927話の詳細についてお伝えしていきます。
・サンジのそばが大繁盛!
・おトコが登場!子どもが意味するところについて考察
・狂死郎の登場とその実力について
・オロチの姿が明らかに!強さを考察
今回はこちらの内容についてです。
927話「禿のおトコ」のあらすじ考察について、
見ていきましょう。
花の都でサンジのそばが大繁盛!
前回のおさらいはこちらから。
→926話でルフィとキッドの戦う様子はこちら
ワノ国「花の都」の大通りでは、サンジがそば屋を開いていた。
サンジの作る「十八番そば」は人気を博しており、店は客で賑わっている。
また、そこにはロビやフランキー、ウソップも集まっており、懐かしいサンジの腕を振るった料理に舌鼓を打っていた。
その中でも、ロビンはそばを口に運び味わう合間、ルフィの情報を誰か知っているか尋ねる。これにフランキーが「土地が離れているからわからない」としながらも、「決戦の日までにゃ出てくるだろう」と答えた。
その横では、ウソップがサンジお手製のそばを味わいつつ、
サンジの無事を喜んでいる。
当のサンジはというとロビンの美しさに相変わらず呆けており、
ロビンと言葉を交わす口実としてロビンにそばの味を尋ねる。
これにロビンが「最高よ」とにこやかに答えると、
サンジはその笑顔に胸を打たれ「芸者おロビちゃんの方が最高だぜ―――――!!!」
と言うのであった。
すると、ここでフランキーが店に並ぶ女子率の多さに、
「酒に合うピリッとした感じ」に味を変え、侍を集めるように勧める。
しかし、サンジがフランキーの言葉に渋い顔をし、
フランキーがそんなサンジに「味方増やす気あんのか」と怒ると、
ウソップがフランキーに「男の客が来た」と待つように言った。
ウソップの言葉通り、男が3人行列に割って入ってくる。
だが、彼らがいわゆるガラの悪い連中であることは明らかで、
その風貌や様子通りに、彼らが列に割って入ってきたことに抗議する女を突き飛ばしてしまう。
続いて、「繁盛してんなァ兄さん」と男の1人がサンジに声をかけると、
これにサンジは「お蔭さんで」と返しつつも、「食いたければ行列に並ぶ」よう言うのであった。
しかし、男はそんなサンジの言葉は意に介さず、
「誰の許可とってこのシマを流してんだ」
と絡んでくる。
「ここはおれ達“狂死郎一家”のシマでね」
「払うモン払ってくんなきゃ店ださせるわけにゃいかねェのよ」
そう、彼らは「狂死郎一家」の子分であるカクさんクニさんスケさんで、
サンジが所場代を払わずに店を出している噂を聞きつけやってきたのだ。
だが、サンジは彼らの言い分に納得がいっておらず、サンジが「何でだ?」と尋ねると、カクさんは「店に何かあった時守ってあげられないでしょ」とその理由を述べる。
だが、それにサンジは「いらねェよおれァ強ェから」と反論したのであった。
こうして、サンジが「狂死郎一家」の子分に絡まれているその少し離れたところでは、ロビンがそばを食べ続けていた。
また、カクさんたちの「狂死郎一家」と言う言葉に、以前自分の座敷に来た横柄な侍の子分だと察しては、彼がやくざの親分であったということに心うちで納得するロビン。
「じゃあ店ェ守ってみろよ!!!」
すると、自分たちの言いなりにならないサンジに苛ついたのか、
そう言っては突然店で暴れ始める「狂死郎一家」の子分達。
湯でかけのそばを地面に落としては、子どもが食べようとしていたそばを手でたたき落としてしまった。
子どもの泣き笑いの声が、その場に響き渡る。
その様子を、サンジは怒りのこもった表情を浮かべ見つめていた。
「帰れお前ら!!」
「今日は店じまいだ!!」
彼らが暴れたせいで店はそばで散らかり、客は離れていってしまった。
