全ての魚が集う海、オールブルー
サンジの夢であるオールブルーは、サンジが幼少期の客船で先輩として接していた人に、世界中の魚が集まる海がこの世界の何処かにあると言われます。
彼は、夢物語だと言いましたが、サンジはその夢を追いかけたいと考えていました。
育ての親であるゼフもグランドラインに入ったのは、このオールブルーを見つける為だったと言います。
今回はそんなオールブルーについて考察を深めていきます。
影が薄いオールブルー
管理人としては、正直オールブルーからインパクトというか、影が薄いという印象があります。
何故かというと、オールブルーについて特に言及しているのが、主にサンジとゼフぐらいしか居ないからです。
その為か、読者の印象が薄く、ワンピースやロジャーの事を知っていても、オールブルーを知らない読者もいると思います。それ程に印象が薄いのです。
更に印象が薄いのに、拍車をかけるのが、オールブルーが霞むほど、ワンピースには一つ繋ぎの大秘宝をはじめ、海賊王や四皇、悪魔の実、世界政府など伝説、大物、幻、神秘等々の人物にしろ、悪魔の実にしろ、場所にしろ、動物にしろ、ワンピースの世界自体、プレミアやレアに囲まれた世界だと言えます。
それに引き換え、オールブルーは確かに全世界の魚が集まるのは凄いですが、場所が何処にあるのか分からないし、世界中の魚が集まるぐらいでは、料理人以外にあまり関心は寄せられないでしょう。
他のキャラから言及されないオールブルー
上記にも書きましたが、ゼフとサンジぐらいしかオールブルーは言及されていないのです。
世界政府もポーネグリフを解読出来る人間を逮捕していますが、オールブルーを見つけようとしている人間は特に逮捕には至っていないと言えます。
つまり、世界政府からしても、オールブルーというのは、野放しにしてもエエナぁという心意気なのでしょう。
実はこのことから、管理人が思うのは、世界政府の対応に疑問が浮かぶのです。
「ポーネグリフを解読出来るロビンは八歳で7800万ベリーの賞金を懸けられた。
オハラの過去回想は歴史を知るという事が世界政府にとって、世界的大犯罪になるというのが良く分かった。
では、オールブルーに対して、世界政府側やサンジやゼフ以外の海賊が言及していないのはなんだ?
レイリーもポーネグリフについて言及したが、オールブルーに触れていない。これはオールブルー自体が決して特別な海ではないという事だろうか?」
つまり、管理人としては、オールブルー自体は伝説ではないと考えているのです。
即ち、世界政府がオールブルーを言及していないのは、そもそも世界の海が繋がっていたからです。
オールブルーは元々世界の海が繋がっており、レッドラインによって分断されただけ
正解とするのであれば、オールブルーとは世界政府統治前の海の総称だったと思います。
海流が海の魚を運ぶなら、レッドラインが無い事で魚が世界中で獲れていたという事です。
イーストブルーでエレファント本マグロが獲れていた様に、他の海でも獲れていたのでしょう。