ワンピース922話ではカイドウの真の力が明らかになっていきます。
今回も本当に見ものです!
・カイドウは龍に”化ける”ことが確定
・モモの助がなぜ、SMILEを食べた意味とは?
・カイドウの技「熱息」の凄さとは!?
・おでん城が壊滅へ!サンジ達は無事なのか!?
・ルフィvsカイドウ開戦!
ワンピース922話「百獣海賊団総督 カイドウ」について、
あらすじ考察をお伝えしていきます。
カイドウは龍に化ける…
前回までのあらすじはこちら。
→921話で酒天丸の強さとカイドウの能力の真相
突如、目の前に現れた巨大な龍を「カイドウ」と呼んだロー。
その言葉に驚くルフィに、唖然とする「麦わらの一味」と」「ハートの海賊団」。
これを錦えもんが肯定する。
「―――そうアレに見えるはカイドウ」
「カイドウは……!!」「“龍”に化けるのでござる!!!」
ちなみに、カイドウに関する記事はこちらでもお伝えしています。
この事実に錦えもんとローを除く一同が息をのむ。
その横では、龍に姿を変えたモモの助がおびえていた。
これに錦えもんが気が付き、またしのぶとお菊も
その小さな龍がモモの助だということに驚いていた。
そうした二人に錦えもんは、「後で説明する」としては
「よりによって憎き龍の姿に」と言う。
するとここで、カイドウが現れた辺りがおこぼれ町だとルフィが言うと、
錦えもんは「なぜカイドウがいきなり九里に現れたのか」と口にした。
それにローが「自分と麦わらとゾロは正体がバレている」ことを口にすると、錦えもんの驚きはさらに増しサンジはローに「なにやってるんだ」と突っ込む。
対し、ローは「お前ら“麦わらの一味”に責められる筋合いはない」と反論サンジを睨んだ。
一方、そうしたやりとりにチョッパーがルフィに原因があると察しナミが謝ると、ローがそれに「それだけだ」と口にする。
そして、カイドウがこの「ワノ国」で作らせている
「武器」やドフラミンゴとシーザーの生み出していた
人工悪魔の実「SMILE」の闇取引、
またその根源であるパンクハザードとドレスローザの工場をつぶし、
商人であるドフラミンゴを監獄送りにしては壊滅させたことを挙げた。
加えて、それらを理由に「先にケンカを売ったのはこっちで…
奴の狙いはおれと麦わら屋の首だ」と言葉をつづける。
その時だった。
突如、ルフィが「おこぼれ町」に向け走りだす。
これに気が付いたナミと錦えもんが呼び止めようとすると、
ローが二人を制止し「自分が行く」と名乗り出た。その理由として、
これ以上他のメンバーの正体がバレれば、
「麦わらの一味」と「ハートの海賊団」の滞在が確定し大捜索が始まるとし、
冷静になるように言う。
続けて、見つかったのは自分たちだけで
「お前らの「作戦」は無事だ」と錦えもんたちに言った。
これに錦えもんが「おぬしらはどうするのか」と尋ねると、
ローはため息をつきつつ「放っておきたい」とし、
ルフィが住人に関わってしまったことや
ルフィに感情で動かれてしまっては作戦に支障をきたすことを指摘した。
また、「決戦の日に顔が揃わなければ同盟の意味がない」とし、
「自分がどうにかするからお前らは絶対に顔を出すな」と、
自分と遠くの石ころの場所を入れ替え即座にルフィを追いかけ始める。
「はぐれた数時間で何したんだ…!!」
「ルフィめ」
この短時間で思わぬ事態となったことに、あきれるサンジであった。
こうしてローがルフィを追いかけ始めた頃、
「博羅町」ではカイドウが現れたことで混乱、住人が逃げ回っていた。
同じく、ホーキンスもカイドウが姿を現したことに驚いており、
ホールデムも「自分を処刑しに来たのでは」と怯える。
また、時を同じくして「おこぼれ町」でも、
突然のカイドウの出現に住人たちが逃げ惑っていた。
そうした中、遠くの木陰からお鶴がカイドウを見上げており、
そんなお鶴に通りかかった男が逃げるよう声をかけるがお鶴は
半ば上の空のように答える。
頭上から迫りくるカイドウに、
酒天丸も「あいつに関わる意味はない」と頭山海賊団の部下たちへ逃げるよう指示を出していた。
対し、カイドウは、「「九里」の山奥にはたいそう強ェ盗賊が住んでると聞いた」と、
酒天丸に声をかける。
そうしたカイドウを背に、
酒天丸はカイドウの気配を感じながら逃げ続けていた。
「お前を覚えてるぞ…」