一方、こうした中ウソップはというと、店が荒らされ彼らのせいで自分のそばを粗末にされ、食べに来た客が帰されてしまったことから「サンジが一番怒るやつだ」としては、
ロビンとフランキーにこの場を離れるように言う。
すると、これにフランキーは逃げるどころか「ケンカか」と言っては、それに加わるべく向かって行ってしまった。
「…全部食って貰いますよお客さん」
静かに、怒りを露わにするサンジ。
それに対し、クニさんも「は?やんのか」とイラつきを露わにし、
一触即発状態である。
これに周りの住民は、巻き込まれまいと慌ててその場から逃げ出す。
そうした中、クニさんはというとサンジを懲らしめるべくカクさんとスケさんに「やっちまえ」と、命令しようとした。
その時である。
クニさんが言葉を言い終わる前に、サンジはクニさんに回し蹴りをお見舞いし怒りの形相でクニさんの顔を踏みつけ、地面にめり込ませた。
これに他の2人は驚き、遠巻きに見ていた住民もサンジの強さに驚く者もいれば、うっとりするおなごもいる。
「いっくぞー!!」
「フラの助~~~~~~!!“アイアン”」
片や、フランキー。
サンジがクニさんに怒りの蹴りを入れる傍らで、
いつの間にか屋敷の屋根に立っていた。
その腕には逆さまになったスケさんがおり、
「危ないからやめるよう」に叫んでいる。
しかし、フランキーはそうした助さんの言葉に聞く耳を持っておらず、
そのまま地面に向け急降下した。
これにスケさんは、涙を流しながら声をあげる。
「“スープレックス”!!!」
こうして、サンジを懲らしめるはずが逆に懲らしめられてしまったクニさんとスケさん。
遠巻きに見ていた住人たちは、サンジだけでなくフランキーも「狂死郎一家」の子分であるスケさんを倒してしまったことに、驚きつつ危機感を覚えていた。
そうした中、サンジはというと徐に地面に落ちたそばを掴み、「食えオイ全部!!」と半ば気を失いかけているクニさんの口へ強引にねじ込んでおり、クニさんは苦しげに声を出す。
とうとうこれにカクさんは、かなわないと悟ったのか逃げ出してしまった。
離れたところでは、ウソップがそばを頬張っており、
サンジの行動を当然としながらも
「いいのか?やっちまって」と心配しており、そんなウソップにロビンは笑いながらも、「マズイ人達に手を出しちゃったかもね・・・」と答える。
「チャリン」
すると、ここでどこからか鈴の音がサンジ達の耳に聞こえてきた。
これにサンジとフランキーが、鈴の音のする方へ目を向けると、
屋敷の柱の陰から少女が顔を覗かせている。
それは先ほど、暴れたスケさんにより食べようとしていたそばを叩き落とされ、
泣き笑いをしていた少女だ。
そこでサンジが、かろうじて残った材料で一杯のそばを作り、
「まだ一杯分無事だった」と言っては笑顔で少女に渡すと、
これに少女は、笑顔でそれを受け取り嬉しそうに食べ始める。
また、「オハコそば」の評判に惹かれどうしても食べたくてずっと行列に並んでいたことや、本当は仕事に遅刻していること、
また小遣いを貯めやっと買えたのにこぼれてしまい悲しかったことを明かす。
「おいしィ~~~~~~~~~~~~~~~(ハート×2)」
「アハハハハハ!!こんなおいしいおそば初めて!!!」
このように言っては、嬉しそうにそばを頬張る少女。
そんな少女にサンジは、「こっちまでニヤケちまう」と笑いをこぼす。
また、名を尋ねると、少女は「トコ」と答え、「頭に“お”とつけてみて」とサンジに言う。
これにサンジが不思議そうに首をかしげると、ロビンが「おトコちゃん」と口にした。
すると、ロビンのこの言葉を聞いた途端、おトコは大爆笑。
「男じゃないよ」と冗談を言ってはウソップとフランキーを笑わせた。
そんな2人におトコは、「面白い?」と尋ね「覚えやすいとよく言われる」と言う。
