905話では大将「緑牛」が初登場し、
藤虎との会話から今後の海軍が分裂しかねない状況だということがわかりました。
(詳しい詳細は後ほどお伝えします)
・藤虎の真の狙い「王下七武海の撤廃」
・革命軍と天竜人の戦いの行末は?
・マリージョアで行われる世界会議の真の狙いとは?
・海軍本部vs革命軍の戦いは?
など、多くの疑問が残されています。
尾田先生が語る「頂上決戦編がかわいい」くらいの戦いというのは、
世界会議での革命軍との戦いなのか、
それともワノ国編での戦いなのか分かりませんが、
905話では革命軍のサボが内部に潜入していることが判明します。
906話以降の展開も含めて、
905話「美しい世界」について見ていきます。
海軍本部「NEW MARINEFORD」
前回までのあらすじはこちら。
→904話革命軍の全隊長が登場!
海軍本部は新世界側に移動して、
「ニューマリンフォード」として生まれ変わってます。
頂上決戦での戦いで壊滅的な状況となった旧マリンフォードはG1支部となって、
レッドラインを挟む形で海賊たちを自由に行き来させない砦となっています。
その本部の中心は元帥「サカズキ」(元赤犬)です。
元大将の3人の中でも最も攻撃的で、最も正義感に偏りがあるサカズキが元帥となっていて、
より海軍本部も過激な正義となっているように思われます。
ただ、それに従える新たな2人の大将は、
忠実な部下かというと全くそんなことはなさそうです。
特に、藤虎はというと、ドレスローザ編でルフィを捕まえてくる、
という命令があったにもかかわらず、
ルフィをあえて逃してしまって、嘘の報告までしています。
サカズキからは「麦わらを捕まえるまで本部に帰ってくるな」と
ブチギレられていましたが、久々に登場した藤虎はなんと”マリージョア”にいるというのです。
その報告を聞いて、怒り心頭のサカズキ。
「軍の敷居をまたがせない」という約束は、
あくまで軍の管轄内という話で、マリージョアは管轄”外”ということになります。
ちなみに、G1支部(旧マリンフォード)にはレッドポートと呼ばれる”港”があります。
そこにはレッドラインを挟んで、聖地マリージョアへつながるポンドラなのです。
シャボン玉で飛ぶリフトで、それに乗っていけば上に一気に上ることができるので、
非常に貴重な場所とも言えますね。
反対側の新マリンフォード側でも同様に、ポンドラが存在しているため、
マリージョアへの行き方はおそらくこの2つのみと思われます。
海軍本部はレッドライン下を海賊に行き来させないだけでなく、
マリージョアへも厳戒態勢で守っているのです。
天竜人達が住む場所でもあり、万が一にも海賊に入られてしまわないように、
厳重に警備が行われているようです。
ただ、今回の世界会議では唯一、外部からの来客が入る、
特殊なケースであるため、より警備が厳しくなるものと思われます。
・ロシュワン王国ビール六世
・バリウッド王国のハンバーガー王
・タジン王国モロロン女王
・シシャノ王国タコス王
と、それぞれ実際のモデルがいるような、
雰囲気があります。
・ロシュワン→ロシア
・バリウッド→アメリカ
・シシャノ→メキシコ
国のイメージでいうとこのような感じです。
世界各国から集まってきている、
ということを意味してのことです。
最後に登場するのがリュウグウ王国、
しらほし姫、ネプチューン王です。
世界政府に加盟して、200年のうち、2度目の参加だということから、
これはまさに”事件”だというのです。
(一度目はいつになるのか、というのが気になりますが、
そもそもどうしてそんなに参加する回数が少ないのでしょうか?)
リュウグウ王国を警護するのが海軍中将ガープ。
しらほし姫を世界中の記者達が取っていますが、
美しさ、巨大さに全員驚いています。
注目は美しさという点では、女帝ハンコックに並ぶ、
という点です。
また世界会議参加国で新たに登場したのが、「ステリー王」率いるゴア王国。
ルフィ、エース、サボの3人の出身国であり、
ステリーはサボの義理の弟なのです。
ゴア王国と言えば、以前クローバー博士が生前言っていた、
「ある巨大な王国」の島に存在するのでは?
ということをお伝えしてきました。
→ある巨大な王国の正体とは?