そう言っては、酒天丸を見下ろすカイドウ。
酒天丸の脳裏には、カイドウと相対たときの記憶が蘇える。
「フヒヒヒ!!!ヒック!!」
「―――だが過去はもういい!!」
「おれの部下になるなら」
「ウィ~~~」
「すべて水に流そうじゃねェか」
「……ヒック」
しかし、ここで突如カイドウがおかしな喋り方を始めた。
これにより、ジャックが「カイドウが酔っている」ことに気が付き、
思わず「酔ってるので!?」と口にする。
すると、カイドウは「酔っちゃいねェ」と
反論するが明らかに酔った様子でいた。
そんなカイドウにジャックは、いきなりカイドウが現れたことに納得したといった様子でおり、
横では部下がいきなり立ち上がったジャックに「止血してるから動かないで」と、制止していた。
また、なお追いかけてくるカイドウから逃げきれないと判断した酒天丸は、
応戦するか迷っていた。
そうした中、ジャックはカイドウが酔っていることから
暴走する危険性を考え、見境なく暴れられた結果
「九里」ごと工場の労働力である住人が消されてしまうことを危惧する。
一方、その頃「おこぼれ町」に向け全速力で走っているルフィの下へ、
ローが追い付いたところであった。
呼びかけてくるローに「おこぼれ町」の住人が無事かとルフィが尋ねると、
ローは「バカが」と返し「「いいこと」なんてするから」と言う。
片や、「おこぼれ町」内では錦えもんとお菊が町内を走り抜けていた。
20年もの間伴侶を持っていなかったお鶴を、カイドウから守るためである。
また、こうした中ホーキンスも馬で駆けつけており、
酒天丸を追いかけるカイドウへ次のように叫び呼んだ。
「“麦わらのルフィ”と“トラファルガー・ロー”を探しているのなら!!」
空中を飛ぶカイドウの視線がホーキンスに向けられ、
酒天丸もホーキンスがやってきたことに気が付く。
「奴らは「おでん城跡」に!!」
「隠れています!!!」
ホーキンスのこの言葉にジャックが「本当か?」と尋ね、カイドウも同じく食いついた。
これに対しホーキンスは「暴走を止めるためのウソ」と明言するが、
その一方で最近「例の伝説」の影響か山頂での光の目撃情報があり、
それがオロチの恐怖を煽るくらいなら無人の城跡を消すのは一石二鳥だとジャックに進言した。
「おでん城跡だとォ・・・!?」
「ウィ~~~~」
「懐かしいな……確かにいい隠れ家だ…」
「そんな所にいやがったのか…おれから「SMILE」を奪った…」
「あの憎き…!!!」「若僧共・・・・・・!!!」
そう言っては、急旋回し「おでん城跡」に向かうカイドウ。
これに酒天丸は驚くのであった。
一方、その「おでん城跡」でも、カイドウが迫ってきていることに望遠鏡で覗いていたペンギンたちが気が付いていた。
ブルックやナミ、またチョッパーやサンジたちが口々に、
「気付かれた!?」「あの距離で気づくわけが・・・・・・!!」と言う。
だが、明らかにカイドウが迫ってきていることから、急いで逃げるように叫んだ。
「おこぼれ町」に向かうルフィとローの横を、カイドウが反対に向かって飛び去って行く。
それをルフィとローも、横眼で見ていた。
「おこぼれ町」の上空を、カイドウの巨大な体が通過していく。
「“熱息”〈ボロブレス〉」
大きく口を開けるカイドウ。
直後、ブルックやサンジまたチョッパーやナミ達を閃光が包み、
おでん城跡地はカイドウの放った「熱息」によって跡形もなく消されてしまった。
これにルフィは、驚きと絶望で口をあんぐりさせる。
「おこぼれ町」の上空には、なおカイドウの巨躯が横たわっており、
その下ではホールデムが「熱息」のあまりの威力に腰を抜かしていた。
また、「博羅町」の鳥居の近くでは酒天丸が、
消し去られた「おでん城跡地」とカイドウを恨めしそうに見ている。
カイドウの酔いが覚める余裕もないほどの一瞬のことに、
ホーキンスとジャックも呆気に取られていた。
すると、その時だった。
ふと、ローが横を見ると居た筈のルフィの姿がなくなっている。
「おこぼれ町」の住人の少年が指さす先、
そこにルフィはいた。
「“ゴムゴムの”」
「“象”!!」
カイドウの頭上で「ゴムゴムの象」を構えるルフィ。
突如、頭上から聞こえてきた声に気が付いたカイドウの脳天めがけ拳を振り落とした。
その衝撃にカイドウの頭に衝撃が走り、思いっきりゆがんだ。
ルフィ、怒りの一撃である。