このように楽しく会話が弾む中、あっという間にそばを平らげてしまったおトコ。
「おいしかった」と言ってはサンジに皿を返す。対し、サンジは笑顔でそれを受け取っては「また来いよ」と頭を撫でやった。
「いっけないホントに遅刻!!大遅刻!!アハハハ」
「あ!そうだあたいまたこの道を通るよ!!今日は花魁道中だから!」
そう言うおトコに、ロビが「もしかして禿《かむろ》ちゃんなの?」と尋ねると、
おトコは「そうなのよ!!」と答え「もう始まってしまっているので急がなくちゃ」と、一同に別れを告げる。
「おいらんキレーだから見てってねー!!」
そう言っては、笑顔で走り出すおトコ。
それを一同は笑顔で見送った。
おトコの天真爛漫さに笑いがこぼれる一同。
「面白かった」と言うウソップに「明るい子ね かわいい」と言うロビン、サンジは「花魁道中が通る」というおトコの言葉に興奮し、フランキーは「おいらん」と「かむろ」という言葉を理解できず首をかしげた。
「「花魁」とはァ!!!」
こうした中、どこから出て来たのかいきなりロビの師匠が姿を現す。
これにウソップが驚き「どっから出てきた」としては師匠のことを「提灯ババ~~」と呼んでしまうと、それに師匠は、「誰がシワシワの提灯ババーだ ぼんやり照らしたろかクソガキめ!!」と言い返した。
続けて、おロビに朗報があり「「花の都」を駆け回った」と言うと、
花魁について説明を始める。
「「花魁」とはいわば!!ワノ国のトップアイドル!!!スーパースターさ!!!」
これにフランキーが感心すると、師匠は言葉を続けた。
「現在この国にただ一人!!選ばれた女の名は「小紫」!!!」
「男の憧れ!!女のカリスマ!!高い教養国をも揺るがすその美貌!!」
こうした師匠の言葉に、サンジとウソップそしてフランキーの3人は生唾を飲む。
「神にも落とせぬ気高さは!!もはや女の「完全体」!!!」
「それが花魁小紫だよォ!!!」
三味線を鳴らし熱弁する師匠。
だが、ここで師匠の語る現実離れした花魁像に「そんな女いるわけない」とウソップとフランキーが反論する。
すると、これに「なら自分の目で確かめな」と言う師匠。
花魁道中が近づいてきたのだ。
小紫に向けられた歓声と御囃子の音がゆっくりと近づいてくる。
「今日はオロチ城にて将軍の宴が開かれる!!」
そう言って師匠は、今回の花魁道中は城へ向かうものだと説明し、先ほどの「禿」の少女が花魁付きの少女であることを付け加える。
「そうそうおロビ!おめでとう!」
「あんたも同じ座敷にお呼びがかかったよ!」
すると、ここでオロチ城での宴と禿という言葉で思い出したのか、
突然ロビへの朗報を口にする。
また、「将軍オロチとの対面がおロビの念願」であったことを挙げては、すぐ支度に戻るとロビンに言った。
これにウソップは驚きで口をあんぐりとさせ、サンジは褒めたたえる。
対し、これにロビンは嬉しそうに微笑んだ。
「ええ…!とっても楽しみ(ハート)」
こうしておロビの登城が師匠から伝えられた頃、一同から少し離れたところでは、
花魁小紫の花魁道中が行われていた。
小紫の美しさに酔いしれ、おなご達は少しでもこちらを向いて欲しいとその名を呼び、
侍達は目を眩ませる。
「小紫太夫の~~」
「お練~~り~~~~」
男衆の掛け声やお囃子の音と共に、ゆっくりとその歩を進める小紫太夫。
そこへ遅れていたおトコが合流し、怪訝そうにする先輩禿の横を通り大夫に駆け寄っていった。
これに太夫は「クスッ」と笑えば、「心配した」と優しく言い、軽く指でおトコの頭を小突く。
おトコはそうした優しい太夫に、笑顔で謝罪するのであった。
花魁道中の通った後には、小紫太夫の美しさにあてられ失神する侍たちが倒れている。
そのため、現状を伝える通信が密かになされていた。
