノストラカステロ号の甲板に乗せることに成功します。
赫足のゼフから譲り受けた足技を駆使して、
可能にしたということでしょう。
巨大ケーキを乗せた状態で、ノストラカステロ号は突き進みますが、
その行く手を阻むのが「オーブン」です。
受け止めようとしていますが、
あっけなくやられてしまいます。
轢かれてしまうのです。
そのまま海に出ようとしますが、そこで意外な人物とすれ違うのです。
シフォンの父親、パウンドとのすれ違い・・・
南東の海に出ようとしますが、
そこから一気に海に出ようとします。
そこにシフォンの父親であるパウンドが近くで見守っています。
パウンドが見ていることに対して、
「変態」といっているシフォン・・・
(本人が聞いたらショックだと思います)
すると、ペッツだけ気づいて、
パウンドが手を振って笑顔でいてくれていることに応えるのです。
ベッジやシフォンはどうして笑顔なのかは分かっていません。
しかし、赤ちゃんは「何か」を感じるものがあるのでしょう。
ここから、ノストラカステロ号はカカオ島を出発します。
しかし、ここで最大の難敵が待ち構えています。
海の魚達が次々と死亡していってます。
これは海の熱さで煮えていて、どうにもならない状況です。
オーブンの悪魔の実の能力、「ネツネツの実」の熱を上げる能力です。
普通に考えたら、海を全速力で駆け抜けたノストラカステロ号よりも
早いスピードで熱が広がっていくことは不可能に思えますが、
その辺りは一瞬ということなのでしょうか。
確かに、青キジのヒエヒエの実で、
海王類も一瞬にして氷漬けにしていましたが、
それと同様に能力の鍛錬具合に応じて、
得られる結果が決まるということなのかもしれません。
そして、一番恐るべきことが置きます。
それがケーキが溶けてしまう可能性です。
そうなってしまうと元も子もなく、
ビッグマムに献上するはずのケーキが崩れてしまいます。
そのことに待ったをかけたのがサンジでしたが、
急速な熱の勢いに負けてしまって、
追いつける状況ではありません。
それでも追いつくオーブンの能力については、
謎が残るばかりです。
そして、ここで救世主が登場します。
それがパウンドです。
パウンドがオーブンの手によって死亡・・・!?
オーブンの背後から攻撃をしかけてきたのが、
全く追いつかない状況です。
このままでは本気でケーキが台無しになってしまいますが、
オーブンはそのことに全く気づいてないのでしょう。
すると、そこでオーブンを背後から攻撃する人間がいます。
それがパウンドでした。
頭にリボンを結びつけていて、
思いっきり頭を叩きつけます。
それにダメージを受けたかは分かりませんが、
もの凄く勢いを付けて棒が叩き割れたので、
オーブンの怒りを悪には十分だったようです。
海に手を入れて海水を熱していましたが、
パウンドに対して殺意が芽生えたのか、
ゆっくりと手をあげます。
海に落とせると思っていたパウンドですが、
オーブンの頭がかなり丈夫になっていたようで、
振り返って「義理の息子を殺す気かよ」と伝えます。
ここからパウンドの回想シーンです。
生まれたときにビッグマムから、
お前はもう用済みだ・・・
と伝えられてしまい、そこから自分の娘達に会うことすらできませんでした。
そこから一回も抱っこすることも叶わず、
娘達が元気でいることも分からずにいたのです。
そして、ここ最近でようやく娘達を確認することができ、
しかも子供が生まれていて、幸せそうにしていることを知ったのです。
すると、ペッツがその悲しみを知ってか、
急に泣き出します。
ペッツは「祖父の空気」というのがなんとなく分かるのだと思われますし、
ここでお別れだということを確信したことで、
悲しい空気を察知したのかもしれません。
そして、パウンドの背後にはオーブンの刀が迫っていることが描かれています。
つまり、クビを斬られるということです。
「ザン」っという音と共に、刀には血が滴りおちています。
シフォンが「えっ」というなんとなく違和感に気づきましたが、
すでにパウンドは死亡したものと思われます。
そして、シーンは変わって、
サニー号を追いかけるビッグマムと麦わらの一味(ルフィを除く)。
先程お伝えしたように、
ノストラカステロ号
with チョコレートシフォンケーキ
↓
(落ち合う)
↑
サウザンド・サニー号
with ビッグマム
この狙い通りになっているのだと思われます。
落ち合うまでに、サンジ達はデコレーションを開始して、
完成に向けて準備をしています。
ビッグマムと対面したときにこのケーキを見せて、
「うまい」と言わせれば大丈夫ですが、
もし望んだケーキでなければ全員殺されてしまいます。
ビッグマムとの最終対決が訪れていますが、
果たしてどうなるのか注目です。
次号、888話のあらすじはこちら。
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