ゴア王国の謎は未だに謎に包まれていますが、
今回新たにわかったのが、
・ゴア王国は平和であること
・ゴア王国は極悪人を輩出していること
(ドラゴン、サボ、ルフィ、エースなど、悪人が多いが、実際の悪人は”王様”という意味も含まれている可能性もある)
ステリー王はガープに対して、ある要求をしてきます。
それは・・・「貴族のコネクション」です。
天竜人になるために、自国民であるガープに対して、
そのコネをよこせ、というステリーですが、
ガープが「あんなゴミクズになりたいのか!」と一蹴します。
天竜人に対しては侮辱的な言葉を吐いただけで死罪にも値する暴言ですが、
ガープは全く気にせず「今のはなし」と撤回します。
おそらく過去に何度もこのようなことを繰り返してきたのだと思われます。
海軍の英雄でなければ、とっくに殺されていてもおかしくない状況と思われます。
そんなステリーをひょいっとつまみ上げて、
どかすのがネプチューン王。
ステリーは魚人族を初めてみたようで、
驚きを隠せません。
魚に触れば奇病にかかるという迷信を未だに信じており、
気絶してしまうのです。
(ステリー弱すぎですね)
2番ポンドラのフライトで、
ガープが案内をしてリュウグウ王国の幹部メンバーがマリージョアへ案内されています。
すると、タイヨウが光っているのが見えます。
おそらく、タイヨウの光を初めてみたしらほし達ですが、
その光の美しさに驚きます。
フィッシャータイガーもこの光景を見て、
自分の海賊団に”タイヨウ”の名前をつけたのかもしれません。
海底では陽樹アダムの光が届いていたようですが、
その光は比べ物にならないくらい、タイヨウの光のほうが美しいようです。
タイヨウの世界を魚人島の住民達にも見せたいと願っているしらほし。
世界会議ではその要望を伝えるために来たというのです。
しかし、そんな簡単に要望が通るはずがありません。
でなければ、200年間で世界会議に1回しか参加してないため、
どう考えてもおかしいのです。
一方、緑牛と話す藤虎が描かれています。
ついに登場!大将緑牛の正体とは?
緑牛はサカズキに命令されて、藤虎を追い出しに来たというのですが、
全くそんな様子はないようです。
「戦うのは勘弁してくれ」
と伝える緑牛。
藤虎は会議を壊そうという意図はなく、
むしろ壊したいのは王下七武海という制度なのだそうです。
ここまで王下七武海にこだわるのにはよほどの理由があるとしか思えません。
七武海といえば、エドワード・ウィーブルが最後の7人目で加わりましたが、
藤虎の狙いはウィーブル自身なのかもしれません。
そして、緑牛はというと、驚くべきことに、
3年間断食しているというのです。
そんなに何も食べてなくても生きていられるというのは通常では考えられません。
また、注目の笑い声は「らはは」からも、
何かしらの能力と関係しているのかもしれません。
藤虎と戦うのを拒否していたことから、
どちらが強さが上ということは分かりませんが、
少なくとも「面倒」だということは考えられそうです。
つまり、藤虎を相手に戦うと、隕石なり、地面が割れたり、
マリージョアの城が破壊される恐れもあったりで、
自分の身を守るのが精一杯な中で、面倒な目にあいたくない、
というのが本音なのかもしれません。
気になるところでは”牛”という名前がついている点。
四皇カイドウも頭に牛のような角をつけており、
ジャックをはじめ部下たちも何人かつけていました。
もし、牛のツノという点でつながっているのだとすれば、
緑牛とカイドウは何かしらの関係性があるのかもしれません。
そして、ゴア王国のステリーとハンバーガーが同じポンドラに乗って、
マリージョアに向かっている最中で、
ステリーが謎の発言を残すのです。
「壁の中から巨人が覗いていた。もりを持っていた」
これは明らかに進撃の巨人を意識しているような発言ですが、
壁の中に巨人がいたということを言っているのだとすれば、
完全に丸パクリの設定になってしまいます。
ただ、銛をもっていたということからも、
壁の中に埋め込まれていたのではなく、
壁の中に生息していたということを言っているのかもしれません。
幻覚を見てそんなことを言っているとは思えないので、
おそらく嘘ではないでしょう。
すると、カラスがそこにやってきて、
シャボン玉を割られることを心配しています。
しかし、そこにいる兵隊が、
「カラスにシャボンを割られたことはありません」
と伝えますが、その男がなんとサボなのです。
これは、革命軍軍隊長のカラスの能力である可能性も高いです。
カラスと一緒に内部に潜入しようとしているのではないでしょうか。
おそらく、革命軍の幹部メンバーはそれぞれ協力して、
マリージョア内部に入っていって、
ここから宣戦布告をするものと思われます。
天竜人を人質にとって、
彼らを一掃しようと企んでいるのです。
革命軍の総帥、ドラゴンもどこからか潜入しているはずです。
彼の真の能力もいよいよ明らかになるときが来ています。
→ドラゴンの能力「ドラゴン」の真相について
サボも自分の隣にいるのが、義理の弟であるステリーであることにはおそらく気づいているはずです。
ステリーになにか言葉を交わすのでしょうか。
宣戦布告が906話以降でどのような形で行われるのか注目です。
次号のあらすじ考察はこちら。
→906話でマリージョアの最大の”秘密”を考察