「救急だ!タンカを20ばかり」
「小紫様通過により失神・出血・視覚障害!」
「了解」
ロビンの師匠の説明は、現実のものとなった。
こうして花魁小紫がオロチ城へ向かう頃、
「花の都「右京」」ではサンジ達の下から逃げ延びたスケさんが、
狂死郎に事の顛末を説明していた。
「そば屋」にやられたという報告に、怪訝そうにする狂死郎。
さらに、それが強かったと聞けば、
「自分はオロチ将軍の宴に呼ばれておりこれから忙しい」事を挙げ、
「クイーン」に連絡し彼から刺客を送らせるように指示する。
これにスケさんは、「だいぶ騒ぎになりますが」と困った様子で言うが、狂死郎は不敵な笑みを浮かべ「構わぬ」と一言、それを許すのであった。
片や、オロチ城では、将軍オロチが「こちらに花魁小紫が向かっている」という報告を受けていた。
「…そうか小紫…!!今日こそ落としてみせるぞ……!!」
「ぐふふふふ……」
巨竜の姿で、花魁小紫を待ちわびるオロチ。
「ワノ国」を支配する悪の将軍も、花魁小紫の虜となった男の1人であった。
928話以降のネタバレ考察
オロチがいよいよヤマタノオロチの姿で登場しました。
名前の“オロチ”からして、ヤマタノオロチを想像してはいましたが、
おそらく、それだけではない何かしらの要素が加わっているはずです。
ちなみに、今回のワノ国編では、
カイドウが「龍」の姿でした。
ヘビも成長していくと、巨大化して
龍になっていくということからも、
オロチとカイドウは共通点がありそうです。
ヘビというのは、グルグルと同じところを回っているので、
ヘビ的な思考をしている人は何度も何度も同じ過ちを繰り返したり、
失敗をしてしまうということもあります。
そういった失敗をせずに、ヘビから脱却して、
グルグルと同じところを回るのではなく、
螺旋的に上昇していくことがヘビからの脱却の道なのです。
ちなみに、ルフィがカタクリを倒したときに披露した技が、
「スネイクマン」
でした。
オロチやカイドウを倒すのに、ヘビ的な技を使っているのは、何かしらの意味があると思われます。
ちなみに、ルフィの父親がドラゴンという名前からしても、
何か関係があるのかもしれません。
聖地マリージョアの方では、
天竜人とドラゴンとの戦いが行われており、
どちらも”龍”の争いでもあります。
龍もいろいろありますが、
例えばカイドウのように自分の私利私欲のためだったり、
人を攻撃する龍もいます。
力を持って支配することができるため、
ワノ国を支配することができています。
・食料を独占
・ワノ国の財宝を独占
・毒水を垂れ流す
・人々を恐怖に貶める
・大量の人間を奴隷のように働かせる
など、悪政の限りを尽くしています。
ただ、この龍も改心して成長することができれば、
いわゆる龍の神としてワノ国の守り神として、
外敵から守ることも可能となるのです。
今回のワノ国編ではその辺りについてお伝えしていってるのだと思われます。
これは頂上戦争を超える、世界戦争が行われようとしていますが、
そこに向けてのテーマなのだと思います。
ちなみに、ヘビといえば、
・同じことばかりぐるぐる考える。成長しない
・嫉妬をする。ヤキモチをやく。人を恨む
という特徴もあり、
狡猾なイメージもあったり、
全く成長できてない人、という面もあったりもします。
これをいかに上に上に上げていって、
回転のエネルギーを上げていけるのか、
これが一つのポイントになっていきます。
この辺りについても別途お伝えしていきます。
注目は、世界会議とワノ国編の2つです!
928話のネタバレ考察はこちら
→928話で花魁小紫の正体が明らかに…
黒ひげが22億ベリーになった真相とその実力について!
⇒黒ひげが22億ベリーになった真相、その意味とは?