963話までの展開を振り返りつつ、
964話への考察をどこよりも詳しく解説していきます。
ミンク族と光月の関係から紐解く、
滅ぼされた王国の謎でしたり、
オロチの正体から、このワノ国編において
一体何を狙っているのか徹底考察していきます。
39年前からの過去編の中で登場したオロチ…
元々はなんと白舞の大名、康イエの元にいた人間であることが発覚してます。
そこからいかにして成り上がったのか?
最終的に何を狙っているのかお伝えしていきます。
[toc]
964話考察1:ミンク族と光月家が数百年前に何故契りを結んだのか。
前回までのあらすじはこちら。
⇛963話「侍になる」ネタバレ考察!
ゾウ編で、ルフィ達が上陸した後、旱害のジャックによってゾウの首都クラウン群は壊滅的なダメージを受けていた。
それは雷ゾウ1人を護る為に公国全員でジャックに立ち向かった結果であった。
彼等がそもそもワノ国の雷ゾウを護った理由は、光月家。
つまり代々ワノ国の将軍を務めてきたであろう家系の者達と兄弟の契りを結んでいたに他ならない。
だが、そもそも何故ワノ国の光月家とゾウの人間は兄弟の契りを結んだというのか。それについて考察を膨らませていきたい。
彼等が兄弟の契りを結んだのは、例の滅ぼされた王国が関係しているのか?
“光月家とミンク族が数百年前に兄弟の契りを結んだ”という事で文章が終われば、
光月家かミンク族か、どちらか一方が助けて、それに恩義を感じたどちらの家系が「命を助けてくれて本当にありがとう!!
もし、出来る事なら、兄弟の契りを交わさないか?」と契りの提案を求めた。
それに応じたどちらかが応じて、
結果彼等は兄弟の契りを結んだと終わればいいが、
管理人は彼等の兄弟の契りが二者間で結ばれた兄弟の契りとは思えない。
つまり、新世界で共に住んでいる光月家とミンク族が兄弟の契りを結ぶ事自体に大きなバックストーリーがあると考えている。
それは両方の一族が兄弟の契りを結ぶようにしたのは、
クローバー博士の話で明かされようとした例の「滅ぼされた王国」が関係しているのではないだろうか?
古代のミンク族と光月家はそれぞれ同じ場所、つまり滅ぼされた王国で暮らしており、そこで兄弟の契りを結んだ!?
そもそも、兄弟の契りを光月家とミンク族が結んだ場所というのは、
ゾウやワノ国ではなく、元々滅ぼされた王国ではないだろうか?
何故なら、ゾウとワノ国にいえる事は到達する事さえ困難である事、
ワノ国は山を登る滝からでないと入国できない場所で、
ゾウに至っては幻の国と言われており、常に歩き続けるズニーシャもあって見つける事さえ難しい。
しかも、ワノ国に住んでいたおでんや錦えもんに至っては
航海術が伝わっておらず、ミンク族も同様に航海術が無く、
子供時代のベポやイヌアラシやネコマムシは小さいボートで無謀にも
危険すぎる新世界の航海を始めて漂流してしまった。
つまり、数百年前の彼等の先祖が互いの島に行き来して、
兄弟の契りを結べたというのは考えにくい。
では、どうやって兄弟の契りを数百年前に結べたのか?
その理由は元々彼等は滅ぼされた王国の出身であったからだ。
つまり、ゾウやワノ国で兄弟の契りを結んだのでなく、
元々同じ国の出身であったのではなあったのではないだろうか?
これを当てはめれば、彼等が航海術を持っていなくても、
歩いて行ける距離で契りを結べたかもしれない。
そして、更に兄弟の契りを彼等が結んだのはDの王族がそうさせてはないだろうか?
つまり、古代の光月家とミンク族は彼等をおさめていたDの王族を護衛の一族で、
王族を護衛する傍らで仲良くしていたのではないだろうか?
だが、Dの王族を狙う世界政府の前身ともいえる侵略者によって
滅ぼされてしまったのではないだろうか。
その時、互いの光月家とミンク族はDの王族を護り切れず、
外海へと逃げるほかなかった。
故に兄弟の契りを結び、互いの身を護る様にしたのではないだろうか?
