926話では、
・新たな侍が登場!
・人斬り鎌ぞうとはどんな人物か?
・丑三つ小僧の正体について
・ワノ国「兎丼」で何が行われているのか?
・謎の囚人は一体誰なのか?
・ルフィ、キッドの共闘でカイドウに挑むのか?
こちらについてお届けしていきます。
それでは、926話「囚人採掘場」のネタバレ考察見ていきます。
ワノ国「花の都」にて人斬り侍が登場!
前回までのあらすじはこちら。
→925話でワノ国編第二部の衝撃の幕開け!
黒ひげが22億ベリーになった根拠について徹底考察しています。
⇒黒ひげが22億ベリーになった真相、その意味とは?
百獣海賊団の大看板の2人が、
ルフィ達の心を折るため互いを責め合っている頃、
「ワノ国」「花の都」では男がかわら版を手に
北の墓場でのオバケ騒動の続報を触れ回っていた。
「また出たよ―――!!」
「オバケが出た出た♪恨めしや~~~~~ 北の墓場のオバケ騒動その続報~~~~!!」
「2区8条では人斬り騒動!!」「犯人はご存知“人斬り鎌ぞう”!!」
「わかってるのに捕まらねェ!!!」
続けて、丑三つ時に現れる「丑三つ小僧」についても、「大金持ちから盗みを働き貧乏長屋に金をまく」と、通りの人々に向け大声を張り練り歩く。
また、「正義の味方か悪人か!?奴は一体何者なのか!?」と煽るように言うと、
「丑三つ小僧」へ思いを馳せるおなご達がかわら版を求め寄ってきた。
そんなおなご達に、男はかわら版を売り渡す。
このように賑わう通りを、一人の男が歩いていた。
男は、かわら売りとそれに群がる人々に我関せずといった具合で、そのまま通り過ぎようとする。
すると、人混みに紛れていたウソップが男に近づきすれ違いざまに男の手へ何かを滑り込ませた。
男がその感触に手元を見ると、そこには「逆三日月」の書かれた紙が。
男はこれに驚き、誰がこの紙を持ってきたのかとあたりを見渡す。
そう、錦えもんの命を受けたウソップやペンギンたちが仲間を集うため、
「逆三日月」の入れ墨を持つ男たちに「光月家」復活を告げる暗号である、
「逆三日月」の書かれた紙を配り歩いているのだ。
これにより紙を受け取った男たちも、
「光月家の侍たち」が戻ってきたことを察しては、
来るべき時近しと密かに士気を高まらせる。
こうした中、一人の若い大男もその例外ではなく、
「逆三日月」の書かれた紙を
「亡霊の仕業」と怪しむ別な男に、
「おれは行くぞ!!」と戦う意思を見せた。
対し、その場にいた老人は、
そんな男に「あと10年早けりゃ自分も行った」としては武器の心配をし、
その理由として「ワノ国」に「侍以外刀ももてぬ決まりがある」ことをあげた。
さらに、剣術や柔道等のあらゆる武道もオロチにより禁じられていることを指摘すれば、
「反乱の力を摘んでおる」とオロチへ抗う手段を案じる。
すると、これに若い大男は「素手でも構わない」と言っては、
武者震いに身を震わせた。
通りでは、ウソップが「ガマ油売り」を始めようとしている。
一方その頃、ある屋敷ではその主人が屋敷の家来に芸者も誰も近づけないよう命じていた。
また、坊主頭の男が武具や兵器の注文書を主人に見せると、
主人は「おぬしも悪よのう」と口にする。
これに坊主頭の男が首をかしげ戸惑う。
また、主人は注文書にある武具の多さに驚くと、
「戦争でも始めるつもりか」とからかって見せた。
そんな主人に坊主頭の男は「海外の状況はよくわからん」としては、
「求められたものを作るのみだ」と答える。
しかし、これに主人は再度「おぬしも悪よのう」と返す。
坊主頭の男は、これに戸惑うのであった。
こうした怪しいやり取りが行われているこの屋敷の屋根裏では、ナミとしのぶがその様子を静かに見ていた。
老眼を理由に見えないと言うしのぶにかわり、ナミが小さな望遠鏡を使い覗きこむ。
だが、ここで坊主頭の男が二人の気配に気が付いてしまう。
そして、薙刀を手にとってはすかさず「誰かおるぞ!!」と叫び、
屋根裏に向かい投げつけてきた。
それに2人は薙刀に刺さらぬよう慌てて避けるが、その際しのぶが大声をあげてしまう。
これにより、“侵入者”の存在は確定的となり次々と薙刀が2人を襲い、
ナミとしのぶは必死でそれらを避け続けた。
また、ナミが騒ぎ続けるしのぶの口元を慌てて押さえ猫の鳴き真似をすると、
