麦わらの一味が全滅しておらず、
辛うじて生きていたことがわかった901話でしたが、
最後に最悪の世代から海賊王が登場すると予想しているモルガンズの言葉で終わります。
そこから、ジンベエが男気を見せてルフィをかばって
自分がタイヨウの海賊団と共にビッグマムを守ることを決意します。
果たしてジンベエは本当に死亡してしまったのでしょうか・・・
902話「END ROLL」について見ていきましょう!
ペドロの死を惜しむ一同・・・
前話901話のあらすじはこちら。
→→901話の衝撃の展開とあらすじ考察はこちら
物語は回想シーンから始まります。
ゾウ編でサンジ、チョッパーの前で、手当てを要求するペドロ。
「世界が待っている」
「あのお二方だけは絶対に死なせてはいかん!」
そういって、
イヌアラシとネコマムシが瀕死の状態のカットがうつります。
そして、回想シーンが終わり、サンジがペドロの死を知ります。
ペドロの死を知ってショックを受けている様子のサンジ。
(自分を迎えに来たことで、
死亡してしまったのではないかと思っているのでしょう)
そこに涙ながらに語るキャロットが登場し、
・元々、自爆を選んだのはペドロの意志だったこと
・サンジ達がモコモ公国を救ったことに対する恩返しだったこと
・ペドロがいなければ全員生きて帰れなかったこと
・ペドロに「ありがとう」と言ってあげて欲しいこと
を伝えるのでした。
そしてここからホールケーキアイランドの「エンドロールが流れていきます。」
終わりの言葉「ソウルボーカス」、ビッグマム編終了へ!
「ソウルボーカス」
という言葉とともに、歌が流れてきます。
今回のビッグマム編全体を通して、あらすじが描かれていきます。
まず、ビッグマムが大芝居をうったところから始まり、
・サンジとプリンの結婚が猿芝居だったこと(プリンが演じてた)
・行きはキャンディ、帰りはギロチン(ビッグマムが結局は殺す算段をしていたこと)
が描かれえます。
プリンはというと、
サンジとの想い出に浸っています。
ビッグマムにいつもどおりに演技を強いられてしまい、
「操り人形」
だということを言われて、雨にうたれてショックを受けるのです。
「結婚しよう」とサンジに言われたときも、
自分の正体を知られたら勝手に離れていくと思っているのです。
その正体というのは、第三の目であり、
そこには忌まわしい過去があったのですが、
その目を見た時にサンジが惚れてしまってました。
プリンはその瞬間になぜか涙が止まりませんでした。
そこからサンジとの想い出が始まり、
・サンジとケーキの調理が開始
・サンジの「フィアンセ役がプリンでよかった」発言
・サンジの頭の中からフィルムをカット
(サンジとキスをした想い出を切り取った模様)
・最後にありがとう、さようなら、と伝えてその場を去るプリン
・サンジは何が起きたのか全く分からない様子(記憶を抜き取られたため)
というところまでを思い出して、
プリンは泣き始めます。
手にはメモメモの実の能力で抜き出した映画フィルムを手に持っています。
一方で、ジェルマ66がビッグマム達と戦っているシーンにうつります。
ナワバリの外に麦わらの船が脱出に成功してしまい、
ビッグマムの部下達が焦りをみせています。
ジェルマ陣営も撤退しようと躍起になっていますが、
ミラーワールドではブリュレがカタクリと話をしています。
そこでカタクリの嘘が明らかになっていきます。
・地に背をつけないことは嘘だった
・自分はこっそり背を付けていた
と告白しますが、なんとブリュレも鏡を使って覗いていたために、
知っていたというのです。
どうしてなのかというと、
カタクリが完璧な男を演じていたためなのですが、
それは兄弟全員のためだったのです。
過去にカタクリが大きい口を空けてお菓子をバクバク食べていたときに、
口を隠せば友達ができたようですが、
「友達はいらない」
「笑うやつをぶっ飛ばす」
と豪語していました。