仲が睦まじく、互いに王族を護っていたこそ、
その結束は固く兄弟とも呼べる仲になっていた。
964話考察2:河童“川松”の正体は魚人、それに連なる悲しきストーリー
光月おでんを慕う赤鞘九人侍の1人であり、
ワノ国最強の横綱と言われた河童の河松。
そして、今回の963話“侍になる”で彼がワノ国上陸した経緯が分かった。
河松は元々ワノ国の出身でなく外海の出身であり、
当時は乗っていた船が壊れてしまい、ワノ国へと流れ着いた。
知りもしない島へと上陸した親子は食べ物と水を手に入れる為、
地元の人間に助けを求めた。
ところが、ワノ国は鎖国国家であり、
姿形が自分達と違う人間に差別を働いた。
丁度シャボンディ諸島でハチがヒューマンショップで気味が悪いと
罵詈雑言を吐かれた様に、傷心の親子へ石を投げられる羽目になった。
結果的に河松の母親は衰弱し、死ぬ間際に魚人は世界中で迫害をされているといい、
「河童」として生きる様に河松へ遺言を遺しこの世を去った。
その後、河松は自身を河童といい残飯を食べていた様だ。
さて、ここから管理人の考察だが、二つの疑問が浮かんだ。
そもそも河松親子は何故船で航海をしていたのか?
そして、河松が何の魚人か確認されていないからだ。その事について考えていきたい。
河松は人間の父親と魚人の母親から生まれた“半魚人”ではないか?
河松の母親は魚人が世界中で迫害を受けているから、お前は河童と名乗りなさいと言われた。
だが、迫害を受けているのが分っているなら、航海をする理由がないのではないだろうか?それなら同族がいる魚人島で暮らすのが良い筈である。
だというのに彼等親子は魚人島で暮らさず、新世界を航海して難破してワノ国にたどり着いた。
それは河松が人間の父親と魚人の母親から生まれた“半魚人”であり、両親は世界から完全に忌避される“人間と魚人の恋愛”をして迫害されたのではないだろうか?
ワンピースの世界は魚人が迫害を受けており、
人間が住めない深海10000mで追い込まれていた。
人間は数が多く、姿形が魚として魚人を気味悪がっていた。
人間側は近寄る事でさえ嫌と言える。だがもしも、そんな気味悪い人種を愛し、果ては子供が生まれたとするものがいたとしたら?
その人物こそが河松の父親で“人間”はないだろうか。
他の人間と魚人に迫害された二人の悲しい愛のストーリー(超独自考察)
ここからはだいぶ飛躍がある超独自の考察のお届けになります。
人間であった河松の父親は人里離れたグランドラインの島で漁師をしながら、
1人生計を立てていた。
だが生計を立てるには珍しい良い魚を捕らなければ、
他の同業者に勝てず、売れないので彼は無茶な素潜りを続けていた。
そして、遂にその時が訪れた魚を捕れたのはいいものの、
暴走したウラヌスによって安定しないグランドラインの天候は彼に毒牙を向いた。
彼は意識を失い、死ぬと思った矢先、誰かに助けられる感覚があってそのまま意識を無くしてしまう。
そんな中、懸命な誰かの声で目が覚めた。
だがそこに居たのは緑色の身体と水かきがある魚人の女性であった。
そう彼女は河松の母親であった。
彼女は魚人でありながら、魚介類よりも野菜が好きな女性であった。
そして、太陽がある地上には美味しい野菜が実ると聞き、特にキュウリに心惹かれていた。
ついに決心した彼女は魚人島から地上を目指して、島を出た。その矢先、1人の男が溺れているのを見て心が優しかった彼女は人間など関係なしに彼を助けた。
「まさか、俺が魚人の女に助けられるなんて。」とびっくりしつつも、
世間と離れた場所で暮らしていた男には世間の人間よりも魚人排斥の意識が薄く、
何より自分を助けてくれた女性に恩を感じる様になっていた。
そして、魚人島から行く当てもなく来た彼女に住む家がない。何より地上では魚人は迫害される。
「オメェさん行く当てないなら、俺の家で暮らさないか? 野菜とかも買ってきてやっからよぅ。」
と名前はマッサクと言う彼女の恩義に報いるべく、提案を受けた。
「本当におら此処に住んでもいいんか!?」
と泣いて喜ぶ彼女、名前はオウメ。
互いの恩義を感じた二人は暮らし始めた。
マッサクは魚人族のオウメの力を借りて、
以前よりも良い魚が釣れるポイントを教えてくれ、大漁の日が続いた。
不定期な暮らしが安定するにつれて、
マッサクとオウメの仲も安定していった。
そして、遂に二人は子供に授かる事になった子供はオウメのような緑の皮膚とマッサク譲り赤いボサボサ髪を受け継いだ。
名は河松と名付けられた。
マッサクとオウメと河松の親子三人は漁をしつつ、
オウメが長年夢を見ていた家庭農園を実現し、
野菜を育て売る様になった。
あの日が来るまでは…。
「マッサクの奴、妙に大漁じゃねェか?」
「ああ、俺っちの取り分が無くなるぞ、オイ!!」
「一人身にしては、妙に楽しそうなのはなんなんだ。」
そう、マッサクの頑張りは他の同業者の取り分に影響を受ける様になった。現実世界と違って、明確なテリトリーがないワンピースの漁業業界は、正に捕るか捕られるかの海の男達の戦いであった。
ところが、1人で漁をしているマッサクは明らかに数年前から漁の調子がいい。そんな話が同業者の妬みから、多くの漁師に波及していく。
「そうだ、アイツの後をツイテいこうぜ!!」と漁師の間で提案がなされた。そして、漁師一行はマッサクが住んでいる島へとたどり着いたが、そこで信じられないものを見た。
