829話「四皇ビッグマム」も登場し、その能力の片鱗も明らかになりました。
そして、ジンベエとビッグマムが対面し、2人の話し合いが始まろうとしたのも束の間・・・
ビッグマムから「一味を抜けないよな?」とまさかの指摘を受けるはめに。
830話「賭けられる男」見ていきましょう。
ネタバレ1:ジンベエの固い決意とは?
ちなみに、前回のビッグマムについての考察はこちらでお伝えしています。
数時間前にジンベエが自分の一味達の前に熱く語っているシーンから始まります。
というのも、自分がタイヨウの海賊団を抜けて、麦わらの一味の船に乗ろうと考えているからです。
そこにはたくさんの魚人たちや、ワダツミ、そしてアラディンの姿も。
ジンベエは真の海賊王になる男は麦わらのルフィだと考えているようです。
その理由は定かではありませんが、ルフィが泣き苦しんでいた姿を見てもそう思うのには何か明確な理由があるのではないでしょうか。
ジンベエがルフィの力になりたいと考えているのも、ルフィの強さを評価してという訳ではなさそうですね。
ジンベエといえば、ルフィのことを頂上決戦でも全力で守っていましたが、それは単にエースの意志を汲みとって助けただけにも見えました。
この辺りについては別途考察したいと思います。
そして、久々に登場のアラディン。
そして、ジンベエのセリフが管理人は最も痺れました。
『わしゃああの男の力になりたい』
『彼の船に乗ってこの生命を捧げたい』
このセリフです。
ここまでハッキリと自分の覚悟を持っているということはびっくりですね。
自分の命を捧げるというのは相当な覚悟だと思います。
それを『捧げる』と言っているので死ぬことも恐れない、それくらいの覚悟で麦わらのルフィの役に立ちたい、そう考えているのでしょう。
この発言によって、ジンベエが仲間になることは将来的にはほぼ確定的な予感です。
そして、アラディン達も二年以上にも渡ってジンベエが魚人族の人間たちの為に尽くしていたことを伝えます。
七武海に入ったのも、ビッグマムの傘下に入ったのも、全ては魚人族の為でした。
何より、今回麦わらの一味の船に乗船することも、巡り巡って魚人族の為でもあります。
周囲の人間たちが認めないわけがないでしょう。
そして、行ってくれ!とむしろ船出を歓迎する仲間達。
仲間の人望が非常に厚かったことが伺い知れます。ジンベエは義理堅い上に仲間をこの上なく大事にするのげ、自然の周囲の人間からの信頼も厚かったのは間違いないでしょう。
しかし、ビッグマムが傘下を外れることをすんなり許すはずがありません。
シャーロット家の29女、シャーロットプラリネ(なぜかアラディンと結婚してるみたいです笑)によれば、ビッグマムの傘下を離れると言った海賊たちはひとり残らず死んでいるとのこと。
こちらがプラリネ。
ちょっと性格が悪そうですね(笑)
ヤクザの世界では指を切るということが普通に行われてますが、まさか命を落とすということが普通に行われているとは驚きでしょう。
ジンベエがビッグマムの元を離れるのには時間がかかりそうな予感もしてますね。
ネタバレ2:ジンベエの命が危うい!?
モスカートが死んで悲しむ人間たち。
機嫌が悪ければ、実の息子でも一切容赦はしないビッグマム。
これはジンベエが死亡するフラグが立っているといってもおかしくはありません。
そして、ジンベエが一味を抜けるというのを知って、悲しむ「お菓子たち」
(お菓子達もジンベエの仲間なのでしょうか?)
そして、そんなお菓子たちをビッグマムは「黙れ!」と一蹴し、食べてしまいます。(鬼畜ですね笑)
ただ、親の盃を返すということはただでは済まないのは極道の世界では当然のことなので、海賊の世界も同様に”罰”を与えるようですね。
ビッグマムはルーレットを持ち出します。
そこには頭、手、足が描かれています。
これはハンターハンターの中で描かれていた、「死亡遊戯」を思い出しました。
この時は刺した所が自動的に矢が刺さっていましたが、ビッグマムの場合は普通のルーレットだと思われます。
しかし、ビッグマムの命令とあれば、ジンベエも逆らうことはできないでしょう。
体の一部を失った状態で仲間になったとしても、かなりの戦力ダウンになってしまいそうです。
ローのオペオペの実の能力でもなければ完全に復活することは難しいのではないでしょうか。
残念ながらローはホールケーキアイランドには来ていないため、ジンベエの手術をするとしても時間的に間に合わないでしょう。
この無茶振りをどう回避するのか、展開を見守りたいと思います。
ネタバレ3:ホールケーキアイランドに到着したルフィ!
