ワンピースの最新話921話では、
・カイドウの真の能力が発覚「ヘビヘビの実モデル幻獣種「竜」」
・カイドウの異名が明王と言われる訳
・将軍オロチとの共通点とは?
・カイドウ達が住む島が鬼ヶ島な訳とは?
・酒天丸登場!実力はカイドウと互角以上!?
・錦えもんの能力「フクフク」が久々に発揮!
など、盛り沢山です。
特に今回はカイドウに注目してください!
921話「酒天丸」見ていきましょう。
ルフィ達が目指すところは鬼ヶ島s・・・
前回、920話までのあらすじ考察はこちら。
→920話で衝撃のトキドキの実の能力の全貌が明らかに・・・
また、今回のカイドウの能力について、
実は龍の能力ではない可能性についてもこちらでお伝えしてます。
⇛カイドウの能力は龍ではなくオニである真相!
錦えもんやルフィ達の集まるおでん城跡地では、打倒カイドウにむけた作戦会議が行われていた。そこで錦えもんはカイドウと百獣海賊団の本拠地である「鬼ヶ島」を、決戦の地として挙げている。
また、この「鬼ヶ島」の「島」という言葉にブルックが
「海を渡るのか?」と尋ねると、
錦えもんはそれに「さよう」と答え、
「海岸から見える距離ゆえ大帆船で無いにしろ船が必要だ」とした。
するとここで、お菊が口を開き当日の火祭りの日の流れについて話し始める。
それによると、火祭りは都の町人たちにとって年に一度の盛大な祭りで、カイドウは国を守る『明王』とされていると言う。
また、当日オロチは「鬼ヶ島」へ「将軍行列」をなし参拝を行うが、
それはあくまでも名目だけで実際はそこで
「役人たちと百獣海賊団の宴」が開かれると言うのだ。
一方、このようなお菊の説明にサンジは
「酒飲んで酔っ払ってバカ騒ぎしてるバカ共を!!なぎ倒し対象の首をとるのか!!」
とまとめるが、
それとともに「そんなおれの勇姿を見たらおれに惚れちゃうかも」とお菊に言い寄る。
そんなサンジにルフィが「お菊はめちゃくちゃ強い」と言うと、
そこに錦えもんが割って入り「自分にはれっきとした妻がいる」と、
なぜか慌てた様子で言い訳をした。
これにお菊が、笑顔で「お鶴さんは元気だった」というと、錦えもんはお鶴さんという言葉に食いつき「会ったのか」と尋ねた。
これに、お菊は「気付かれずに会った」と答える。
対し、錦えもんが「無事ならばよし」と言うとともに、
「拙者はまだとても会えぬ」と肩を落とすと、サンジはお菊と錦えもんのやり取りから錦えもんが女性にもてていると勘違いしうらやましがった。
このように、女性がらみの会話で盛り上がる2人に、
ナミはあきれていた。
すると、ここで気を取り直した錦えもんが一同に1枚の紙を見せる。
それは決起の日時を仲間へ密かに示すもので、
「火」「鳥2匹」「ハブ」そして反乱の意思である「逆三日月」でもって、
日時である「火祭り」「夕刻酉二つ」と、
集合場所の「刃武港(ハブこう)」を表していた。
しかし、ルフィがその暗号を理解できず首をかしげると、
錦えもんは「ワノ国に住むものなら理解できる」とすれば、
夕刻酉二つが夕刻5時半から6時を指すと説明した。
続けて、この札を「左足に月の印」を持つ者へなるべく早く渡して回るように言う。
「左足に月の印」を持つものは、現在の「ワノ国」の体制へ反乱の意思を持つ者、つまり仲間なのだ。
また、「ワノ国」のどこにいるか分からない同志に、
一人でも多くこの札を渡せるよう仲間たちが国中に散らばっていることや、
この任にはゾロ十郎やウソ八も都であたっていることを錦えもんが言うと、
「ゾロは多分役に立っていない」
とルフィは口にする。
だが、錦えもんはそうしたルフィの言葉を意に介せず話をつづけ、
これまでのいきさつを説明し始めた。
それによると、「鬼ヶ島」上陸後に道に迷わないようにカイドウの屋敷図を、