「オイ、あの女魚人じゃねェか!!」「みろよ、あのちっこいのも魚人じゃねェかよオイオイ!!」
驚愕する漁師は察した。そうマッサクが近年大量の理由と楽し気な理由が遂に分かった。
いや、そんな事は最早どうでもよかった。人間と魚人が子供を授かっている!!その気持ち悪さが彼等を支配した。
「オイ、マッサクテメェ魚女と子供こさえやがったな!!」
「なッ、オメェさん達どうして此処に!?」
マッサクは驚いた。常に1人漁の競りから帰っていたのは彼等の様な迫害をする連中から追求を避ける為であった。
「構う事はねェ、アイツ等やっちまえ!!人類の恥だ!!」武器に手を取る漁師達はマッサク親子へ襲い掛かった。
「馬鹿野郎共!! 俺の女房と息子になにしやがんでィ!!!」
マッサクは動きは速かった。いつの日かこんな日が訪れていたのかもしれない。
「父ちゃん!!」「あんたぁ!!」
「こうなりゃ、この地上にお前等の生きる場所はねェ!! オウメ、河松を連れて深海に戻れ!!」マッサクは果敢に戦った。
「母ちゃん、父ちゃんがアブねェよォ!!」泣く河松。
「河松、逃げるよ!!」
「嫌だ!!父ちゃんうわああああ!!!!」
親子は海へと逃げていった。それを見て安心するマッサク。
(すまねェ、オウメ、河松…こんな事をしでかした俺を赦してくれ!!)
人間と魚人の恋愛。それは世界が許せない恋愛。彼等3人にはとてもとても辛いものであった。
(だが、それでも俺はオメェらと暮らせて良かったぜィ!!)
マッサクは大立ち回りを見せた。全ては深海に行こうとも追撃しようとする護る為に。
そうしてマッサクは力尽きるのであった。
地上から深海にきたオウメと河松は泣きながらも、魚人島に辿り着いた。
「母ちゃん…おれ達どうすればいいのかな。」
「おらに任せとき、母ちゃんがついとる。」
オウメは兎も角として、河松はどちらかというと魚人よりの容姿。ここなら迫害を受けないと思った。
「えっ、どういうことですか。ここでおら達暮らしたいかんのですか!?」
「ならんぞ、オウメ。その子は明らかに体温が高い。まるで憎い人間のようじゃ。」
そう、人間どころか魚人達にも迫害されずとも、理解を受け入れなかった。
人間とのハーフである河松は普通の魚人族の子供よりも体温が高く、人間の臭さもあった。それが彼等に耐え切れなかった。
「オウメ、オメェさんならここで暮らしてもいいが、その忌み子は駄目じゃ、棄てろ。」
「じょ、冗談じゃねぇだ!!オラとマッサクの大事な河松を忌み子なんて呼ばせねェだ!!」
オウメは忌み子など聞き入れる筈がなかった。
「河松を捨てるいうなら、おらさここをもう一度出ていくだ!!」
こうして、河松とオウメは魚人島を出た。もう彼等の場所はここにもない。
「母ちゃん…俺達これからどうすれば。」
「大丈夫、母ちゃんに任せときついといで、河松。」
オウメは港を出ようとする新世界行の海賊船に目を付けた。
こうして、オウメと河松は新世界に辿り着いたが、船は新世界の天候に耐え切れずワノ国に着いたものの、
そこでも迫害を受けた。
衰弱するオウメは心と体が悲しかった。もうすぐで自分も死ぬ。河松を1人残す事になる。
「そうだ、河松…おめぇは河童になれ。」
「河童…?俺がか、母ちゃん。」
「魚人じゃねェ…妖怪ならまだ迫害されないかもしんねェ。だから胸張って河童として生きてけろ、それが母ちゃんの最期の願いだぁ…。」
「ご、ごめんな…河松。」
そういうと、オウメは事切れた。あの日、安穏が破られた日からオウメはたった一人で河松と共に生きようとした。だが、彼女は手に入れる残飯や水でさえ息子に渡した。病気になれば自分はもう助からないからだ。
だからこそ、オウメは河松に次を託したのだ。きっと誰にも馬鹿にされないような河童になってほしいと思わんばかりに。
「か、母ちゃん…!!うおおおおおおお!!!」
母が死んだ日、河松は河童として生きる事を決心した。受け継いだものを生かすために。
…といった(だいぶ妄想も入りつつの)考察である。
そして、ここからはいよいよ本題のオロチが今後どうなっていくのか、何を狙っているのか、その真相に迫っていきたい…
964話考察3:オロチは金を何に使うのか? ~オロチ下剋上列伝~
ここからは管理人が特に興味を持っている
黒炭オロチについてより抽象度を上げて考察をしていきたい。
ワノ国を牛耳る悪徳将軍、“黒炭オロチ”ワノ国の歴史上最悪の大犯罪者は
イム様風に言えば“歴史より消すべき灯”なのだが、
その正体は白舞大名“霜月ヤスイエ”に使える小間使いであった。
そして今週の963話“侍になる”でオロチは26歳の時からおでんから金を借りていた事が分かった。
傳ジローに「あんな奴に金貸していいんですか?」と伺うが、おでんは「独立してもアイツはおじきの息が掛かっているからな。」と言っている。
このことから、オロチは既に小間使いから一人の武士として認められている事が分かる。
更には、3年後おでんが29歳の時、
父光月スキヤキと最期の話をしているときに、
スキヤキ城で身なりの整えた武士の姿になっていた。
小間使いから既にワノ国の中心であるスキヤキ城で働いているとすれば、
現実で言えば地方の銀行員が本社の出世コースに乗ったようなものだろうか?