ルフィ一行は前回襲ってきた蟻みたいな敵を全滅させていました。
ルフィ達が何気にアッサリ勝ってしまったように見えましたが、どうやら眠らせているだけのようです。
一時的に眠らせているだけで、アリ達が目を覚ましたら一溜りもないようです。
そして、そこで衝撃の真実も発覚します。
なんと、ペドロがペコムズ達と一緒に海賊をしていたというのです。
それも、イヌアラシ男爵とネコマムシの旦那の役に立ちたくて、ポーネグリフを探し求めていたから、ということでした。
狙いは世界に4つしかない、ロードポーネグリフの1つを手に入れようと、ビッグマムの領域に立ち入りましたが、あえなく敗北。
しかし、このポーネグリフを手に入れることで、ラフテルにかなり近づくことにもなります。
現時点でロードポーネグリフを所持している人間は、ゾウの2人の王、ビッグマム、カイドウのみであり、残りの1つはどこにあるのか現時点では不明。
ルフィが今後カイドウを倒し、ビッグマムの持つロードポーネグリフも手に入れることができれば、最もラフテルに近い存在になるでしょう。
ここで、気になるのが世界で唯一ポーネグリフを解読できる人間、ロビンの存在です。
他の海賊たちにも狙われるのは間違いないので、ロビンの争奪戦も再び行われることも必須でしょう。
こう見ると、ルフィは海賊王になるために、何かに導かれているようにも見えますね。
ホールケーキアイランドに到着して、港には誰かが待ち受けているようです。
初めて四皇の要塞に望む麦わらの一味ですが、果たしてどのような展開になるのか注目していきたいと思います。
そして、ここからは気になる今後の考察についてもお伝えしていきます。
考察まとめ1:ゴールドロジャーがゾウを訪れていた事実が発覚
やはりというべきか、ロジャーがゾウを訪れてロードポーネグリフを見ていたことが確定しました。
イヌアラシとネコマムシの2人もロジャー一味以外では26年間一切見せたことがないとのこと。
つまり、ロジャー達はここでロードポーネグリフを見て、ラフテルに行ったものと思われます。
しかし、気になるのが、ロビンのような考古学者もいなくて一体どうやって解読したのか、その真相が気になるところでしょう。
1つ考えられるのが、ロジャーが「万物の声が聞けた」というレイリーの発言ですね。
ロジャーが万物の声を聞けたということは、ポーネグリフの意味も感じ取ったのかもしれません。
それは単に読めるという次元ではなくて、文字の情報場から書いた人間の感覚に触れて感じ取る共感覚のような能力を持っていたということなのでしょうか。
たまに、超能力スペシャルなどで、読んでいない本の内容を感じ取って内容をスラスラと喋れる人なんかもいたりしますが、あれと似ている感じでしょうか。
もしくは単に悪魔の実の能力だったら、ちょっと意外性がないですね。
いずれにせよ、ロジャーが”解読”できた可能生が一番高いように思えます。ロジャーといえば空島編ではポーネグリフで自分の言葉を残していたこともありました。
「我ここに至り この文を最果てへと導く」
という衝撃の一文が書き記してありました。
間違いなく、ロジャーは古代文字を扱えたのだと思われます。
ロジャーの共感覚の真相については、いずれロジャーの過去編などが描かれた時に明らかになるのでしょうか。
考察まとめ2:ルフィの”星”について
ブルックが発言していた、ルフィが「こういう星のもとに生まれてきた」というワードがありました。
これは非常に気になるところでしょう。
これは過去にフーシャ村の村長がルフィに対して言っていた発言にも近いものがあります。
「”夢”か”運命”か」
という言葉から分かるように、ルフィの周囲の人間達はどこかルフィが海賊王になる運命にあると感じているのは間違いありません。
それはルフィが単に強いから、というわけではなく、ルフィには飛んでもない”何か”があると感じているからではないでしょうか。
例えば、鷹の目のミホークは頂上決戦でルフィと久々に(一瞬ではありますが)相まみえたことがありました。
『能力や技じゃない-
その場にいる者達を次々に自分の味方につける
この海においてあの男は最も恐るべき力を持っている』
このような発言もありました。
つまり、ルフィは最も恐るべき力「その場にいる人間を仲間にする能力」を持っていることを脅威に感じているのでした。
これは、つまり四皇でも例外ではないでしょう。
今回のホールケーキアイランド編ではルフィはビッグマムと戦わないと予想をしていますが、それはビッグマムを味方につけることになるでしょう。
これこそ、ルフィが最も恐るべき力であり、脅威だと思います。
いずれはDの一族vs天竜人の構図で、ドフラミンゴやカイドウ、黒ひげまでも味方に付けて、世界中を巻き込んだ戦争に発展すると予想していますが、ルフィ達がどこまで敵を味方にしていくのか注目していきたいと思います。