設計した棟梁から入手するためフラの助に弟子入りさせ、
おロビには軍政の動向を正確に把握するため芸者としてオロチへの接近を試みて貰っており、
すでに評判を得ているとフランキーやロビを「ワノ国」へ潜伏させていた理由を説明した。
これにサンジは、ロビの芸者姿を思い浮かべ胸をトキめかせた。
そうした中、錦えもんはブルックの能力が食糧調達に役立ち、
ナミの天候術はまるでくノ一、そしてサンジの料理は人を引き付けるため人探しに役立つと、
言葉を加えた。
また、チョッパーとキャロットに菊と共にイヌアラシの下へ向かうよう錦えもんが言うと、チョッパーが錦えもんに「おれも忍者がいい」と頼む。
これを受け、錦えもんは徐にナミたちの頭へ一枚ずつ葉を乗せた。
「ゆくぞ!!」
「“フクフクの術”っ!!」
「“ドロン”!!」
すると、なんと一同の衣装が「ワノ国」のものに変わったのだ。
チョッパーは忍者に、キャロットは町娘に、
またブルックは幽霊に、サンジは侍、そしてナミは胸元のはだけた丈の短い着物姿に。
その後、錦えもんは「それぞれの任務に就くよう」何事もなかったかのように言う。
しかし、ここでナミが自分の衣装が本当にくノ一のものなのかと錦えもんに尋ねる。
これに錦えもんは「そうなのでござる」と笑顔で答えるが、
錦えもんの鼻からは血が流れておりそれが嘘だということを物語っていた。
対し、錦えもんはそれをごまかすように「本物のくノ一」だとしては、「しのぶ」という女性の名を呼ぶ。これにサンジとブルックが期待のまなざしを向けた。
だが、その目の前に現れたのは老婆のくノ一で、
ナミも自分の衣装が全く異なることから怒りつつ錦えもんを平手打ちする。
その傍らでは、サンジが想像と現実のギャップにショックを受けており、
ブルックは「衣装が誰なのか」尋ねてきたルフィに
「頭にパンツ被ってる人かと思ったら違った」と雑談。
盛大な平手打ちを食らった錦えもんはナミに「2択」だと言い、ナミは胸元を整えていた。
「フフフ若いってのもいいじゃない」
「わたすはしのぶ!!」
そう名乗っては、「昔は錦えもんの妹分だった」とし得意技は「妖艶の術」だと言うしのぶだったが、その目の前ではサンジが想像と現実のギャップに「ナミさんがいなければ心が折れていた」と、なおショックで膝をついている。
そうしたサンジに、しのぶは「わかるわ」と言っては「熟女って凶器よね」と言葉をかけるのであった。
こうした中、錦えもんが「集合まで各地に散ってもらう」としては、
特に探してほしい侍が3人いると次のように名を挙げた。
「“河松”“傳ジロー”“アシュラ童子”!!」
「―――かつて我らと同じくおでん様に仕えた侍!!きっと生きておる筈!!!」
そのように、おでん城跡地で錦えもんが鍵となる重要人物や作戦の流れについてルフィ達に伝えていた頃、
「頭山盗賊団」が「おこぼれ町」を襲撃していた。
逃げ惑う住人たちの中、「頭山盗賊団」に食料を奪われた女性が
「ルフィ太郎さんがくれた」としては「返してほしい」と盗賊団の1人にすがりつく。
しかし、盗賊団の1人はそんな女性をはたき倒し、仲間は次から次へと食料を奪っていっては、米や酒などがあることに喜んでいた。
そんな彼らに、住民は必死にやめてくれるよう訴えるが、盗賊達はその手を止めようとはしない。
喜々として食料を強奪していく盗賊達。
すると、その中の一人が「酒天丸」という男の名を口にした。
その男は盗賊達の棟梁で、「おこぼれ町」にあるはずのない良質な食糧が目の前にあることから、「誰がこんなことをしたのか」と怪訝そうに言えば、「メシを与え英雄気取りか」と悪態をつく。
また、「儚ェ夢を見たな」と口にすれば
「おいどん達に奪われて終わり」として、悟った様に言うのだ。
「……このあわれな弱者どもを守ろうっちゅう“侍”もおらん」