屋敷の家来たちは騒ぎが猫によるものだと錯覚しかけるが、すぐにしのぶが大声を出してしまう。
結果、部下たちの認識は「侵入者と猫が屋根裏に居る」というものとなった。
そうした中、ナミとしのぶの2人はというと「忍法“大凧”」により屋敷から脱出していた。
これまで足を引っ張り続けたしのぶが、忍術にだけは秀でていることにナミは驚く。
対し、そんなナミにしのぶが「何か見えたか?」と問いかけると、ナミはそれに「「港の名前」と「出航日」」と答えた。
これにしのぶは「上出来」だとすれば、
「どの道にいつ武器が集まるか分かる」と言い、
「それらをいただこう」と口にした。
しかし、ここでしのぶが思わぬ告白をする。
なんとしのぶは“先端恐怖症”だと言うのだ。
これにナミが驚き「戦い全般不向き」と指摘すると、
それにしのぶは「―――でも熟女ってもはや兵器よね」と返すのであった。
こうして、大凧で宙を舞うナミとしのぶ。
すると、そんな2人の目の前に大通りが現れた。
人々で賑わうそこには大きな列が出来ており、
「まさか」と思ったナミがその列を目で追うと、
列の先にはナミの予想通り“サン五郎”として屋台そばを切るサンジの姿が。
だが、サンジが元気に作るそばに舌鼓を打っているのは皆おなご達で、見るからに侍が集まっていないことにナミは突っ込む。
そうした中、こうしてそばを作るサンジを一人の男が眺めていた。
「あの若僧…ここが誰のシマかわかってんのか…!?」
そう言って男は、サンジを睨みつける。
こうして、ナミとしのぶが屋敷を
抜け出しナミがサンジを見つけた頃、
「ワノ国」内「兎丼」の「囚人採掘場」および「武器工場」では、
オロチの部下により捕らえられた囚人たちが強制労働をさせられていた。
「鉄を打て!!石を運べ!!!」と看守が命令する。
また、ある看守は「働けない奴はせめて死んで道を開けろ」と囚人を鞭打つ。
片や、敷地の一角では囚人へのきびだんごの配給が行われていた。
老人が差し出す皿に、看守はきびだんごを1つ置く。
しかし、一日中働いた代価としては寂しいもので、これに老人は見返りに涙をこぼした。
対し、看守はそんな老人に、
「石運び大岩5回できびだんご1つ」
という規則を口にしつつ、
「歳とっててめェのメシも確保できなくなったかヒョウじい」
とからかう。
また、「いよいよ死期が近づいてきたな」
と言ってはヒョウじいを殴り飛ばし、
「看守への口答えは「切断の刑」だぞ」と叱りつけた。
そうして看守に殴り飛ばされたヒョウじいに、
ほかの囚人が駆け寄ってくる。
ヒョウじいは仲間の囚人に囲まれながらそこに横たわっており、
そんなヒョウじいに囚人たちは「死んでしまうから逆らわず体力を温存しろ」と口々に言った。
少し離れたところでは、食料の配給が続けられており、
ヒョウじいの後ろに並んでいた別な囚人が引換券4枚を手に看守の前に進み出る。
これに配給係の看守が、囚人を褒めきびだんごを渡そうとした。
「どけどけどけどけ!!」
「邪魔だてめェらひき殺すぞ!!!」
その時である。突如、怒声と共に遠くから地響きが近づいてきた。
これに看守がその方角へ目を向けると、
なんと近づいてきたのは捕らえられたルフィとキッドで、
何とも巨大な岩をそれぞれ1つずつ背負い、
周りをはねのける勢いで走ってきたのである。
「ぬあああああ~~~!!!」
そう叫んでは、全速力で走る2人。
そのまま目的地である船着き場までたどり着けば、
すでに岩で満杯になっている船へ無理やり乗せてしまった。
これに看守は慌てて2人を制止しようとするが、
キッドに「次の船を回しておく」よう言い返されてしまう。
一方、また別なところでは看守が叱られていた。
謝る看守に上司が、ルフィらが石をいくつ数えたのかと尋ねる。
それに部下が「500までは数えたのですが」と恐る恐る答えると、
上司は驚いたように目を見開き「海楼石は!?」と再度尋ねた。
これに部下が「ついてます!!」と答えると、
さらに上司は驚き「錠を外したらどうなるんだアイツら」と半ば呆気にとられる。
片や、ルフィとキッドはというと、
2人に呆気にとられる看守たちを意に介さず
配給された大量のきびだんごを夢中で食べ続けていた。
