953話では、
・大名「霜月牛マル」とは一体どんな人物なのか?
・河松がどうして兎丼にいったのか理由が判明!
・『狐の「オニ丸」=追い剥ぎ橋の牛鬼丸』で確定
・名刀「閻魔」は最上大業物なのか検証!
・カイドウvsルフィ&ゾロの展開へ!
こちらについてお伝えしていきます。
953話「一度狐」のネタバレ考察を見ていきます。
953話ネタバレあらすじ!
前回までのあらすじはこちら。
20年前、燃え盛る城から必死の思いで
日和を救出した河松の手には、
一通の手紙がありました。
それは、苦楽を共にした日和からの別れを告げるもので、
日和の思わぬ言葉に河松はその場に崩れ泣き叫びます。
その後、河松は当てもなく「ワノ国」中をさまよい、
日和を探し続けたのでした。
時は戻り現代、「鈴後」では戦闘から逃れるため
牛鬼丸がその場を後にしようとしています。
手負いにもかかわらず、諦めない牛鬼丸の様子に、ゾロは呆れつつ彼を見つめます。
また、自分のいる場所がなんなのか不思議に思いつつ
牛鬼丸の血痕をたどろうとしたその時、
ゾロはあるものを見つけるのでした。
その頃、「おいはぎ橋」では日和が
“この場を離れる”
よう河松を誘っていました。
これに河松は、先ほどの男の正体について疑問に思いますが、
早速日和の先を歩きその場を後にしようとします。
次いで、足元に気を付けるよう日和に言うと、
日和はこのような河松の言葉を不満に思い抗議します。
ですが、河松はそうした日和の様子に笑いをこぼせば、
茶目っ気たっぷりに返すのでした。
そうした中、日和は河松に“話したいことがたくさんある”とすれば、
なぜ今ここに来たのか尋ねます。
すると、これに河松は日和がいなくなった後“つまらぬ用事でここに来た”とすれば、
過去にここへ自害をしに来たことを思い浮かべました。
そう、日和を探しさまよっていた河松は、
日和を見つけられなかったことから日和を守り切れなかったときのことを
考え自分の命を絶つ場所を探していたのです。
その場所が「鈴後」。
続けて、河松はかつて「鈴後」が「白舞」と同じ“霜月”の一族により
治められていたことや、その大名の名が“霜月牛マル”であったことを日和に告げます。
さらに、牛丸がある一匹の狛狐をつき従えていたことを明かすと、
日和はその狐に着目しました。
また、そうした日和に河松は言葉を続け、
“常世の墓”という「鈴後」の風習を知っているか尋ねます。
これに日和が、「鈴後」の寒さゆえに埋葬した遺体が数百年腐らないという、
“常世の墓”の意味について口にすると河松はそれを肯定し、
「鈴後」に作られる墓の墓標が“刀”であることをつけくわえました。
あわせて、それらの中には名刀も混ざっていることから
墓荒らしも絶えないことを言い、河松は当時に思いを巡らせます。
自分の命を終わらせるため、「鈴後」にやってきた河松の耳に
狐の鳴き声が聞こえてきました。
それは、墓荒らしをしようとやってきた荒くれ者達に
吠えかかる狐の鳴き声で、吠えかかられた荒くれ者達は一目散に逃げ去っていきます。
さらに、その狐はやってきた河松にも吠え掛かりますが、
その狐の姿に河松は驚きで目を見張ります。
そう、その狐はかつて「鈴後」を治めていた
“霜月牛マル”の相棒狐“オニ丸”だったのです。
思いもよらないオニ丸との再会に、
河松はオニ丸に一度会ったことがあることを告げました。
すると、そうした河松の目の前でオニ丸は倒れてしまいます。
これに河松は、慌ててオニ丸に駆け寄ろうとしますがその時、
河松の目に橋の上にある巨大な城が目に入り、
河松はある事実に気がつきます。
それは、オニ丸が牛マルの城を墓荒らしから
守っていたというものでした。
「鈴後」の人々は、生まれると刀を贈られては刀と共に生き、
死した後その刀はその人の墓標となります。
その後、河松は倒れたオニ丸に食料を分け与えては介抱し、
“食わねばその傷も治らぬ”としては“死んでは主人の墓も守れぬぞ”と、
オニ丸を励ましました。
対し、オニ丸も河松の与えてくれた油揚げをおいしそうに食べます。
時は流れ、傷の癒えたオニ丸が聞こえてくる音が気になり小屋を出てみると、
河松が墓から刀を抜いていました。
そうした河松に、オニ丸は怒ったように吠えますが、
河松はオニ丸に“騒がない”よう言うと作業を続けます。
そうした、作業をやめようとしない河松に、
オニ丸は抗議するように吠えついには、河松の左腕にかみついてしまいます。
これには、さすがの河松も驚きオニ丸に離すように言っては、
説明に困りつつ自分も死者の眠りを妨げたくはないという気持ちを口にしました。
次いで、13年後に再び大きな戦が起きると、
自分の考えを説明し始めます。
「必ずや国中の侍達が士気高らかに立ち上がる日が来る!!!」
「その時に必ず必要になるのだ“大量の刀”が!!!」
そう言っては、戦場では目の前で死んだ仲間の刀を
手に取り前に進むことや、“刀に宿る魂が侍を強くし敵を打ち破る”ことを続けては、
“ここはまだ戦場なのだ!!!”