「こん国にはもう…強き「侍」を従えられる様な本物の男もおらん!!!」
「ワノ国は終わったんだど…!!」
また、一人の老婆を目の前にしては刀を抜き「これ以上長生きしても目に映るんは無残な現実ぞ」と、さも呼びかけるように口にし「おいどんが斬ってやるど」と剣先を老婆に向ける。
対し、そうした酒天丸に、老婆の家族と思われる者が口々に老婆の命乞いをする。
片や、老婆はというと自分を憐れみから殺そうとする酒天丸に「おトキ様の言葉を信じてる」と、一言述べるだけだった。
それに酒天丸は「死人だ」と返すが、老婆は「九人の侍がおでん様の思いを遂げる」と静かに反論する。
すると、これに酒天丸が「大将もおらず戦になるか」と反論を重ねた。
そこへ、酒天丸の背後から突然、盗賊の1人が酒天丸の名を叫ぶ声が聞こえてくる。
声のする方を見た部下たちは呆気にとられながらも、酒天丸の注意を促した。それにより酒天丸も同じ方向へ視線を送った。
すると、そこにいたのはなんと百獣海賊団の大看板ジャックで、「やっと会えた」と口にすれば、「この辺に“麦わらのルフィ”という海賊が来た筈だ」と酒天丸に言う。
これに酒天丸は、「知らんと言うたらお前の態度はかわるのか?」と、挑発的な態度を示した。
それに、ジャックは「酒天丸たちを生かしているのはカイドウさんがお前を部下にしたがっているからだ」と、言葉を返す。
「……!!じゃあ」
「答えてやる」
そう言うと酒天丸は、一気にジャックへ駆け寄り一閃。ジャックの胸を大きく斬りつけてしまった。
そのあまりの速さにジャックは対応できず、
ダメージを食らい口から血を吐いては膝をついてしまう。
また、ジャックが酒天丸に斬りつけられるという予想もしなかった事態に、部下たちはジャックの名を叫んだ。
一方、ジャックはというと自分より格下の酒天丸からダメージを食らったことに激情し、勢いよく向かっていく。
互いにぶつかり合う刃。
その剣圧に、ジャックの部下が吹き飛ばされ、
周りから見ていた部下たちも2人の戦いの様に驚き目を見張った。
「離れろォ!!!」
「酒天丸とジャックが戦い始めたァ~~~~~~~~!!!」
2人の戦いに巻き込まれまいと人々が逃げ惑い、一部の住人は「おこぼれ町は潰される」と嘆いており、傍らでは酒天丸とジャックが互いに剣戟を打ちあっている。
そうした中、酒天丸は相も変わらずどこか憂いを帯びており、
「お前ごとき下っ端に殺されるんも違う」としては、次のように口にした。
「おいどんは…!!死に損のうた!!!」
その時である。
突如、ジャックの部下が空を見上げながらジャックを呼んだ。
これにジャックが空を見上げると、そこには大きな雲の渦が発生している。
「……!!まさか」
この渦の出現にジャックも含めた誰もが驚いていた。
片や、ローたちも空の異常に気が付いており、その様子に「雨か?」とシャチが口にするとローはそれを否定する。
「麦わら屋すぐに来い!!」
慌てた様子でルフィ―を呼ぶロー。
これにルフィが振り返り答えると、ローは注意を促す。
大渦の中心には先ほどまではなかった黒い影が現れていた。
空を見上げながら、逃げ惑う人々。
大渦の中心からは、カギ爪のついた一本の巨大な足が現れ始めており、それを見た酒天丸の顔が青ざめる。
「おい」
「ジャック・・・・・・・・・!!」
カギ爪の持ち主が大渦から顔を出し始めジャックにそう言うと、ジャックは目上に命令された時のようにそれを了承した。
「今すぐあのガキ共を」
「連れて来い…」
巨大な渦を模した雲から姿を現したのは、巨大な龍だった。
これに驚き「何だアレ!!?」と言うルフィの横では、竜に姿を変えたモモの助がおびえた様子でいる。
巨大な龍は、鋭い眼光を地上に向けていた。
「カイドウだ」
ローが口にしたのは、今回の作戦のターゲット、カイドウであった。
922話に続く!