それどころか、「どちらが多く石を運んだか」について言い争っている始末。
対し、看守は2人のきびだんごの多さに
「何回運べばこの量になるんだ」と驚いていた。
だが、そんなことは2人には関係なく、
互いに「自分の方が多かった」とかわらず言い合っている。
そんな2人を看守は牢の外から眺めており、
大けがを負っていたにもかかわらず、
数日で健康体となってしまった2人の驚異的な回復力に驚いていた。
また、「どうすれば2人の心を折ることができるのか」話し合っていた。
そこで、二人の看守のうち一方がもう一方に「何か言ってやれ!!」という。
これに看守はたじろぎ思わず「よくかめ」とちぐはぐな声かけをルフィ達にしてしまい、もう一方に怒られるのであった。
「ウオオオオ~~~~!!!」
すると、そこへいきなり男の声が聞こえてくる。
その声の主は、この「囚人採掘場」の副看守長で真打ちのドボンであった。
彼は、彼自身の能力カバのSMILEにより、大きなカバのような姿をしていた。
「どこのどいつだァ倉庫の食料を食いつくした囚人はァ~~~~~~~~!!!」
そう言っては、怒号を挙げるドボン。
これに看守や囚人らは驚き、周囲は騒然とする。
また、カバの口の中にドボンがいるという融合の仕方に突っ込んだ。
対し、ドボンの足元には先ほど看守に投げ飛ばされたヒョウじいがおり、
これに他の囚人は急いで這い出すようヒョウじいに言う。
その横では未だ、ドボンが倉庫の食料を
食いつくされてしまったことについて怒っており、
これに部下である看守が「真っ当に働きその対価として得たもの」であるため、
何も言えないと報告していた。
しかし、融合しているカバが気まぐれに口を閉じてしまうため、
ドボンが何を言っているのか聞こえない。
すると、そこへ看守がルフィとキッドを連れやってきた。
大量のきびだんごを平らげたことで、膨れ上がっている2人に周囲は驚き、
また別な者は「この現場で腹膨れた奴初めて見た」と言っては羨ましがる。
片や、ルフィは横たわるヒョウじいに気が付くのであった。
「貴様らかァ!!!」
そうした中、ドボンは連れられてきた二人に怒りを向ける。
本来であれば、自身が食べるはずだったきびだんごを彼らに食べられてしまい、
自身は3つしか食べられなかったからだ。
対し、2人の体はというとどんどんしぼんでいく。これに看守たちはたじろいだ。
一方、自分が満足に食事をとれなかった腹いせにドボンはルフィらを叱りつけていた。
黙っている二人に、ドボンは続けて言う。
「お前達!!注意しておくが万が一看守に盾ついた場合」
「1回で両腕を切断」「2回目で両足!!」「3回目で死刑が確定する注意しろ」
次いで、この規則を理由に「お前らに反撃の権利はない」と2人に言うドボン。
これを2人は、ふてくされつつ聞いていた。
だが、ここでキッドが「おれ達は“海楼石”で力を抜かれた弱者だぞ」、
「まじめに働いただけだろう!!」と言い返す。
地にはヒョウじいが横たわっており、ルフィはそれを怒りを込めたまなざしで見ていた。
「おれのメシを食い尽くした罪だ!!しつけを―――――――」
すると、そんなキッドの言葉を受けたドボンは、
いきなり自身と融合しているカバの口を大きく開けさせ、
そのまま「バクン」と二人を呑み込んでしまった。
呑み込まれてしまった二人を、哀れむ看守。というのも、ドボンの口内は「惨殺部屋」と言われているからだ。
どよめく人々。
カバの体内からは戦闘音が聞こえてくる。
しかし、その数秒後、カバの鼻からは煙が噴き出し血を流しては倒れてしまった。
どよめく場の中、現れたのはキッドとヒョウじいを抱えたルフィで、倒れたのはドボン副看守長だったのである。
ドボンが倒れ気を失っているという事実に、周囲は驚き声をあげる。
片や、ルフィといえば我知らずと言った様子で、キッドも「証拠は?」と看守を一睨み。睨まれた看守は、すくみ上ってしまった。
「いいぞお前ら―――!!!」
「囚人の星~~~~!!!」
沸きだつ「囚人採掘場」。
我が道を行く「最悪の世代」は、誰もその支配下に置くことはできない。
927話ネタバレに続く!
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