イム様自体、レヴェリー編で唐突に分かったキャラ
ワンピースはイム様が登場するまでの間、2年後に入り、それまでは黒ひげが四皇へと昇りつめ、読者の誰もが黒ひげがラスボスでは考えました。
そして、カイドウとワノ国でぶつかる事が予定となり、ワノ国が終われば、ラフテルまで話が進むと思いました。
ところが、レヴェリー編で急に世界政府に、不戦の誓いを立てた空の王座の存在と誰もが座らない王座に座る謎のキャラ、イム様の唐突な登場にファンの誰もが驚きました。
イム様の登場は丁度2年ぐらい前になりますが、イム様の登場によって、ラスボスが黒ひげではなく、イム様が喰い込むことになったのです。
現に管理人の中では、ラスボスは黒ひげ一択であったのに、イム様が登場した2年間ですっかり、イム様がラスボスではないかと思う様になったほどです。
そんなイム様ですが、このキャラを出した理由はなんなのでしょうか?
キャラが出るには、理由がある
漫画に新キャラを出すというのは、必ず理由があります。販促はそれとして、そのキャラが出ることで、話の濃さが出てきます。
例えば、ローを例に例えると、ドフラミンゴに家族を殺されて復讐を誓うのと、コラソンというキャラが登場して、弟でありながら、ローを助ける為に命を絶った恩人、その本懐を遂げるのとでは、キャラが一人いる分、ローというキャラに深みが増しました。
つまり、新キャラを出す理由としては、他のキャラとの関連性を設け、行く行くはストーリーに絡むメインキャラとして話を進める訳です。
イム様の第一印象
そして、イム様の第一印象にも注目です。
イム様は初登場の前に、世界政府を創った20人の王が、20人の立場は平等で、その中からリーダー、つまりの王の中の王を設けないと、イーストブルーゴア王国国王ステリー王に打ち明けました。
その前振りがあった後、どの王が座ってはいけない王座に座るイム様が座ったことで、禁忌とされる行為になんら咎めが無いと感想を誰もが抱きました。
そして、世界政府最高権力者である五老星、現実時間で16年以上、ファンの間で五老星以上の地位の人はいないと思っていたのに、全員が膝を付いて命令を仰ぐ姿勢。
時間が経ちすぎた事もあり、管理人は「あの世界で一番偉い爺さん達よりも、上の地位があったのか!!」と思ったほどです。
それ程に、イム様の存在は全ワンピースファンの度肝を抜き、それまで気付いてきた五老星が一番世界政府で偉いという図式が破壊された日でした。
イム様は登場した理由は、真のラスボスとして出す為に考えられた
イム様は本当になんの前触れもなく、登場したキャラで、黒ひげがラスボス候補を外される程に威圧感があるキャラです。
ワンピースのラスボスとなると、やはり空白の100年、ある王国を滅ぼした元凶を実行した人物でしょう。
イム様はまるで何百年も生きている様な印象があり、恐らく五老星よりも高齢だと思います。
オダッチはワンピースが終わる前に、黒ひげでなく、イム様が真のラスボスとする為に出したのでしょう。