考察その1:決戦の地は鬼ヶ島・・・
決戦の地というのは、鬼ヶ島であり、
そこはワノ国から船で少し行った場所にあるとのこと。
距離は海岸から見える距離のため、
そこまで大きな船(大帆船)である必要はないようです。
そこで更に衝撃の事実が明らかになります。
ワノ国では火まつりを行うことで、
盛大に祝うのだそうです。
元々、日本でも祭りをすることで、
厄払いなどが行われているのです。
(詳細は後述してます)
カイドウがワノ国の住人にとってある役割を担っていることが発覚します。
それは・・・
「明王」
だということ。
カイドウは国を守る明王として、ワノ国に君臨し続けており、
守っているのです。
何から守っているのかというと、
詳細はまだ明らかになっていませんが、
一つ言えることとしては、新世界の縄張りを四皇や海軍本部から侵入されないように、
常に守っているということでしょう。
つまり、”縄張り意識”ということなのだと思います。
それだけではなく、ワノ国に眠っている宝が最大の目的だとは思いますが、
カイドウが単にワノ国を守っているわけではなく、、
絶対そこにはこだわるだけの理由があるはずです。
本題に戻ると、この火祭については、
・開催は2週間後の予定
・将軍オロチとともにパレードが行われる
・明王カイドウを祝う祭り
だということが現時点で確定してます。
このタイミングで、鬼ヶ島に乗り込んでいって、
討ち入り(報復)を目的としているのです。
そこに向けて、麦わらの一味は潜入し、
目的を果たそうとしているのです。
考察その2:フランキーは大工見習いで、カイドウの屋敷の図面を入手
フランキーがワノ国に入って、
「フラの介」として、大工の見習いをしていました。
これもきちんと目的があったのです。
それは、カイドウの屋敷を設計した大工の元に弟子入りすることで、
そこでの設計図を手にすることができるのです。
おそらくは、ロードポーネグリフの場所すらもあわよくばヒントを得ようとしているのだと思われます。
(さすがに屋敷の中には無いとは思いますが、可能性としてはゼロではないはず)
考察その3:ロビンは芸者として将軍オロチに近づく
ロビンは「おロビ」として芸者で芸を磨いています。
踊りなどを通して、将軍オロチの屋敷にお呼びがかかることを目的としています。
屋敷に近づくことができれば、オロチを暗殺することもできます。
火祭りまでの2週間の間で、芸を磨き、
将軍の目にかなうことができれば、
屋敷の中を行き来できるようになります。
オロチの素の姿を垣間見ることができるのではないでしょうか。
オロチがヤマタノオロチのような出で立ちで、
いろんな部下たちを食い尽くしている姿を見ることもあるのかもしれません。
考察その4:ナミは忍者「くノ一」のように、術を操る
ナミは天候棒(クリマ・タクト)を使って、
天候を自在に操ることができます。
なので、忍者の術のように、扱えるので、
決戦当日まで身を潜めていることができます。
ただ、実際にカイドウの能力はもっと大きな規模で天候を操ることができます。
天候棒ではせいぜい、半径20〜30メートル程度くらいだと思われますが、
カイドウはワノ国全体を操る規模だと思われます。
どこまで対抗できるのか、難しいところでしょう。
考察その5:錦えもんの役割、服を着せる!
錦えもんの能力はフクフクの実だということについては、
これまでも当サイトでお伝えしてきました。
全員葉っぱを頭の上に乗せて、
ワノ国にふさわしい格好に服を着させることができるのです。
そして、酒天丸がいよいよ登場します。
なんと、懸賞金10億ベリーのジャックに対して、
胴体を斬りつけてしまうのです。
懸賞金10億ベリー以上の実力者と見て間違いないと思われます。
カイドウの実力はいかに?
ジャックと酒天丸が戦っている最中で、
空の模様が突然怪しくなります。
すると、空から竜が降りてきます。
なんとその姿がカイドウだというのです。
(ローはその姿を見て分かっていたことから、
何度かカイドウを見てきたのだと思われます)
カイドウ
「おい、ジャック!
今すぐあのガキどもを連れてこい」
という言葉にビビるジャック。
懸賞金10億ベリー以上で、
「おれを誰だと思っている!」
と言って海軍の船に喧嘩を売っていたジャックですが、
カイドウの一言にここまで震え上がるのを見ると、
どれほどの実力差があるのかは容易に想像できます。
ちなみに、こちらがジャック。
カイドウの能力はおそらく、オロチとの対比で、
ヘビヘビの実の能力モデル幻獣種「竜」ではないかと予想をしています。
西洋のドラゴンと違い、東洋の方の竜と思われ、
天候を操り、宝珠を持っており、ひげをたくわえて、
風を巻き起こし、蹄で相手を引っ掛けることができる。
日本神話で霊獣とされてきた竜ですが、
カイドウがまさかのドラゴンだったとは驚きでしょう。