案の定、誰もカタクリには近寄らず「フクロウウナギ」とバカにしていたのです。
すると、ある日突然、ブリュレの顔に大きな傷が付けられていました。
それがカタクリに仕返しをしてきた人間の仕業だったのです。
ブリュレ
「あたし痛くないよ・・・
お兄ちゃんはそのままでいいんだよ」
そう伝えますが、
カタクリはその日から口を隠すようになったのです。
ブリュレの顔に傷をつけた敵をボッコボコにしたのでした。
そのシーンを思い出し、振り返っているカタクリの所にブリュレがやってきます。
兄カタクリをこんな目に合わせたやつを許さないというブリュレ。
この関係性はビッグマムの数多い兄弟の中でも特別な仲に思えます。
カタクリにとって一番大切にしたい兄弟というのは実はブリュレだったのかもしれません。
そこから「ソウルポーカス」という音とともに、
ビッグマムが登場します。
ビッグマムの”ソウルポーカス”
お菓子を渡すか、いたずらをされるか(魂を差し出すか)、
ビッグマムの言葉が飛び交ったホールケーキアイランド編。
「LIFE OR DEAD」
の言葉は生きる(魂を差し出す)か、死を選ぶか、
という究極の選択です。
そこで、最後にジンベエ達がビッグマムと戦う所まで来ましたが、
最後の最後でどうなったのかは描かれていません。
・タイヨウの海賊団
・ジェルマ66
のメンバーは全員残っていますが、
その後の戦いは全く描かれていないのです。
ジンベエは命がけでルフィ達を逃がすことに成功しましたが、
肝心のジンベエはどうなったのでしょうか?
結論はここで一切語られずに、
描写はルフィ達のシーンにもどります。
ルフィ達はビッグマムのナワバリから脱出に成功して、
強力な武器も手に入れて、ワノ国へ向かって航海が始まりました。
サンジが腹をすかした面々にご飯を作って、
食べさせています。
全員ご飯に飢えていますが、
それはルフィが魚を食べて死にそうになったことがあったからでしょう。
サンジのご飯に対して、「安心」してるのです。
そして、海上レストランバラティエでは、
海賊に対して料理を作るゼフの姿も。
あんな奴らに料理を作るだなんて、
「信じられない!」
とコック達は言ってますが、
ゼフ
「わかったわかった
どんbなときでも腹はへる」
すると、サニー号に描写がうつり、
サンジ
「どんなときでも腹は減る」
そして、
サンジ&ゼフ
「食いてえ奴には食わせてやる、話はそれからだ」
そう言って終わります。
サンジはゼフからの想いを受け継いで、
コックとしての生き様を体現しているのです。
だからこそ、今回のビッグマム編でも、
腹をすかせていたビッグマムに対してケーキを作ったのでしょう。
今回のビッグマム編での主役の1人は間違いなく、
サンジだったと思います。
ホールケーキアイランド編で成長したのは間違いないでしょう。
また、気になるジンベエですが、
間違いなく生きてはいると思われますが、
おそらく何らかの犠牲を伴っているはずです。
それが、ジンベエの身体の負傷、
もしくはタイヨウの海賊団の人間が全員殺されてしまっている可能性です。
そのまま帰してもらえるほど甘くはないはずです。
その場にいたジェルマ66、タイヨウの海賊団の全員の寿命を抜き取り、
全員ビッグマムの手下となってホーミーズとなっているのかもしれません。
ジンベエがビッグマムと戦う理由もできそうですが、
そこから何とか脱出した、ということも考えられそうです。
いずれにせよ、ジンベエはすでに麦わらの一味の仲間になっているので、
どんな結果になったとしても自分は生き残り、ワノ国へ行って、
ルフィ達に合流する、という船長命令があるのです。
ジンベエはルフィの命令に従って、
いずれはワノ国へやってくるはずです。
その時を待つことにしましょう。
次号903話にてルフィ15億ベリーへ・・・
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