とオニ丸に語りかけます。
ですが、オニ丸はこうした河松の言葉を理解できるはずもなく、
河松を止めようとオニ丸は河松の腕にかみついたまま押し倒しました。
「「百獣海賊団」と「ワノ国」の戦は」
「まだ終わってはおらぬ!!」
「刀を眠らせるにはまだ早い!!!」
このように言い、押し倒してきたオニ丸と取っ組み合いをしつつ立ち上がる河松。
さらに、その日までむやみに刀を奪われるわけにはいかないとしては、
そうなる前にすべて回収し隠すことが自分に与えられた任務だと言うのです。
「日和様をお守りできなかった拙者には…!!」
「せめてこれくらいしかやることがないのだ…!!!」
涙ながらに訴えかける河松ですが、
オニ丸は変わらず唸り声をあげ河松の腕に噛み付き続けています。
そうしたオニ丸に、河松は“腹がへったのならさっさとこの腕食いちぎって持っていけ”と、
墓荒らしをやめないという決意を涙ながらに叫び、つるはしをふるい続けます。
すると、どうでしょう。
河松の思いが通じたのでしょうか。
これまで頑として河松の腕を離さなかったオニ丸が、
ゆっくりと口を離し傷を舐め始めたのです。
以降、オニ丸は河松を止める事なく見守っていました。
それどころか、あくる日河松が小屋から墓場に出てくると、
オニ丸が墓に刺さっている刀の根元を掘っていたのです。
これに河松は、オニ丸が自分の行動の意味を分かっているのかと驚きます。
その後、河松は刀の隠し場所として地下に穴を掘り、
雪が降り凍り付きそうな日にもオニ丸とともに“墓荒らし”を続けました。
それから、あまりにも食料が手に入らないことから、
河松が墓荒らしで手に入れた刀の一・二本を売ろうと心揺らぐとオニ丸がそれを戒めるように吠え、
ある日は河松が食料を拝借してくると、
オニ丸はさも嬉しそうに鳴き声をあげるのでした。
こうした日々を送っていたある日、
「鈴後」に本物の墓荒らしがやってきますが、
そうした彼らを河松は追いかけ、墓を荒らされぬよう追い出します。
対し、彼らはそうした河松に息巻いては正体を尋ねますが、
河松は本名を明かすわけにもいかず、
頬かむり姿で見栄を切っては
“おいはぎ橋の「牛鬼丸」”と名乗りを上げました。
これにオニ丸も、合わせるように鳴き声を挙げます。
次いで、河松は逃げる墓荒らしたちに、
ここから先が「鈴後」本郷であることと
墓の物に手を付けさせる気がないことを告げれば、
彼らの武器を置いていくよう追い立てるのでした。
それからしばらくしたのち、都へ食糧調達に行った折、
わけあって戻ることができなくなってしまったと、
河松は言葉を締めます。
一方、日和は河松の説明に“牛鬼丸”の名があったことを不思議に思いましたが、
その横では河松が油揚げを盗もうとして侍達に捕らえられたときのことを、
思い返していました。
そこで日和は、河松にその狐に会いに来たのか尋ねます。
すると、こうした日和の問いに河松は、
オニ丸がいつまでたっても帰らぬ自分に愛想を尽かせたであろうことを指摘すれば、
せめて当時隠した刀が残っていれば
数万人分はまかなえることを口にしました。
こうして二人は歩を進め、
ゾロのいるところまでやってきます。
そのまま日和が、まだ離れた場所からゾロに呼びかけると、
ゾロは呼びかけてきた日和に牛鬼丸が姿を消したことや、
目の前の扉を開けていったことを告げ、
牛鬼丸を追うべきか扉に入るべきか決めかねていました。
河松は、そのようなゾロに対し一言、
そこが“地下への入り口”であることを告げ、
ゾロを驚かせるのでした。
こうして、3人は地下へと降りていきました。
それから、地下へ到着したところで、
河松の“スマートタニシ”に着信が入ります。
その相手は錦えもんで、通話が始まり河松の声が聞こえた瞬間、
錦えもんは河松の無事を喜びました。
対し、そうした錦えもんに河松が、
「兎丼」の一件で兵力が増えたものの刀が足りないことを静かに問いかけると、
錦えもんもそれを肯定し20年の間に国中の刀を没収したオロチを恨むように、
刀が足りない理由を口にします。
そこで、河松はそうした錦えもんに、
“何千の兵が集まろうとも刀はいくらでもまかなえる”事を告げ、
錦えもんを驚かせました。
次いで、指定の場所へ人を寄こすように言うと、
河松は目の前の武器が自分が集めた数よりも多いことから、
誰が集めたのかと考えを巡らせるのでした。
こうして、懸念していた刀不足が河松により解消され、
そのことが錦えもんに伝えられた頃、
牛鬼丸は地下への入り口から離れた木の陰に身を隠していました。
そこであたりを見渡し、誰もいないことを確認すると、
息を切らせつつ煙を立ち昇らせ、
なんとオニ丸の姿にその姿を変えます。
そう、河松が捕らえられた後、
「おいはぎ橋」で人々から武器を奪い続けていた“牛鬼丸”は、
オニ丸が姿を変えた“牛鬼丸”だったのです。
その後、オニ丸はその場でへたりこんだ後、
上機嫌でその場を後にするのでした。
場所は戻り、刀を保管していた地下室では、
日和がゾロに“秋水”を「ワノ国」に返すよう求めていました。
それにゾロは、改めて自分のものであることを主張しますが、
日和からは驚くべき言葉が返ってきたのです。
「代わりをさしあげます!!」
「私が亡き父から譲り受けた刀」
「名刀「閻魔」!!」
「カイドウに唯一傷をつけた伝説の刀です!!」
日和のこの言葉に、ゾロは驚き耳を疑うのでした。
953話完…
954話に続く
⇛954話でカイドウとビッグマムが同盟を組む真の理由が明らかに!
ビッグマム海賊団の全メンバー一覧はこちら。
⇛ビッグマムのメンバー一覧まとめ!
黒ひげが22億ベリーになった真相とその実力について!
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