さて、今回の考察は黒炭オロチの金の使い道についての考察である。
恐らくオロチは金庫のお金も含めて、当然自分の野心の為に金を使っていると考えている。
オロチが唯一頼りに出来たのは金銭取引だけであった…。
オロチは現在光月おでんにあった11年間で描写だけを見れば、
花の都スキヤキ城で働く武士にまで昇りつめた。
白舞の小間使いの1人であったオロチが、どうして此処までの地位に行けたのか。
管理人はやはりオロチは賄賂を渡していたのではないだろうかと考える。
所謂口利きになって貰い、自分が出世できるようにして貰うのだ。
小間使いの仕事の一つにそれぞれ城に於ける役職の情報伝達があるので、
オロチは業務を利用して、様々な役職に面と向かって話せる機会がある身分となる事で、彼等の懐に金銭を提供していたのではないだろうか?
金銭を受け取った人間達からすれば、いい気分になるので、
オロチの要求を受け入れて、小間使いの仕事を増やさせもっと上の仕事を任される役職につけたのではないか?
何故なら、小間使いの仕事をいくらこなしても有能な働き者にしかならない。
だからこそ、金銭を提供する事でオロチは出世コースに乗れたのだ。
そして、此処でもう一つオロチに付け加える事があれば、
彼自身武芸など人を惹きつける様な魅力がないからこそ、
金銭の様な誰にとっても普遍的な価値で勝負するしかなかったのではないだろうか?
それを踏まえた上でオロチの野心がそもそも“野心”を持つようになったのはおでんの存在が大きい。
全ての始まりは、オロチの蛇の如き“嫉妬心”が頂点に昇り詰めるべく“野心”へと変貌した。
そもそも、オロチが何故ヤスイエの小間使いへとなったのか?
それは同世代のおでんへの嫉妬心を抱いたのが始まりではないだろうか?
おでんは幼少のころから剛力や俊足に優れ、多くの女性を侍らす様な豪快児であった。
18歳になるまでは、多くの女性がおでん節に心から惹かれ、
男たちは嫉妬心に駆られるも皆オロチが本当は憧れており、
本当は錦えもんや傳ジローの様に着いていきたかった。
だが、唯一オロチだけはおでんを好きになれずにいた。
自分と違い容姿や魅力や武勇伝に至るまで天と地程の差があった。
勝負にならなかった。
しかし、オロチは他の男達と違い、素直におでんに憧れなかった。
誰よりも嫉妬心が強くそれを保てた男であったオロチは何としても、
おでんを陥れたかった。
だからこそ、オロチは考えたのではないか?
「誰かにへりくだったとしても、絶対におでんを陥れてやる!!」
と嫉妬の如き矮小な炎はいつしか野心の様な大火となって、オロチを突き動かした。
いつしか、ワノ国の将軍となり光月家を転覆する為に。
965話に続く…
(964話の確定版考察は最速で上げていきます)
964話では、トキの正体が明らかに…
⇛おでんの妻との出会いとトキの本名が天月トキと明らかに!
前回のあらすじはこちら。
⇛963話「侍になる」ネタバレ考察!
⇛全懸賞金額が200億!これまでの海賊王や四皇含む懸賞金が明らかに…
ビッグマム海賊団の全メンバー一覧はこちら。
⇛ビッグマムのメンバー一覧まとめ!
黒ひげが22億ベリーになった真相とその実力について!
⇒黒ひげが22億ベリーになった真相、その意味とは?